昨日の衆院選。
小選挙区で自公が圧勝する中、異常事態とも言える県があった。
沖縄
なんと沖縄県の4つの小選挙区全てにおいて、自民党の候補者が敗れたのである。
愛知や維新が強い大阪で与野党が拮抗する減少が見られたが、沖縄ほど極端な例は他にない。
ただし、それら全ての選挙区において、自民の候補者は比例復活を果たしている。
小選挙区の勝者の内訳は、共産・社民・生活・無所属とバラバラであったため、「とりあえず自民以外で」投票したことが伺える。
自民候補の比例復活は、反自民の有権者の中で比例代表の投票先が分裂したことが要因だろうか?
単に、沖縄が含まれる九州ブロックの比例票が入っただけなのだろうか?
沖縄県における比例代表の投票先にどのような傾向があったのかは興味深い。
しかし事実として、沖縄県内でも一定の自民支持はあったはずである。
沖縄1区と4区での票差は決して大きくなく、得票率で言えば3~4%の差に過ぎないのだ。
ただし、逆に2区と3区では得票率で20%差という文字通りの惨敗を喫している。
2区は普天間基地がある地域であり、
3区は辺野古を含む地域である。
投票者の意思は、自民信任の云々ではなく、「米軍基地にNO」であったことは明白なのだ。
これは先月の沖縄知事選において、米軍基地移設に反対である翁長氏が当選したことと同じである。
・ 沖縄県民の真意は?
ここで難しいのは、米軍基地反対が本当に沖縄県民の意見がどうかがよくわからないことだ。
つまり、「沖縄県での投票者」=「沖縄県民(古い言い方をすれば琉球民族)」であるとは限らないということである。
「沖縄 選挙 住民票」でググると、知事選前に数万人(7万人という発言あり)が沖縄に住民票を移していたという話が出てくる。
真偽は不明だが、これが事実で、彼らが自民の対立候補に投票したとすると、当選者が自民党候補につけた得票差とほぼ一致する計算だ。(一致する数を後から出したという可能性もあるが)
勿論、転居の自由は認められている権利なので、沖縄県外の米軍基地反対派が選挙のために住民票を移したとしても、うす汚いが違反ではない。
しかし、何かしらの方法でこのようなことを食い止めなければ、真の沖縄県民の意思がわからないままになってしまう。
・ 沖縄独立!?
今年、イギリスではアイルランド独立の是非を問う住民投票が行われた。
この時(少なくとも私の中では)危惧されたのが、日本でも沖縄独立という声が出てくるのではないかという問題だ。
誤解のないように言っておくと、私は沖縄を特別な目では見ていない。
これは、私が沖縄返還後に生まれ、沖縄県を47都道府県のひとつであるとして教育を受けたためだ。
無論、100年と少し前までは琉球王国だったという歴史については理解している。
しかし、大和民族や大和朝廷の勢力圏の内外という話をすれば、1000年前は東北や北海道も日本ではなかったのだ。
自分が生まれる前の話ならば、100年前も1000年前も同じこと。
現在、沖縄県は日本の一都道府県であり、他の都道府県民と同様に沖縄県民は日本人である――というのが私の認識だ。
しかし、沖縄県民自身が、自分たちをどのように考えているかまではわからない。
報道では、米軍基地の負担を沖縄に押し付けているということで日本政府に反感を持っているという話を聞くし、米軍基地反対のデモの話もよく聞く。
一方で、それは一部の人間、もしくは県外から来たプロ市民であり、根っからの沖縄県民は米軍に悪感情など抱いていないという話もある。
どちらにしても、そもそも公平な立場で聞き取りをしたのかがわからないため、本音が全く見えてこない。
できれば沖縄県民対象にアンケート調査などしてみたいものだ。(既にあったら情報求ム)
最悪、沖縄県民が日本から独立したいと言うのであれば、それはそれで仕方がないと思う。
問題は、独立後の関係だ。
独立するなら、日米の同盟国として、ないし永世中立国としてでないと困るのだ。
というのも、知事選に出馬した大城浩詩なる人物が、「琉球独立後に中韓の軍隊駐留を」と訴えていたのだ。
沖縄県民は賢明にも彼を落選させたようだが、もし本当に、沖縄に中国軍基地など作ったらどうなるかお分かりだろうか。
日米・琉中戦争の勃発である
実際、日清戦争・日露戦争では、朝鮮や満州といった防衛線を確保するために戦ったという面も大きかった。
現代においても、沖縄に中国軍の基地を作ろうとすれば、日本国民の生命を守るために、即座にこれを破壊するしかあるまい。
当然自衛権の範囲内であろうが、9条信者が心から戦争に反対するのならば、沖縄独立や米軍撤退など要求するべきではないのだ。
そして、沖縄独立・中国への擦り寄りが沖縄県民の本意でないならば(心からそれを願う)、これらを主張する不逞な輩は即刻沖縄県から締め出さねばなるまい。
・ 米軍基地問題
沖縄県民の真意がどうであれ、米軍基地が彼らの負担になっていることは事実であろう。
普天間飛行場は危険であり、辺野古を埋め立てると海が犠牲になる。
この際、普天間周辺の特に危険なエリアを国が買い上げ、まっさらな国有地にしてしまうのが一番ではないかと思うのだが、どうだろう?
当然、指定したエリアの土地所有者は黙っていないだろうが、充分な補償を与えてどうかひとつご理解頂くわけにはいかないものか。
そもそも沖縄県の内外に限らず、日本には土地がないのだ。
どこに行っても誰かが住んでいて、そうでないところは大体が神聖な山だ。
文句の出ない移転先など、そもそも存在しないと思うのだが。
ついでに言えば、「沖縄ばかり負担を・・・」と言うが、他の都道府県も別の問題で負担がある。
福島第一原発周辺の住民はあの施設があったばかりに住む場所を失ったのだ。
ちなみに、日本最大の原子力発電所・柏崎原発のある新潟で育った私は、日本の経済及び快適な生活レベルを維持するためならば、原発を容認派している。
・ 沖縄県民は何者か?
結局のところ、「沖縄県民は自身を何者だと認識しているか?」というのが問題の根幹である。
沖縄県民=日本人ならば、日本の防衛のために協力して欲しい。
それとも、日本に編入されただけの部外者である琉球人だと考えているのだろうか?
もしくは、同じ編入されるなら、日本人よりも中国人であることを望むのだろうか?
そしてもしも、沖縄県民が自身を日本人だと認識しているのにも関わらず、離散工作をしている連中が幅をきかせているようであれば。
県外から沖縄へ移住するのには、厳密な審査を行う法整備が必要となるだろう。
マスゴミ嫌いな木村幹人が、政治や社会系の出来事について持論を書き綴っていきます。自己紹介→http://mikitree.blogspot.jp/2013/09/blog-post.html
2014年12月15日月曜日
2014年12月2日火曜日
不況の原因について考えてみた ~無駄遣いのすゝめ~
本日、衆院選の公示が行われました。
最大の争点は、やはり景気対策になりそう。
夕方、日テレでは党首討論をやってました。
アベノミクスの採点ということで、自公と次世代が60点台を。
新党改革が、まだ道半ばだとして、50点満点中で30点台後半を出していました。
対して、政権時は動向を注視するだけで儲かったのは韓国だけだった民主党は「マイナス38万人」(笑)という頭の悪い回答。
共産党はマイナス50点。100点満点でマイナスつけるとか、小学校からやり直してくれ。
ちなみに私の採点では、55ってところでしょうか。偏差値で。
株価が上がり、円高もかなり解消され。
成長に繋がっていないのが残念だけど、新党改革の言う通り、現状ではまだ評価しきれないかと。
さて、そんな中で今回は。
なかなか回復しない景気について、その原因を経済学とか1ミリも知らない私が考えてみました。
・ 「売れる→儲かる→給料上がる」の好循環が必要
国会では賃金の引き上げについて議論されてますが。
企業としては、業績が良くないと給料アップなんて難しいでしょう。
一時的に業績が良くなっても、「また悪くなるかもしれない」と考えると慎重にならざるを得ない。
そして結局、給料は据え置き。
また、家庭では不景気の到来を恐れ、支出を抑えようとする。
これで余計に、企業の業績が上がらない。
「売れない→儲からない→給料上がらない(or下がる)」の悪循環です。
景気の回復には、まず好循環3要素のいずれかを実現させなけれなりません。
そこで国会がやっているのは、賃金を引き上げるということなのですが。
果たして、本当にそれが正解なのでしょうか?
・ 無駄遣いを悪徳とする風潮
ドラえもんを見て育ったアラサーの私は、のび太がママに「お小遣いを無駄遣いするんじゃありません」と叱られるシーンを度々目にしていました。
ここで言う無駄遣いとは、おやつやマンガで、玩具はなかなか手が届かないようでした。
しかし、これって本当に「無駄」でしょうか?
仮に無駄だとして、無駄遣いは本当に悪なんでしょうか?
先述したように、おやつもマンガも、買ってもらえれば企業が儲かります。
企業が儲かれば、社員の給料も上がります。
給料が上がれば、買い物ができます。
無駄遣いこそが経済の好循環に必要なのではないでしょうか?
・ 「無駄遣い=悪」は経済成長期の戒めか
何故、無駄遣いが悪いことのように言われるんでしょうか。
ひとつには、将来本当に必要なものができた時、無駄遣いばかりしていると肝心のお金がなくなることを危惧しているということがあるでしょう。
しかし一方で、(世代ではないので印象論ですが)バブルまでの高度経済成長期にあり余る金を好き放題に使ってきた日本人に、清貧とか慎ましさといったものを忘れないよう、戒めとして使ってきた言葉なのではないかと思うのです。
特にバブル期などは、ジュリアナやら何やら、当時の映像を見るとただただ「下品」だと感じます。
戦後の貧しい時期を経験した人などは、下らないことにお金を湯水のように使う若者は気に食わず、「無駄遣いをするな」と言ったのかもしれません(知りませんけど)
・ もしくは手遅れになってからの教訓?
無駄遣いをやめようというのがいつから言われだしたのかはわかりません。
だから、前の仮説は誤りで、実際はバブル崩壊後の流行語ということも考えられます。
――もうバブルは崩壊して不況に堕ちた。
――これからは今までのように自由にお金を使うことはできない。
――それどころか、更なる不況に陥る可能性だってある。
――将来、生活するためのお金すら失わないように、節約を心掛けよう。
そんな流れだったのかもしれません。
・ 高級志向から安いものや無料のものへ
クレヨンしんちゃんぐらになると、とーちゃんは安月給と罵られ、みさえはスーパーの安売りチラシとにらめっこという時代になりました。
家計を預かる主婦に限らず、男も若者も、とにかく少しでも安いものを求めるようになりました。
すると、勝ち組企業は「お客様のニーズに応える」をモットーに、値下げ競争を開始します。
「多少質が落ちてもいいから安いものを」ということで、生産現場がアジアへ移ったり。
大量に仕入れることで安く販売できる大手の小売店が、個人商店を蹂躙したり。
ビデオに続いてコミックも格安でレンタルできるようになると、古本屋が悲鳴を上げて。
ゲームも中古で買うようになると、メーカーは廉価品を出して対抗して。
ゲームはとうとう、無料の時代に突入しました。
とにかく安いものへ安いものへと志向が移り、それが当然の価値観になりました。
高いものには手を出さず、安くても必要な物以外はなるべく買わない。
高級品は買えるか買えないかという以前に、買ってはいけないものという認識になりました。
3000円のカツカレーを食べただけで、マスコミがこぞって政治家を叩くような時代です。
不況だ不況だと騒いでいる割に、そのメディアが不況を後押ししているという実態。
政府には消費税の前に、マスゴミの平均年収が500万程度になるくらいマスコミ税を取って欲しい。
・ スマートだったりガラパゴスだったりする、道具の統合
スマホなんかも消費全体を落ち込ませている原因かもしれません。
もしもスマホがなく、電話とメール機能しかない携帯電話だけだったら?
カメラに携帯音楽プレーヤー、メモを取る筆記用具に、ゲーム機に、電卓に、地図に、情報誌に、それらを入れる鞄に…。
スマホがないだけで色々なものが必要となり、逆説的にスマホはそれらの需要を奪っていることになります。
勿論、資本主義社会の自由競争の前提上、スマホを悪として禁止することなどできませんし、もしもなくなったら私も困ります。
しかし、スマホのような様々な用途がある道具の普及は、一対一の椅子取りゲームのような競争ではなく、一が勝って十が負ける殲滅戦、スマホ無双であるということも事実でしょう。
パソコンも同様ですが、生活が便利になった反面、社会全体の不況には拍車をかけているのかもしれません。
・ 「金を払ってまで手に入れるようなものじゃない」の心理
少し前、ビートたけし氏が、いちじくだか柿だかの販売についての報道VTRを見た時に、「俺が子供の頃はその辺の家になってるやつを勝手にもぎって食ってた」といったことを話していた記憶があります。
こういった、「無料で手に入る物(無料だった物)」というのは、いざお金を出すとなると買いにくいものではないでしょうか?
例えばポケットティッシュ。
街頭で無料で配っているのに、いざ必要な時にないと、わざわざ買うのに躊躇してしまうものです。
今、この流れで最もダメージを受けていると思われるのが音楽CD。
1枚1000のCDを100円か200円でレンタルして、カセットやMDに録音という時代があり。
やがてインターネット上での違法アップロード&ダウンロードという時代になりました。
まぁそれ以前にも、ラジオ番組からカセットに録音とかできたんですけど。
売り手はこれを防ごうと、CDにコピーガードをつけたり、違法DLを法律で禁止させました。
ところが、コピーガードは音楽を携帯端末で持ち歩きたい消費者心理と対立して失敗。
違法DLの方も、特に効果があったという話は聞きません。
今年のCD売上上位の顔ぶれも、握手券のAKBと、ジャニーズ、EXILEで全て埋まりました。
CDは音楽を聞くために買い求めるものではなく、ファングッズとして手に入れるもの、アイドルに収めるお布施のようなものとなっています。
結局、「歌に金を出す」という価値観を現代人は失ってしまったということでしょう。
また、現在の不況で理容室美容室などにも影響が及んでいます。
これまで個人で経営し、カットなら1時間で3000円台くらいが普通だったこの業界。
早い・安いをモットーにした大型チェーン店が登場しました。
15分1000円でやってくれるので、忙しい人にも、貧しい人にも、人見知りな人にも優しいお店。
更に、それすら嫌だという人は、お店に行かず自分で揃える程度にカット、雑誌などで切り方を教えてくれます。
さすがにかつて流行ったカリスマ美容師の需要までは食わないでしょうが、ごく平凡な家族経営のお店はかなり厳しくなってきたのではないでしょうか。
自分でもできるカットを、さほど腕が良いわけでもない近所の床屋に頼むというのは「無駄」に感じてしまうかもしれません。
あとは、ネットで大量の情報を入手できるようになったことで、料理のレシピを始めとしたハウツー本も売れなくなってきているでしょうし。
DIYの流行で、業者や家具メーカーなんかも需要が減っているでしょう。
私も、水道の蛇口が閉まりきらず水がポタポタしてた時、ネットで調べて自力で直しましたし、ダンボールで本棚とか作ったりしてしまいましたからね。
こういう風に「お金を使わない」という選択肢ができると、お金があってもわざわざお金を払わなくなるのではないかと。
・ せめて年寄りがお金を使えば・・・
お金を持っているのに使わないといえばお年寄り。
貯金に退職金に年金にと、お金はあるけれど使い道がない。
盆栽などお金を使う趣味でもあれば良いのでしょうが、そうでなけれな孫に小遣いでもやるか、振り込め詐欺に献上するか。
何で1000万とか持ってるのか、振り込め詐欺事件の報道聞く度に呆れます。
将来が不安だったのかもしれませんが、もうちょっとコツコツお金を使っていれば、景気は今よりもずっとマシだったかも。
お年寄りは医療費なんかにもお金が必要になります。
病気で入院した時のため、体が動かなくなって介護を雇うときのため、お金を残しておきたいと考えるものかもしれません。
しかし、その医療費・介護費って、保険でだいぶ安くなるんですよね。1割負担とか。
お年寄りに等しく医療・介護サービスを受けてもらうためという考えは分かるんですが、折角お金持っているのに割り引きしてどうするのかと。
持ってる人から金を引き出さずに誰から金を毟り取るのかと。
最近、家族が介護サービスを受けて、負担額の安さに疑問を覚えたところでした。
・ 必要なのは新たな消費価値観の想像
とにかく、「国民が金を使わないことにはどうしようもない」というのが私の考えです。
しかし、今更高級品を買わせるのは難しく、一度無料だったものが有料になっても利用しなくなるだけでしょう。
よって、景気の回復には全く新しい消費の価値観を創りだすことが必要なのです。
既存のツールを統合したものではなく、
既存の業種と競合するものではなく、
これまでとは完全に発想を転換させた、
多くの人が必要とし、お金を払うことに躊躇がなく、無料では入手不可能な。
そんな、なにか。
いや、私にはまったく思いつきませんけどw
アレンジが得意な日本人向きではないではないのかもしれませんし。
しかし、そういう斬新なものが出てきてくれないと。
アベノミクスどころではなく、資本主義そのものが行き詰まりとなるでしょう。
大企業は販路拡大とかやってますけど。
トヨタは世界中全ての人に車が行き渡ったら、宇宙人にでも売りに行くつもりなんでしょうか。
行き着く先は行き止まり、やっていることは成長という名の延命措置。
この世は全て有限なれど、有限をどこまで拡大できるか。
それが課題。
最大の争点は、やはり景気対策になりそう。
夕方、日テレでは党首討論をやってました。
アベノミクスの採点ということで、自公と次世代が60点台を。
新党改革が、まだ道半ばだとして、50点満点中で30点台後半を出していました。
対して、政権時は動向を注視するだけで儲かったのは韓国だけだった民主党は「マイナス38万人」(笑)という頭の悪い回答。
共産党はマイナス50点。100点満点でマイナスつけるとか、小学校からやり直してくれ。
ちなみに私の採点では、55ってところでしょうか。偏差値で。
株価が上がり、円高もかなり解消され。
成長に繋がっていないのが残念だけど、新党改革の言う通り、現状ではまだ評価しきれないかと。
さて、そんな中で今回は。
なかなか回復しない景気について、その原因を経済学とか1ミリも知らない私が考えてみました。
・ 「売れる→儲かる→給料上がる」の好循環が必要
国会では賃金の引き上げについて議論されてますが。
企業としては、業績が良くないと給料アップなんて難しいでしょう。
一時的に業績が良くなっても、「また悪くなるかもしれない」と考えると慎重にならざるを得ない。
そして結局、給料は据え置き。
また、家庭では不景気の到来を恐れ、支出を抑えようとする。
これで余計に、企業の業績が上がらない。
「売れない→儲からない→給料上がらない(or下がる)」の悪循環です。
景気の回復には、まず好循環3要素のいずれかを実現させなけれなりません。
そこで国会がやっているのは、賃金を引き上げるということなのですが。
果たして、本当にそれが正解なのでしょうか?
・ 無駄遣いを悪徳とする風潮
ドラえもんを見て育ったアラサーの私は、のび太がママに「お小遣いを無駄遣いするんじゃありません」と叱られるシーンを度々目にしていました。
ここで言う無駄遣いとは、おやつやマンガで、玩具はなかなか手が届かないようでした。
しかし、これって本当に「無駄」でしょうか?
仮に無駄だとして、無駄遣いは本当に悪なんでしょうか?
先述したように、おやつもマンガも、買ってもらえれば企業が儲かります。
企業が儲かれば、社員の給料も上がります。
給料が上がれば、買い物ができます。
無駄遣いこそが経済の好循環に必要なのではないでしょうか?
・ 「無駄遣い=悪」は経済成長期の戒めか
何故、無駄遣いが悪いことのように言われるんでしょうか。
ひとつには、将来本当に必要なものができた時、無駄遣いばかりしていると肝心のお金がなくなることを危惧しているということがあるでしょう。
しかし一方で、(世代ではないので印象論ですが)バブルまでの高度経済成長期にあり余る金を好き放題に使ってきた日本人に、清貧とか慎ましさといったものを忘れないよう、戒めとして使ってきた言葉なのではないかと思うのです。
特にバブル期などは、ジュリアナやら何やら、当時の映像を見るとただただ「下品」だと感じます。
戦後の貧しい時期を経験した人などは、下らないことにお金を湯水のように使う若者は気に食わず、「無駄遣いをするな」と言ったのかもしれません(知りませんけど)
・ もしくは手遅れになってからの教訓?
無駄遣いをやめようというのがいつから言われだしたのかはわかりません。
だから、前の仮説は誤りで、実際はバブル崩壊後の流行語ということも考えられます。
――もうバブルは崩壊して不況に堕ちた。
――これからは今までのように自由にお金を使うことはできない。
――それどころか、更なる不況に陥る可能性だってある。
――将来、生活するためのお金すら失わないように、節約を心掛けよう。
そんな流れだったのかもしれません。
・ 高級志向から安いものや無料のものへ
クレヨンしんちゃんぐらになると、とーちゃんは安月給と罵られ、みさえはスーパーの安売りチラシとにらめっこという時代になりました。
家計を預かる主婦に限らず、男も若者も、とにかく少しでも安いものを求めるようになりました。
すると、勝ち組企業は「お客様のニーズに応える」をモットーに、値下げ競争を開始します。
「多少質が落ちてもいいから安いものを」ということで、生産現場がアジアへ移ったり。
大量に仕入れることで安く販売できる大手の小売店が、個人商店を蹂躙したり。
ビデオに続いてコミックも格安でレンタルできるようになると、古本屋が悲鳴を上げて。
ゲームも中古で買うようになると、メーカーは廉価品を出して対抗して。
ゲームはとうとう、無料の時代に突入しました。
とにかく安いものへ安いものへと志向が移り、それが当然の価値観になりました。
高いものには手を出さず、安くても必要な物以外はなるべく買わない。
高級品は買えるか買えないかという以前に、買ってはいけないものという認識になりました。
3000円のカツカレーを食べただけで、マスコミがこぞって政治家を叩くような時代です。
不況だ不況だと騒いでいる割に、そのメディアが不況を後押ししているという実態。
政府には消費税の前に、マスゴミの平均年収が500万程度になるくらいマスコミ税を取って欲しい。
・ スマートだったりガラパゴスだったりする、道具の統合
スマホなんかも消費全体を落ち込ませている原因かもしれません。
もしもスマホがなく、電話とメール機能しかない携帯電話だけだったら?
カメラに携帯音楽プレーヤー、メモを取る筆記用具に、ゲーム機に、電卓に、地図に、情報誌に、それらを入れる鞄に…。
スマホがないだけで色々なものが必要となり、逆説的にスマホはそれらの需要を奪っていることになります。
勿論、資本主義社会の自由競争の前提上、スマホを悪として禁止することなどできませんし、もしもなくなったら私も困ります。
しかし、スマホのような様々な用途がある道具の普及は、一対一の椅子取りゲームのような競争ではなく、一が勝って十が負ける殲滅戦、スマホ無双であるということも事実でしょう。
パソコンも同様ですが、生活が便利になった反面、社会全体の不況には拍車をかけているのかもしれません。
・ 「金を払ってまで手に入れるようなものじゃない」の心理
少し前、ビートたけし氏が、いちじくだか柿だかの販売についての報道VTRを見た時に、「俺が子供の頃はその辺の家になってるやつを勝手にもぎって食ってた」といったことを話していた記憶があります。
こういった、「無料で手に入る物(無料だった物)」というのは、いざお金を出すとなると買いにくいものではないでしょうか?
例えばポケットティッシュ。
街頭で無料で配っているのに、いざ必要な時にないと、わざわざ買うのに躊躇してしまうものです。
今、この流れで最もダメージを受けていると思われるのが音楽CD。
1枚1000のCDを100円か200円でレンタルして、カセットやMDに録音という時代があり。
やがてインターネット上での違法アップロード&ダウンロードという時代になりました。
まぁそれ以前にも、ラジオ番組からカセットに録音とかできたんですけど。
売り手はこれを防ごうと、CDにコピーガードをつけたり、違法DLを法律で禁止させました。
ところが、コピーガードは音楽を携帯端末で持ち歩きたい消費者心理と対立して失敗。
違法DLの方も、特に効果があったという話は聞きません。
今年のCD売上上位の顔ぶれも、握手券のAKBと、ジャニーズ、EXILEで全て埋まりました。
CDは音楽を聞くために買い求めるものではなく、ファングッズとして手に入れるもの、アイドルに収めるお布施のようなものとなっています。
結局、「歌に金を出す」という価値観を現代人は失ってしまったということでしょう。
また、現在の不況で理容室美容室などにも影響が及んでいます。
これまで個人で経営し、カットなら1時間で3000円台くらいが普通だったこの業界。
早い・安いをモットーにした大型チェーン店が登場しました。
15分1000円でやってくれるので、忙しい人にも、貧しい人にも、人見知りな人にも優しいお店。
更に、それすら嫌だという人は、お店に行かず自分で揃える程度にカット、雑誌などで切り方を教えてくれます。
さすがにかつて流行ったカリスマ美容師の需要までは食わないでしょうが、ごく平凡な家族経営のお店はかなり厳しくなってきたのではないでしょうか。
自分でもできるカットを、さほど腕が良いわけでもない近所の床屋に頼むというのは「無駄」に感じてしまうかもしれません。
あとは、ネットで大量の情報を入手できるようになったことで、料理のレシピを始めとしたハウツー本も売れなくなってきているでしょうし。
DIYの流行で、業者や家具メーカーなんかも需要が減っているでしょう。
私も、水道の蛇口が閉まりきらず水がポタポタしてた時、ネットで調べて自力で直しましたし、ダンボールで本棚とか作ったりしてしまいましたからね。
こういう風に「お金を使わない」という選択肢ができると、お金があってもわざわざお金を払わなくなるのではないかと。
・ せめて年寄りがお金を使えば・・・
お金を持っているのに使わないといえばお年寄り。
貯金に退職金に年金にと、お金はあるけれど使い道がない。
盆栽などお金を使う趣味でもあれば良いのでしょうが、そうでなけれな孫に小遣いでもやるか、振り込め詐欺に献上するか。
何で1000万とか持ってるのか、振り込め詐欺事件の報道聞く度に呆れます。
将来が不安だったのかもしれませんが、もうちょっとコツコツお金を使っていれば、景気は今よりもずっとマシだったかも。
お年寄りは医療費なんかにもお金が必要になります。
病気で入院した時のため、体が動かなくなって介護を雇うときのため、お金を残しておきたいと考えるものかもしれません。
しかし、その医療費・介護費って、保険でだいぶ安くなるんですよね。1割負担とか。
お年寄りに等しく医療・介護サービスを受けてもらうためという考えは分かるんですが、折角お金持っているのに割り引きしてどうするのかと。
持ってる人から金を引き出さずに誰から金を毟り取るのかと。
最近、家族が介護サービスを受けて、負担額の安さに疑問を覚えたところでした。
・ 必要なのは新たな消費価値観の想像
とにかく、「国民が金を使わないことにはどうしようもない」というのが私の考えです。
しかし、今更高級品を買わせるのは難しく、一度無料だったものが有料になっても利用しなくなるだけでしょう。
よって、景気の回復には全く新しい消費の価値観を創りだすことが必要なのです。
既存のツールを統合したものではなく、
既存の業種と競合するものではなく、
これまでとは完全に発想を転換させた、
多くの人が必要とし、お金を払うことに躊躇がなく、無料では入手不可能な。
そんな、なにか。
いや、私にはまったく思いつきませんけどw
アレンジが得意な日本人向きではないではないのかもしれませんし。
しかし、そういう斬新なものが出てきてくれないと。
アベノミクスどころではなく、資本主義そのものが行き詰まりとなるでしょう。
大企業は販路拡大とかやってますけど。
トヨタは世界中全ての人に車が行き渡ったら、宇宙人にでも売りに行くつもりなんでしょうか。
行き着く先は行き止まり、やっていることは成長という名の延命措置。
この世は全て有限なれど、有限をどこまで拡大できるか。
それが課題。
2014年11月18日火曜日
衆院解散をポジティブに考えたい
もうすぐ安倍首相の会見が始まります。
会見前にテレビの速報テロップで「消費増税延期」と「衆院解散」が発表されるとか、
一体ソースは何で、果たして信頼できるものなんでしょうかね。
というわけで、首相の会見を待ちつつ、
「いつから解散すると錯覚していた」とか安倍ちゃんが言い出さないか少し期待しつつ、
解散総選挙があること前提で、これをポジティブに考えてみます。
そもそも、まだ任期2年くらいあるのに何のための総選挙だ?というのがまず問題です。
年内の消費増税と、その前提条件である景気回復がうまくいかなかったから、というのが表向きの理由ですが。
私も含めて大半の国民は、「そんなことで選挙せんでも・・・」と思っているわけです。
仮に自民党を否定したとしても、民主党をはじめ、他の政党が景気回復できるとは思えない。
特に民主党は政権時代、1ドル70円台の超円高にして韓国に好景気をもたらした売国奴ですし。
また、消費増税に関しては、民主党も反対派なわけではなく。
反対している政党は、共産党など問題外な方々のみ。
つまり、投票先がないというのが実際のところです。
ついでに言わせてもらうと、景気回復が低調だったのは、
「景気回復したら消費税上げる」と脅したからではないのかと。
消費税が上がって嬉しい人なんていないだろうから、積極的に景気回復させる意志が国民に足りなかったのではないかと。
では、何故今解散なのか(ちょうど今、首相が解散を宣言しました)。
おそらく、自民党の支持率低下を止めるのに良いタイミングだからでしょう。
自民党は第一次安倍政権の崩壊以降、ずるずると支持率を低下させ、民主党に政権を奪われました。
現在の安倍政権は第一次の時と同様、大臣の不祥事と辞任が相次いでいます。
ここにきて消費増税の延期という政策の転換は、更なる支持率の低下をもたらすはず。
であれば、まだ選挙に勝てる内に解散して、4年の任期を補給しておきたいといったところでしょう。
選挙にかかる経費は、数百億円。
これを無駄と言う人もいますが。
実際に無駄にしてしまうかどうかは、投票する国民次第ではないでしょうか?
折角選挙をするんだから、これを有意義なものにしなくてはいけません。
この2年間で民主党は、与党のやることなすこと批判するだけの無責任野党に戻りました。
団扇がどうこうで内閣の支持率を下げることに躍起になり、有意義な議論をすべき時間と予算を無駄にしてきました。
今回のGDPマイナス成長を海江田代表は「アベノミクスの失敗」と断じ、与党の責任を追求しています。
しかし、経済対策をはじめ、政策に対する責任は与党だけが負うべきものではありません。
与党の案について時に賛成し、時に批判し、それがよりよいものになるよう共に作り上げる責任があります。
この責任を放棄する政党・政治家に与えられる席など、国会議事堂のどこにもありません。
いい機会です。
無責任野党を追い出しましょう。
売国政治家を追放しましょう。
本当に日本を想える人だけで有意義な議論ができる、そんな国会になればいいと思います。
最後に。
選挙において有権者に求められるのは、自分で考えようとする意志です。
マスコミの情報操作に流されてはいけません。
専門家の意見が正しいとも限りません。
ネットの評判は所々で違うかも知れませんし、勢いやノリ、他の投稿者の意見に同調しているだけかもしれません。
何か他人の意見を聞いたら、一瞬思考を止めて冷静になり、「本当のところはどうかな?」と考えてみましょう。
その心がけさえあれば、民主党政権の悪夢が蘇ることは二度とないでしょう。
会見前にテレビの速報テロップで「消費増税延期」と「衆院解散」が発表されるとか、
一体ソースは何で、果たして信頼できるものなんでしょうかね。
というわけで、首相の会見を待ちつつ、
「いつから解散すると錯覚していた」とか安倍ちゃんが言い出さないか少し期待しつつ、
解散総選挙があること前提で、これをポジティブに考えてみます。
そもそも、まだ任期2年くらいあるのに何のための総選挙だ?というのがまず問題です。
年内の消費増税と、その前提条件である景気回復がうまくいかなかったから、というのが表向きの理由ですが。
私も含めて大半の国民は、「そんなことで選挙せんでも・・・」と思っているわけです。
仮に自民党を否定したとしても、民主党をはじめ、他の政党が景気回復できるとは思えない。
特に民主党は政権時代、1ドル70円台の超円高にして韓国に好景気をもたらした売国奴ですし。
また、消費増税に関しては、民主党も反対派なわけではなく。
反対している政党は、共産党など問題外な方々のみ。
つまり、投票先がないというのが実際のところです。
ついでに言わせてもらうと、景気回復が低調だったのは、
「景気回復したら消費税上げる」と脅したからではないのかと。
消費税が上がって嬉しい人なんていないだろうから、積極的に景気回復させる意志が国民に足りなかったのではないかと。
では、何故今解散なのか(ちょうど今、首相が解散を宣言しました)。
おそらく、自民党の支持率低下を止めるのに良いタイミングだからでしょう。
自民党は第一次安倍政権の崩壊以降、ずるずると支持率を低下させ、民主党に政権を奪われました。
現在の安倍政権は第一次の時と同様、大臣の不祥事と辞任が相次いでいます。
ここにきて消費増税の延期という政策の転換は、更なる支持率の低下をもたらすはず。
であれば、まだ選挙に勝てる内に解散して、4年の任期を補給しておきたいといったところでしょう。
選挙にかかる経費は、数百億円。
これを無駄と言う人もいますが。
実際に無駄にしてしまうかどうかは、投票する国民次第ではないでしょうか?
折角選挙をするんだから、これを有意義なものにしなくてはいけません。
この2年間で民主党は、与党のやることなすこと批判するだけの無責任野党に戻りました。
団扇がどうこうで内閣の支持率を下げることに躍起になり、有意義な議論をすべき時間と予算を無駄にしてきました。
今回のGDPマイナス成長を海江田代表は「アベノミクスの失敗」と断じ、与党の責任を追求しています。
しかし、経済対策をはじめ、政策に対する責任は与党だけが負うべきものではありません。
与党の案について時に賛成し、時に批判し、それがよりよいものになるよう共に作り上げる責任があります。
この責任を放棄する政党・政治家に与えられる席など、国会議事堂のどこにもありません。
いい機会です。
無責任野党を追い出しましょう。
売国政治家を追放しましょう。
本当に日本を想える人だけで有意義な議論ができる、そんな国会になればいいと思います。
最後に。
選挙において有権者に求められるのは、自分で考えようとする意志です。
マスコミの情報操作に流されてはいけません。
専門家の意見が正しいとも限りません。
ネットの評判は所々で違うかも知れませんし、勢いやノリ、他の投稿者の意見に同調しているだけかもしれません。
何か他人の意見を聞いたら、一瞬思考を止めて冷静になり、「本当のところはどうかな?」と考えてみましょう。
その心がけさえあれば、民主党政権の悪夢が蘇ることは二度とないでしょう。
2014年11月7日金曜日
新潟市長選を浅~く考える
今週末に迫った新潟市長選。
立候補は3名。
現職で4期目を狙う、篠田昭。
自民党籍を持つものの無所属で立候補した、吉田孝志。
最後に弁護士、斎藤裕。
特別問題のある人や、橋下大阪市長のようなデカイ改革考えている候補者でもいない限り、
誰が当選しても大差はないと思うので。
あまり深刻にならず、軽~く浅~く、上辺の情報から投票すべき人物を考えたい。
篠田昭
元・新潟日報社員。
退社して市長選に出馬、当選。以来市長を3期務めている。
民主党・社民党が支援。
東アジアが云々の発言が見られ、特アが気になって仕方ない様子。
左翼団体・市民の党とのつながりが指摘されている。
→http://johokosa.blog98.fc2.com/blog-entry-533.html
私見:
3期務めた実績があり、基本的な政治手腕に大きな問題はなし。
ただし、売国奴となりうる側面も見られる。
無所属ながら、民主党や社民党が支援しているだけに、いかにもそれっぽい人物。
吉田孝志
自民党衆議院議員・吉田六左ェ門の娘婿。
無所属のためか勝算が微妙だからか、自民党の支援は一部に留まる。
郊外の活性化やBRT計画の見直しを主張。
私見:
自民党…娘婿…うっ頭が…
正直よくわからない人だけど、無能でさえなければ特別欠点は無さそう。
とりあえず自民系に任せておくのが無難か。
斎藤裕
日弁連秘密保護法対策本部事務局長
BRT計画を廃止して社会福祉の充実を訴える。
共産党が支援。
私見:
この人じゃなければ誰でもいいわ…。
日弁連×秘密保護法反対×共産党…。
すごく…アカいです…。
理想としては、地域をバランスよく活性化させ、社会福祉を充実させられる人がいいのだが。
どうして社会福祉を訴える人にまともそうな人がいないのか…。
立候補は3名。
現職で4期目を狙う、篠田昭。
自民党籍を持つものの無所属で立候補した、吉田孝志。
最後に弁護士、斎藤裕。
特別問題のある人や、橋下大阪市長のようなデカイ改革考えている候補者でもいない限り、
誰が当選しても大差はないと思うので。
あまり深刻にならず、軽~く浅~く、上辺の情報から投票すべき人物を考えたい。
篠田昭
元・新潟日報社員。
退社して市長選に出馬、当選。以来市長を3期務めている。
民主党・社民党が支援。
東アジアが云々の発言が見られ、特アが気になって仕方ない様子。
左翼団体・市民の党とのつながりが指摘されている。
→http://johokosa.blog98.fc2.com/blog-entry-533.html
私見:
3期務めた実績があり、基本的な政治手腕に大きな問題はなし。
ただし、売国奴となりうる側面も見られる。
無所属ながら、民主党や社民党が支援しているだけに、いかにもそれっぽい人物。
吉田孝志
自民党衆議院議員・吉田六左ェ門の娘婿。
無所属のためか勝算が微妙だからか、自民党の支援は一部に留まる。
郊外の活性化やBRT計画の見直しを主張。
私見:
自民党…娘婿…うっ頭が…
正直よくわからない人だけど、無能でさえなければ特別欠点は無さそう。
とりあえず自民系に任せておくのが無難か。
斎藤裕
日弁連秘密保護法対策本部事務局長
BRT計画を廃止して社会福祉の充実を訴える。
共産党が支援。
私見:
この人じゃなければ誰でもいいわ…。
日弁連×秘密保護法反対×共産党…。
すごく…アカいです…。
理想としては、地域をバランスよく活性化させ、社会福祉を充実させられる人がいいのだが。
どうして社会福祉を訴える人にまともそうな人がいないのか…。
2014年10月22日水曜日
ヘイトスピーチの許容範囲
先のコラムで橋下市長を叩くような書き方をしましたが。
ヘイトスピーチをやめさせたいというのは、市長として当然だと思います。
そして、在特会(一部か全体かは知らないが)の「朝鮮人を殺せ」だの、ゴキブリ呼ばわりだのといった発言はさすがにアウト。
私としては、在特会の“控えめ”な行動を、“それなりに”応援していきたいといったところです。
ここで、問題となっている『ヘイトスピーチ』について考えたい。
先述したように、私は過激すぎる攻撃的な表現については反対だ。
聞いていて不快だし、何より虐殺を煽っているようで、治安的にも対外的な印象としてもマイナスである。
しかし、「ならば規制するか?」となると、これは言論の自由の侵害に当たる。
そもそも、現在の大きな嫌韓の流れは、韓国を始めとした特亜に対する些細なヘイトスピーチすら許さなかった言論弾圧の反動が少なからず影響している。
「韓国ネタばかりのフジテレビは見ない(要約)」とツイートしたことで干された俳優・高岡蒼甫氏の事件は記憶に新しいところだ。
ひとたび規制となれば、韓国の悪口(都合の悪い事実の吹聴)を一切禁止することにもなりかねない。
これは絶対にあってはならないことだ。
それでは、言論の自由を守りつつ、ヘイトスピーチを抑制するにはどうすればいいだろうか?
私は、本当に酷い表現を限定した上で禁止することがベターであろうと考える。
そもそも表現の自由などと言っても、外国国章損壊罪など法律上アウトと明記されているものもある。
本当に不味いと判断されるものに関しては、法規制もやむなしだ。
具体的に規制されるべきへイトピーチ、例えば「殺せ」のような『攻撃を扇動する表現』である。
本当にコリアンを標的とした虐殺・暴行が起こりでもしたら目も当てられないので、これは禁止すべきだろう。
ただし、「死ね」や「クズ」、「キモい」などはセーフにするべきだ。
差別とは関係なく口論でも使う言葉まで規制してしまえば、一切の批判ができなくなる恐れがある。
次に、「ゴキブリ」や「ゴミ」のように、対象を一纏めに『ネガティブなものに例える表現』もまずい。
ナチスがユダヤを劣等民族と呼んだことや、白人が有色人種を人間扱いしなかったように、対象を人間ではないように印象付けることは、攻撃性を抑制するストッパーを外してしまうかもしれない。
どんなに相手が悪性の存在でも、迷惑を被っていようとも、人間としての最低限のモラルを捨ててしまってはいけない。
今のところ思いついたのは以上2点だ。
これ以外は全てセーフで良い。
「日本から出て行け」、「在日特権を許すな」、「韓国ドラマは見たくない」、「チャン・グンソクって誰だ」、「K-popはいらない」、「強姦大国」、「嘘つき民族」、「Don't korea」etc...
全て言論・表現の自由の範囲内であると考える。
加えて重要なのは、ヘイトスピーチで規制される対象を在日コリアンや韓国人に限定しないことだ。
日本人が韓国以外の国と国民に対するヘイトスピーチを行った場合、逆に国内で日本人がヘイトスピーチの対象となった場合(日本人同士も含む)にも、同等の処分を与えなければならない。
更に、日本国外で日本人がヘイトスピーチの対象となった際には、日本政府が相手政府に対してこれをやめるよう勧告し、従わなければ制裁を与える必要などもあるだろう。
日の丸の損壊や、首相のお面をつけた人間に暴行するパフォーマンス、ブタやキジを惨殺したり、天皇陛下を日王と呼んだりする国とは国交を断絶すべきである。
ヘイトスピーチをやめさせたいというのは、市長として当然だと思います。
そして、在特会(一部か全体かは知らないが)の「朝鮮人を殺せ」だの、ゴキブリ呼ばわりだのといった発言はさすがにアウト。
私としては、在特会の“控えめ”な行動を、“それなりに”応援していきたいといったところです。
ここで、問題となっている『ヘイトスピーチ』について考えたい。
先述したように、私は過激すぎる攻撃的な表現については反対だ。
聞いていて不快だし、何より虐殺を煽っているようで、治安的にも対外的な印象としてもマイナスである。
しかし、「ならば規制するか?」となると、これは言論の自由の侵害に当たる。
そもそも、現在の大きな嫌韓の流れは、韓国を始めとした特亜に対する些細なヘイトスピーチすら許さなかった言論弾圧の反動が少なからず影響している。
「韓国ネタばかりのフジテレビは見ない(要約)」とツイートしたことで干された俳優・高岡蒼甫氏の事件は記憶に新しいところだ。
ひとたび規制となれば、韓国の悪口(都合の悪い事実の吹聴)を一切禁止することにもなりかねない。
これは絶対にあってはならないことだ。
それでは、言論の自由を守りつつ、ヘイトスピーチを抑制するにはどうすればいいだろうか?
私は、本当に酷い表現を限定した上で禁止することがベターであろうと考える。
そもそも表現の自由などと言っても、外国国章損壊罪など法律上アウトと明記されているものもある。
本当に不味いと判断されるものに関しては、法規制もやむなしだ。
具体的に規制されるべきへイトピーチ、例えば「殺せ」のような『攻撃を扇動する表現』である。
本当にコリアンを標的とした虐殺・暴行が起こりでもしたら目も当てられないので、これは禁止すべきだろう。
ただし、「死ね」や「クズ」、「キモい」などはセーフにするべきだ。
差別とは関係なく口論でも使う言葉まで規制してしまえば、一切の批判ができなくなる恐れがある。
次に、「ゴキブリ」や「ゴミ」のように、対象を一纏めに『ネガティブなものに例える表現』もまずい。
ナチスがユダヤを劣等民族と呼んだことや、白人が有色人種を人間扱いしなかったように、対象を人間ではないように印象付けることは、攻撃性を抑制するストッパーを外してしまうかもしれない。
どんなに相手が悪性の存在でも、迷惑を被っていようとも、人間としての最低限のモラルを捨ててしまってはいけない。
今のところ思いついたのは以上2点だ。
これ以外は全てセーフで良い。
「日本から出て行け」、「在日特権を許すな」、「韓国ドラマは見たくない」、「チャン・グンソクって誰だ」、「K-popはいらない」、「強姦大国」、「嘘つき民族」、「Don't korea」etc...
全て言論・表現の自由の範囲内であると考える。
加えて重要なのは、ヘイトスピーチで規制される対象を在日コリアンや韓国人に限定しないことだ。
日本人が韓国以外の国と国民に対するヘイトスピーチを行った場合、逆に国内で日本人がヘイトスピーチの対象となった場合(日本人同士も含む)にも、同等の処分を与えなければならない。
更に、日本国外で日本人がヘイトスピーチの対象となった際には、日本政府が相手政府に対してこれをやめるよう勧告し、従わなければ制裁を与える必要などもあるだろう。
日の丸の損壊や、首相のお面をつけた人間に暴行するパフォーマンス、ブタやキジを惨殺したり、天皇陛下を日王と呼んだりする国とは国交を断絶すべきである。
橋下vs桜井を見て
10月20日
橋下徹大阪市長と在特会代表・桜井誠氏との間で意見交換が行われた。
「意見交換が行われた」と書くと、互いに意見を言い合い、話し合ったかのように聞こえる。
しかし、実際には話し合いなど一切行われなかった。
最初に桜井氏が橋下市長を「あんた」と呼んでしまうミスを犯す(?)と、橋下市長は噛み付いた。
橋下「あんたじゃねぇだろ」
すでにチンピラの小競り合いである。
そして桜井氏も応戦した。
桜井「じゃあ『お前』でいいのか?」
桜井氏が初めから喧嘩腰で行こうと決めていたのかは知らないが、橋下市長の品格を欠いた揚げ足取りに対して、謝罪して仕切りなおすよりも打ち合いを望んだ形だ。(一応打った後で『あなた』と訂正しているが)
桜井氏側からすれば好判断だったように思う。
大人しく謝罪していれば、橋下市長が(汚い言葉で)一方的に主張を話し続ける展開になっていたかもしれない。
そうなっていたら、終始押され続けるか、あるいはどこかでキレて滅茶苦茶になっていたはずだ。
それを『互いに罵倒し合う』という展開で判定にもちこみ、やや優勢とも映った。
もっとも、負けなかっただけで何の実りもない会談だったのだが。
桜井氏(在特会)の側からすれば、在日特権の問題、規制されるべきヘイトスピーチの基準など、橋下市長と話し合いたいことはいくらでもあった。
一方、橋下市長の意見は簡潔だ。
「ヘイトスピーチはやめろ」
「国会議員に言え」
「文句があるなら選挙にでろ」
これしか言っていない。
しかし翌日、市庁でのぶら下がり会見で、
「(会談を以って)在特会の主張については、自分と維新の党が引き受けたことになる」
「在特会の攻撃対象は、在日から自分たちに移った」
などと意味不明の供述を行っている。
勿論、そのようなことは一切口にしていない。
会談前に作成しておいたレジュメにでも書いてあったのかも知れないが(笑)、
ほんの10分足らずの会談内容、会見前にチェックしておくべきだろう。
あの会談において、橋下市長の発言で特筆すべきことと言ったら、
橋下「お前のような差別主義者はなぁ、大阪にはいらない。来んな」
というヘイトスピーチくらいのものだ。
在特会が在日コリアンに向けて主張しているものと大体同じだ。
発 者 同 . 。_ ____ 争
生 同 .じ . /´ | (ゝ___) い
.し 士 .レ .__/'r-┴<ゝi,,ノ ro、 は、
.な で .ベ ∠ゝ (ゝ.//` ./`| }⌒j
.い し .ル } ⌒ /`ヽ、_∠l,ノ ・ヽ´
.! ! か の / ´..:.} >、、___, .r、 ソ、`\
/ ..:.:.} / |∨ ` ̄
/ ..:.:./ | 丶
/ _、 ..:.:.:.{ .{.:.:. \
{ ..:Y .ゝ、 {.:.:.:.:. ヽ
|、 ..:/ 丿 .:〉 >.- ⌒ . ヽ
/ {. ..:./ ソ ..:./ .( ..:.:.:` ..:}
./..:.:}.:.:./ ヘ、 ..:./ .\ ..:.:r_,ノ、.:.:}
./..:.:/|.:/ {.:./ X.:.:}.} X X
/..:.:/ .}.:| }:/ .Y丶ヽ Y.:Y
. __/.:/ { } 《.〈、 _,,__>.:》丶 Y.:\
/.:.:.:.:.::/ !.:.:ゝ ゝ.:. ̄ヾ ´:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾゝ \.: ̄>
橋下徹大阪市長と在特会代表・桜井誠氏との間で意見交換が行われた。
「意見交換が行われた」と書くと、互いに意見を言い合い、話し合ったかのように聞こえる。
しかし、実際には話し合いなど一切行われなかった。
最初に桜井氏が橋下市長を「あんた」と呼んでしまうミスを犯す(?)と、橋下市長は噛み付いた。
橋下「あんたじゃねぇだろ」
すでにチンピラの小競り合いである。
そして桜井氏も応戦した。
桜井「じゃあ『お前』でいいのか?」
桜井氏が初めから喧嘩腰で行こうと決めていたのかは知らないが、橋下市長の品格を欠いた揚げ足取りに対して、謝罪して仕切りなおすよりも打ち合いを望んだ形だ。(一応打った後で『あなた』と訂正しているが)
桜井氏側からすれば好判断だったように思う。
大人しく謝罪していれば、橋下市長が(汚い言葉で)一方的に主張を話し続ける展開になっていたかもしれない。
そうなっていたら、終始押され続けるか、あるいはどこかでキレて滅茶苦茶になっていたはずだ。
それを『互いに罵倒し合う』という展開で判定にもちこみ、やや優勢とも映った。
もっとも、負けなかっただけで何の実りもない会談だったのだが。
桜井氏(在特会)の側からすれば、在日特権の問題、規制されるべきヘイトスピーチの基準など、橋下市長と話し合いたいことはいくらでもあった。
一方、橋下市長の意見は簡潔だ。
「ヘイトスピーチはやめろ」
「国会議員に言え」
「文句があるなら選挙にでろ」
これしか言っていない。
しかし翌日、市庁でのぶら下がり会見で、
「(会談を以って)在特会の主張については、自分と維新の党が引き受けたことになる」
「在特会の攻撃対象は、在日から自分たちに移った」
などと意味不明の供述を行っている。
勿論、そのようなことは一切口にしていない。
会談前に作成しておいたレジュメにでも書いてあったのかも知れないが(笑)、
ほんの10分足らずの会談内容、会見前にチェックしておくべきだろう。
あの会談において、橋下市長の発言で特筆すべきことと言ったら、
橋下「お前のような差別主義者はなぁ、大阪にはいらない。来んな」
というヘイトスピーチくらいのものだ。
在特会が在日コリアンに向けて主張しているものと大体同じだ。
発 者 同 . 。_ ____ 争
生 同 .じ . /´ | (ゝ___) い
.し 士 .レ .__/'r-┴<ゝi,,ノ ro、 は、
.な で .ベ ∠ゝ (ゝ.//` ./`| }⌒j
.い し .ル } ⌒ /`ヽ、_∠l,ノ ・ヽ´
.! ! か の / ´..:.} >、、___, .r、 ソ、`\
/ ..:.:.} / |∨ ` ̄
/ ..:.:./ | 丶
/ _、 ..:.:.:.{ .{.:.:. \
{ ..:Y .ゝ、 {.:.:.:.:. ヽ
|、 ..:/ 丿 .:〉 >.- ⌒ . ヽ
/ {. ..:./ ソ ..:./ .( ..:.:.:` ..:}
./..:.:}.:.:./ ヘ、 ..:./ .\ ..:.:r_,ノ、.:.:}
./..:.:/|.:/ {.:./ X.:.:}.} X X
/..:.:/ .}.:| }:/ .Y丶ヽ Y.:Y
. __/.:/ { } 《.〈、 _,,__>.:》丶 Y.:\
/.:.:.:.:.::/ !.:.:ゝ ゝ.:. ̄ヾ ´:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾゝ \.: ̄>
2014年8月15日金曜日
ブログ開設一周年
戦没者の方々に哀悼と感謝を。
ブログを始めてから1年が経ちました。
最近はプライベートが立て込んでいたり、
ニコニコニュースからツイッターを利用するケースがほとんどで、
ブログの更新はめっきり…。
長々と書きたいことがある時にはブログを利用する、という方向で行きたいと思います。
さて、最近は。
朝日新聞が従軍慰安婦の虚報を認めましたね。
あの二日分は私もコンビニで買いました。(炎上商法恐るべし)
といっても、まだちゃんと目を通してません。
「吉田証言が嘘だったのは認めるけど、韓国人女性の尊厳が傷付けられたという本質は変わらない!」
みたいなことを書いてたようですが。
◆突っ込みどころ①
「強制連行ではないにしろ、断れない雰囲気で強制しているも同然」みたいな論調が有りますけれど。
徴兵も同じなのでは?
なんで慰安婦ばっかり取り上げて、赤紙はスルーなの?
◆突っ込みどころ②
「強制があったかなかったかは問題ではない」という論点のすり替えも聞こえるけれど。
じゃあ仮に、強制された例が見つかった場合、それはもう問題視しないってことでいいのかな?
強制の有無は関係ないんだから、そういうことですよね?
とりあえず、今回はこんなところで。
国会招致もありうるようなので、状況を見てまた書きたいと思います。
ちゃんとアカヒの検証記事にも隅々まで目を通しておかないと。
他に時事問題だと・・・。
■エボラ出血熱
日本に来ませんように・・・。
頑張れ医療。
■パレスチナ
頑張れパレスチナ。
失せろイスラエル。
■民主党が野党の結束を目指す
反自民と自分が政権取ることしか考えてねーな・・・。
日本のことを考えられない政治家は消えて下さい。
■自衛隊が集団で靖国参拝
神社お参りしたくらいで騒ぐなマスゴミ。
■米・露・中東
クリミア問題で米露開戦あるかと思ってたら。
アメリカ、まさかのイラク空爆。
もうそれぞれどっち向いてるのやら・・・。
ブログを始めてから1年が経ちました。
最近はプライベートが立て込んでいたり、
ニコニコニュースからツイッターを利用するケースがほとんどで、
ブログの更新はめっきり…。
長々と書きたいことがある時にはブログを利用する、という方向で行きたいと思います。
さて、最近は。
朝日新聞が従軍慰安婦の虚報を認めましたね。
あの二日分は私もコンビニで買いました。(炎上商法恐るべし)
といっても、まだちゃんと目を通してません。
「吉田証言が嘘だったのは認めるけど、韓国人女性の尊厳が傷付けられたという本質は変わらない!」
みたいなことを書いてたようですが。
◆突っ込みどころ①
「強制連行ではないにしろ、断れない雰囲気で強制しているも同然」みたいな論調が有りますけれど。
徴兵も同じなのでは?
なんで慰安婦ばっかり取り上げて、赤紙はスルーなの?
◆突っ込みどころ②
「強制があったかなかったかは問題ではない」という論点のすり替えも聞こえるけれど。
じゃあ仮に、強制された例が見つかった場合、それはもう問題視しないってことでいいのかな?
強制の有無は関係ないんだから、そういうことですよね?
とりあえず、今回はこんなところで。
国会招致もありうるようなので、状況を見てまた書きたいと思います。
ちゃんとアカヒの検証記事にも隅々まで目を通しておかないと。
他に時事問題だと・・・。
■エボラ出血熱
日本に来ませんように・・・。
頑張れ医療。
■パレスチナ
頑張れパレスチナ。
失せろイスラエル。
■民主党が野党の結束を目指す
反自民と自分が政権取ることしか考えてねーな・・・。
日本のことを考えられない政治家は消えて下さい。
■自衛隊が集団で靖国参拝
神社お参りしたくらいで騒ぐなマスゴミ。
■米・露・中東
クリミア問題で米露開戦あるかと思ってたら。
アメリカ、まさかのイラク空爆。
もうそれぞれどっち向いてるのやら・・・。
2014年7月4日金曜日
セク・・・ハラ・・・?
議会でのヤジ問題について。
えっ、「結婚しろ」とか「子ども産め」ってセクハラになるの?
セクハラ=性的嫌がらせ=相手が嫌がってるのにエロいことをすること
基本的にこんな↑認識だったので、
そもそも【セクハラ】ってなんだっけ?
というのを調べてみました。wikiで。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%8F%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88
すると、【環境型セクハラ】というものの一例に、
えっ、「結婚しろ」とか「子ども産め」ってセクハラになるの?
セクハラ=性的嫌がらせ=相手が嫌がってるのにエロいことをすること
基本的にこんな↑認識だったので、
そもそも【セクハラ】ってなんだっけ?
というのを調べてみました。wikiで。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%8F%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88
すると、【環境型セクハラ】というものの一例に、
- 女性に対して結婚、出産のことを尋ねる
とありました。
なんと、本当にセクハラだったのか・・・。
しかし、一般的にイメージされるセクハラに比べれば、すごく下らないことだと思うんですが。
あまり拡大解釈させすぎると、深刻な問題も相対的に軽んじられかねないので。
あれもセクハラ、これもセクハラっていうのはどうかと思う。
なお、男女雇用機会均等法により、女性→男性 や 男性→男性 のようなケースもちゃんとセクハラとして認められるそうです。
男性が受けるセクハラの一例
- 男性に対して結婚のことを尋ねる。
私も親戚とかからセクハラ受けてたわー。
ということで、一連のヤジがセクハラ発言として問題があった(社会的に問題があると規定されている)ということには納得しました。
だがしかし。
アラサー・アラフォーの独身女性議員が少子化問題について話をすれば、
「いや、まずは自分が結婚しろよ」
と、ツッコまれるのは当然でしょう。
これが、性病持ちだったり、外見が著しく劣っていたり、過去に男性関係でひどい失敗をしていたり・・・などだったら、「結婚しろよw」という発言は確かにひどい。
しかし、塩村・上西両議員は?
「私は少子化対策に強い関心を持っています! ですが自分は結婚しません、あえてね」
こんな人が少子化問題を訴えても何の説得力もありません。
まずは自分が結婚して、最低でも二人は子どもを産んで。
これからの日本人はかくあるべし、というのを示すのが筋ではないでしょうか。
しかし、何にしても。
別に大事にするような話題ではないと思うんですけどねぇ、これ・・・。
ヤジられた議員が、自分が目立ちたくってアピールしたとか。
フェミ団体がカモネギに食いついたとか。
自民党を叩く材料が手に入ったと、野党やマスゴミが大喜びしているだけなのではないかと。
第一次内閣では外堀が自滅していったので、その轍を踏ませたいという考えがあるのかな?
でも、当の本人は種なしカボチャだから、別にダメージにはならない気がする。
ついでに、私の性差別問題に関する持論。
私は男女の生物的・社会的役割の違いについて、きっちり差別化を図るべきという立場です。
男性にしかできないこと、女性にしかできないこと。
どちらの性別でもできるけれど、男性の方が向いていること、女性のほうが向いていること。
これらをきっちり分担した上で、両者の役割が共に尊いものだと認めること。
これが私の考える男女平等です。
フェミが言う「女性の社会進出!」とか、結局、昔から男が担ってきた役割の方が尊いものだと認めているようなものだと思うんですよね。
家事をこなして家庭を守り、育児をすることで次の世代に繋げていく。
この尊さを自分たちで否定していませんか?
そんな環境で、誰が子どもを産みたいと考えるでしょうか?
子育てをしやすい環境づくりを話し合う前に、社会にとってプラスになるように人の価値観を誘導する(悪く言えば洗脳する)ことを考えればいいのに。
2014年7月3日木曜日
集団的自衛権はあっていい
昨日、憲法解釈変更による集団的自衛権の行使容認が閣議決定された。
集団的自衛権について、私は長らく「特に必要とは思わないけれど、反対ではない」という中途半端な立場だった。
公明党が主張してきたように、日本の安全は個別的自衛権の範囲内で保障される。
集団的自衛権が必要とされるのは日米同盟の関係上、つまりアメリカのご機嫌伺いという側面が強かろうと考えていたからだ。
ご機嫌伺いなどというと何やら卑屈に聞こえるが。
外交における同盟やら敵対やらは基本的に利害関係。
利があれば協力しあうし、利が無ければ何もしない。
だから、日本の安全を米軍に保障してもらう対価として、集団的自衛権が釣り合うものであるならば、その行使容認もやむなしと考えていた。
しかし。
現在の近隣諸国の情勢をよくよく考えてみれば、これまでの「消極的賛成」ではなく、むしろ「積極的賛成」へと意見が変わった。
情勢というのは、まず何と言ってもロシアによるクリミア編入である。
その是非については置いておくが、もしも同じようなことを日本がやられたとしたら?
これがただの仮定、杞憂であると言い切れない要因がある。
中国だ。
中国と日本には既に尖閣諸島を巡る諍いがあるが、中国の領土的野心は日本以外にも向いている。
今一番躍起になっているのは、南沙諸島の問題だ。
これが今後、大きな軍事衝突に発展したらどうなるだろう?
もし仮に戦争になり、しかも中国が勝ってしまったらどうなるだろう?
次 は 日 本 と 開 戦 だ (?)
だから、今こそ集団的自衛権が必要なのだ。
ある国が日本と共通する敵から共通の目的で攻撃を受けた時、これを支援するのは日本の防衛のためになる。
平和を脅かす要因は、早い内に取り除いておくべきだ。
サヨクは発狂するような意見かもしれないが、常識的かつ冷静に、自分や家族、友人知人、その幸福を願うならば。
安易に「戦争反対」を叫ぶのは逆効果である。
勿論、戦争とは外交における最終手段、基本的には切ってはいけない札であることは認めよう。
しかし、弱腰や理想論に基づく戦争回避で得られるのは、結局はただの先延ばしに過ぎない。
先延ばし続けた結果、打つ手がないほど追い込まれ、滅ぼされるのを待つしかない段階になってから後悔しても遅いのだ。
サヨクは言う。
「子どもたち(子孫)が平和な世界で過ごせるようにするために、戦争が出来る国にしてはいけない」と。
何を莫迦なことを。
脅威を取り除かず問題を先延ばしにした結果、戦争で死ぬのは今の子どもたち、もしくはまだ生まれてきていない子孫たちだ。
今なら少数の犠牲で済んだものが、最悪、子孫の絶滅という結果になるかもしれないではないか。
結局は、自分さえ安全なら未来などどうでもいいのではないか?
口では綺麗事を言いつつも、本質的には保身しか考えていない。
先延ばしにして、笑い話で済むのは夏休みの宿題くらいのものだ。
ちょうど脅威がそこにあり、
ちょうど国際情勢が怪しくもあり、
ちょうど自衛権を見直せる政権が存在する。
さぁ。
いつやるか?
集団的自衛権について、私は長らく「特に必要とは思わないけれど、反対ではない」という中途半端な立場だった。
公明党が主張してきたように、日本の安全は個別的自衛権の範囲内で保障される。
集団的自衛権が必要とされるのは日米同盟の関係上、つまりアメリカのご機嫌伺いという側面が強かろうと考えていたからだ。
ご機嫌伺いなどというと何やら卑屈に聞こえるが。
外交における同盟やら敵対やらは基本的に利害関係。
利があれば協力しあうし、利が無ければ何もしない。
だから、日本の安全を米軍に保障してもらう対価として、集団的自衛権が釣り合うものであるならば、その行使容認もやむなしと考えていた。
しかし。
現在の近隣諸国の情勢をよくよく考えてみれば、これまでの「消極的賛成」ではなく、むしろ「積極的賛成」へと意見が変わった。
情勢というのは、まず何と言ってもロシアによるクリミア編入である。
その是非については置いておくが、もしも同じようなことを日本がやられたとしたら?
これがただの仮定、杞憂であると言い切れない要因がある。
中国だ。
中国と日本には既に尖閣諸島を巡る諍いがあるが、中国の領土的野心は日本以外にも向いている。
今一番躍起になっているのは、南沙諸島の問題だ。
これが今後、大きな軍事衝突に発展したらどうなるだろう?
もし仮に戦争になり、しかも中国が勝ってしまったらどうなるだろう?
次 は 日 本 と 開 戦 だ (?)
だから、今こそ集団的自衛権が必要なのだ。
ある国が日本と共通する敵から共通の目的で攻撃を受けた時、これを支援するのは日本の防衛のためになる。
平和を脅かす要因は、早い内に取り除いておくべきだ。
サヨクは発狂するような意見かもしれないが、常識的かつ冷静に、自分や家族、友人知人、その幸福を願うならば。
安易に「戦争反対」を叫ぶのは逆効果である。
勿論、戦争とは外交における最終手段、基本的には切ってはいけない札であることは認めよう。
しかし、弱腰や理想論に基づく戦争回避で得られるのは、結局はただの先延ばしに過ぎない。
先延ばし続けた結果、打つ手がないほど追い込まれ、滅ぼされるのを待つしかない段階になってから後悔しても遅いのだ。
サヨクは言う。
「子どもたち(子孫)が平和な世界で過ごせるようにするために、戦争が出来る国にしてはいけない」と。
何を莫迦なことを。
脅威を取り除かず問題を先延ばしにした結果、戦争で死ぬのは今の子どもたち、もしくはまだ生まれてきていない子孫たちだ。
今なら少数の犠牲で済んだものが、最悪、子孫の絶滅という結果になるかもしれないではないか。
結局は、自分さえ安全なら未来などどうでもいいのではないか?
口では綺麗事を言いつつも、本質的には保身しか考えていない。
先延ばしにして、笑い話で済むのは夏休みの宿題くらいのものだ。
ちょうど脅威がそこにあり、
ちょうど国際情勢が怪しくもあり、
ちょうど自衛権を見直せる政権が存在する。
さぁ。
いつやるか?
2014年4月7日月曜日
皇位継承問題:女系天皇がダメな理由を理解したければ競馬をやれ
よしりんがまたおかしなことを言っているようなので。
小林よしのり「愛子さまがしゃべったと驚くネトウヨの無知」――愛子さま、学習院女子中等科に入学ニュースを受けて。
http://netouyonews.net/archives/8319677.html
この機会に皇位継承問題についてまとめてみる。
そもそも天皇家とは、現在の奈良県橿原で即位したとされる初代の天皇・神武天皇の一族である。
さらに神武天皇の男系(父親の父親の父親・・・)を辿ると、日本神話の最高神・天照大御神の息子神・アメノオシホミミに行き着く。
神武天皇の存在自体は、フィクションである可能性が高い。
実在したとされる最古の天皇は10代目の崇神天皇であり、神武天皇と崇神天皇は共にハツクニシラススメラミコト(「初めて天下を治めた天皇」の意)という同じ別名を有していることから、同一人物とする見方もある。
なお、日本が建国された年は、神武天皇の実在が怪しいためはっきりとしていない。
しかし、最低でも崇神天皇の在位期間である3世紀~4世紀頃には天皇家、及び日本国が存在していたことになる。
これは、天皇家=現存する最古の皇族家であり、日本国=現存する世界最古の国家であることを意味している。
さて。
崇神天皇以降(神話的には神武天皇やアメノオシホミミ以降)、天皇はその男系の子孫が代々、万世一系に即位してきた。
ここで問題になるのが、「男系」という言葉の意味だ。
何度説明されても理解してくれない人(例:田○陽子さん)がいるが、男系=男子ではない。
現に、推古天皇や持統天皇など、歴史上6人の女性が天皇に即位している。
よって、男系が継承する=女性は天皇になれない、というわけではない。
天皇になれないのは、女性天皇の子どもである。
何故、女性天皇の子どもは皇位継承権がないのか?
これは、競馬で話をするとわかりやすい。
競馬は何よりも馬の血統を重視する。
世界中の全てのサラブレッドは、その祖先を辿れば必ず三大始祖(ダーレーアラビアン・バイアリーターク・ゴドルフィンアラビアン)に行き着く。
ある馬の血統の記録がどこかで途切れていれば、その馬はサラブレッドとして認められない。
サラブレッドの血統は、大きく2種類に分けられる。
父系(牡系)であるサイアーラインと、母系(牝系)であるファミリーラインだ。
サイアーラインは、その馬の父馬の父馬の父馬…を辿る血統であり、
ファミリーラインは、その馬の母馬の母馬の母馬…を辿る血統である。
例として、三冠馬ディープインパクトの血統を挙げよう。
ディープインパクトの父は、アメリカのダートで大活躍し、後に日本へ輸入された大種牡馬サンデーサイレンスである。
更にサンデーサイレンスの父は、アメリカでリーディングサイアー(一年間で産駒が最も良い成績を残した種牡馬)にもなった大種牡馬ヘイロー。
更に更にヘイローの父は、アメリカと日本を中心に一大系統を築き上げたヘイルトゥリーズンである。
ヘイルトゥリーズンの産駒にはヘイローの他にロベルト等がおり、ロベルトの息子ブライアンズタイムは日本で種牡馬となって、三冠馬ナリタブライアンなどを輩出した。
こうした一大系統を築くようになると、その種牡馬の名前をとって父系を「~系」と呼ぶ。
つまり、日本やアメリカでは、ヘイルトゥリーズン系という大きな父系の血族が繁栄していて、ヘイルトゥリーズン系は更にヘイロー系やロベルト系の血族に分化していくというわけだ。
なお、ヘイルトゥリーズンの始祖はダーレーアラビアンである。
次に、ディープインパクトの母系を辿る。
ディープインパクトの母は、アイルランドで生産されたウインドインハーヘアだ。
ウインドインハーヘアは、父がAlzao、母がBurghclereという血統で、ドイツでG1を勝っている。
Burghclereは目立った競走成績を残していないが、そのまた母のHighclereはヨーロッパのクラシックホース。
Highclereはヨーロッパの重賞勝ち馬を複数輩出し、その内の一頭・Height of Fashionは、母となって、イギリス二冠馬Nashwanなどを産んだ。
これがディープのファミリーラインである。
ここで、ディープの兄弟姉妹にも焦点を当てよう。
サラブレッドにおいて兄弟姉妹という話をした場合、「同じ母馬から生まれた子ども達」を意味する。
つまり、「同じ父馬から生まれた子ども達は兄弟姉妹とはみなさない」ということであり、サラブレッドの近親関係は全て母系が基準となっている。
ディープインパクトの母・ウインドインハーヘアはディープ以外にも、重賞を勝った兄・ブラックタイドや、スプリントで連勝街道を突き進んだ姉・レディブロンドなどを産んだ。
また、ディープの姉・レディブロンドからは、スペシャルウィークとの間にG1帝王賞を制したゴルトブリッツが生まれている。
重要なのは、父馬・母馬ともに、強い子どもを生み出すことが大切である点は同じだが、その直系の後継者として残さなければならない馬は、自身と同性である必要があるということだ。
ディープの父・サンデーサイレンスは、非常に多くの名馬を輩出した大種牡馬だ。
しかし、その種牡馬としてのサンデーサイレンスの後継馬は、優れた種牡馬でなくてはならなかった。
仮にG1を何勝もする名牝を生み出そうとも、その牝馬はサンデーの後継者足り得ないのだ。
例として、エリザベス女王杯を制したサンデー産駒の牝馬・トゥザヴィクトリーを挙げよう。
トゥザヴィクトリーは繁殖入りし、キングカメハメハとの間に、重賞を複数勝っているトゥザグローリーや、今月行われる皐月賞の有力馬の一頭・トゥザワールドを産んだ。
このトゥザヴィクトリーの競走成績が優秀であったのは、サンデーの手柄だ。
しかし、更にその子ども・トゥザグローリーやトゥザワールドが優秀なのは、父であるキングカメハメハや、トゥザヴィクトリーの母系の優秀さとして語られることになる。
子孫の血統表には名が残るが、サイアーライン・ファミリーラインのいずれにおいてもサンデーが直系の先祖として語られることはないのである。
それでは、サンデーの後継者となる種牡馬の成績についてはどうだろうか。
サンデーサイレンスの最高傑作・ディープインパクトは、既にダービー馬・キズナや、三冠牝馬でこの間ドバイでもG1を勝ったジェンティルドンナ等を輩出している名種牡馬である。
また、同じくサンデー産駒のステイゴールドは三冠馬オルフェーブルやゴールドシップを輩出し、スペシャルウィークはブエナビスタやシーザリオを輩出した。
これが、サンデーの父系の血統の優秀さ、及び「サンデーサイレンス系」の繁栄を示している。
一方、ディープの母系、ウインドインハーヘアの後継馬はどうだろうか?
ウインドインハーヘアが産んだ牝馬は複数いるが、その中でこれまでに繁殖牝馬として目立った活躍をしているのはレディブロンドだ。
先述したように、レディブロンドはスペシャルウィークとの配合でG1馬を産んでいる。
残念ながらレディブロンドは既に亡くなっているが、存命の娘にはシンボリクリスエスやアグネスタキオンとの間にできた産駒がいるようだ。
彼女たちには、ウインドインハーヘアの母系を伝えていくという重要な役割が課せられている。
競馬は血統のロマンだ。
一頭の馬の現役生活は通常3年程度と短い。
しかし、その馬が引退し、繁殖に入ると、数年後にはその仔が。
更に数年後には孫が活躍する姿を見ることができる。
競馬以外にも、野球で長嶋茂雄の息子・一茂がプロになったり、もしくは政治家が世襲をしたり。
一族の話は物語になることが多い。
競馬はそのスパンが非常に短いため、競馬=血統の物語として大変に面白いのだ。
ここでもうひとつ、血統ロマンの話として一頭の牝馬の名前を挙げたい。
ハープスター。
来週の桜花賞の大本命であり、とてつもない素質を秘めていると目される怪物だ。
このハープスター、祖母の名前をベガと言う。
牝馬クラシックで桜花賞とオークスを制した名牝である。
史上二頭目となる牝馬三冠のかかったエリザベス女王杯では、残念ながら3着に破れ、偉業の達成はならなかった。
しかし、このエリザベス女王杯の勝ち馬が、奇しくも同じ由来(こと座の一等星)で命名されたホクトベガ(後のダートの女王)であったため、「ベガはベガでもホクトベガ」という実況は伝説となった。
ベガは引退後、繁殖牝馬となり、2年連続でサンデーサイレンスと交配した。
その初年度産駒として生まれたアドマイヤベガは、牡馬クラシックの主役として日本ダービーを制した。
二番目の産駒、アドマイヤボスも重賞を勝っている。
更にティンバーカントリーとの間に生まれた三番仔のアドマイヤドンは朝日FSでG1を初制覇後、ダートに転向して通算でG1を7つ制した。
このように名繁殖牝馬であったベガだったが、残念ながら5頭の産駒を残して早逝してしまった。
うち4頭は牡馬であり、母系としての後継馬はファルブラヴ産駒のヒストリックスター1頭しか残すことができなかった。
ただ一頭しか後継者がいない。
これはベガの母系が断絶する可能性が危ぶまれる状況であった。
ヒストリックスターから優秀な馬が生まれるかわからない。
仮に優秀な繁殖牝馬だったとしても、後継馬を産む前に早死してしまうかもしれない。
しかし、そんな状況下で誕生したのが、ハープスターである。
祖母と同じ、こと座の星の名が付けられたハープスターは、異次元の末脚で新潟2歳Sを圧勝。
続く阪神JFこそ前を捕らえ損ねて2着に敗れたものの、前走チューリップ賞は大外を追い込んで危なげなく楽勝。
来週の桜花賞、続くオークスを制することになれば、世界最高峰のレース・凱旋門賞制覇も夢ではないはずだ。
そして、いずれはハープスターも母となり、その優秀な母系を脈々と伝えていくのだ。
さて。
競馬の話はここまでにして、天皇家の皇位継承に話を戻そう。
天皇の皇位継承者は、サラブレッドで言うところのサイアーライン・男系である。
歴史上、全ての天皇はこのサイアーライン(便宜上これを 神武系 と呼ぶ)を継ぐ者が即位してきた。
このサイアーラインこそが天皇であり、憲法に従って天皇=日本国の象徴であるならば、神武系
=日本国であると言っても過言ではない。
ここで、仮に愛子内親王が天皇になった場合を考えてみよう。
下図に愛子内親王の血統を示した。
愛子内親王の父は今上天皇の息子である徳仁親王であるため、神武系のサイアーラインの直系である。
そのため、愛子内親王が皇位を継承したとしても問題はない。
問題があるのは、愛子内親王の子どもが皇位を継承するケースである。
仮に、愛子内親王が木村という家の男を婿にとり、その木村某との間に生まれた子を天皇にするとしよう。
その子ども・女系天皇の血統を下図に示した。
この場合、女系天皇のサイアーラインは神武系ではなく、木村系となる。
一方、ファミリーライン・女系はどうだろうか?
愛子内親王の母・雅子殿下は小和田家の生まれである。
雅子殿下の母・優美子さんはチッソ元会長・江頭豊の娘だ。
さらに優美子さんの母・寿々子さんは、海軍大将山屋他人の娘。
つまり、愛子内親王の子どもは、サイアーライン・ファミリーラインともに、神武系の天皇家とは血統上関わりがないということになる。
皇位継承を男系に限定していることを、女性差別だと勘違いしている人がいる。
それは違うと説明しても、認めようとしない人がいる。
残念ながら、男系のみに限定された皇位継承は、本当に女性差別ではないのだ。
ただ、初代から天皇は男系が継承してきたから(初期の段階で男系の継承としたことに対して、女性蔑視が無かったとは断言できないが)、今更変えようがないというだけの話なのである。
天皇家に限らず、一族・氏(うじ)は血統に基づいている。
共通の祖先を持っているからこそ、同じ氏であり、天皇家なのだ。
それを無視して、女系天皇などを容認しようというのは、天皇家の存続という目的を重視するあまり、前提である血統を蔑ろにする愚策である。
女系天皇など、絶対に認めてはいけないと断じよう。
幸い、悠仁親王がお生まれになったおかげで、当面の皇位継承問題は据え置きとなった。
しかし、もしも今後、後継者がいなくなるような事態になったとするならば。
まずは、旧宮家から神武系の人間を候補にするべきだろう。
それもうまくいかなければ、天皇制を廃止し、日本国はその歴史に幕を下ろせばいい。
天皇家は日本国と切り離せない、固有にして最大の文化だが、盛者必衰・諸行無常、何物もいずれは失われる。
かつて天皇制が存在した元日本国は、その歴史を伝えつつ、大きくは変わることのない新しい国として再スタートするだろう。
小林よしのり「愛子さまがしゃべったと驚くネトウヨの無知」――愛子さま、学習院女子中等科に入学ニュースを受けて。
http://netouyonews.net/archives/8319677.html
この機会に皇位継承問題についてまとめてみる。
そもそも天皇家とは、現在の奈良県橿原で即位したとされる初代の天皇・神武天皇の一族である。
さらに神武天皇の男系(父親の父親の父親・・・)を辿ると、日本神話の最高神・天照大御神の息子神・アメノオシホミミに行き着く。
神武天皇の存在自体は、フィクションである可能性が高い。
実在したとされる最古の天皇は10代目の崇神天皇であり、神武天皇と崇神天皇は共にハツクニシラススメラミコト(「初めて天下を治めた天皇」の意)という同じ別名を有していることから、同一人物とする見方もある。
なお、日本が建国された年は、神武天皇の実在が怪しいためはっきりとしていない。
しかし、最低でも崇神天皇の在位期間である3世紀~4世紀頃には天皇家、及び日本国が存在していたことになる。
これは、天皇家=現存する最古の皇族家であり、日本国=現存する世界最古の国家であることを意味している。
さて。
崇神天皇以降(神話的には神武天皇やアメノオシホミミ以降)、天皇はその男系の子孫が代々、万世一系に即位してきた。
ここで問題になるのが、「男系」という言葉の意味だ。
何度説明されても理解してくれない人(例:田○陽子さん)がいるが、男系=男子ではない。
現に、推古天皇や持統天皇など、歴史上6人の女性が天皇に即位している。
よって、男系が継承する=女性は天皇になれない、というわけではない。
天皇になれないのは、女性天皇の子どもである。
何故、女性天皇の子どもは皇位継承権がないのか?
これは、競馬で話をするとわかりやすい。
競馬は何よりも馬の血統を重視する。
世界中の全てのサラブレッドは、その祖先を辿れば必ず三大始祖(ダーレーアラビアン・バイアリーターク・ゴドルフィンアラビアン)に行き着く。
ある馬の血統の記録がどこかで途切れていれば、その馬はサラブレッドとして認められない。
サラブレッドの血統は、大きく2種類に分けられる。
父系(牡系)であるサイアーラインと、母系(牝系)であるファミリーラインだ。
サイアーラインは、その馬の父馬の父馬の父馬…を辿る血統であり、
ファミリーラインは、その馬の母馬の母馬の母馬…を辿る血統である。
例として、三冠馬ディープインパクトの血統を挙げよう。
ディープインパクトの父は、アメリカのダートで大活躍し、後に日本へ輸入された大種牡馬サンデーサイレンスである。
更にサンデーサイレンスの父は、アメリカでリーディングサイアー(一年間で産駒が最も良い成績を残した種牡馬)にもなった大種牡馬ヘイロー。
更に更にヘイローの父は、アメリカと日本を中心に一大系統を築き上げたヘイルトゥリーズンである。
ヘイルトゥリーズンの産駒にはヘイローの他にロベルト等がおり、ロベルトの息子ブライアンズタイムは日本で種牡馬となって、三冠馬ナリタブライアンなどを輩出した。
こうした一大系統を築くようになると、その種牡馬の名前をとって父系を「~系」と呼ぶ。
つまり、日本やアメリカでは、ヘイルトゥリーズン系という大きな父系の血族が繁栄していて、ヘイルトゥリーズン系は更にヘイロー系やロベルト系の血族に分化していくというわけだ。
なお、ヘイルトゥリーズンの始祖はダーレーアラビアンである。
次に、ディープインパクトの母系を辿る。
ディープインパクトの母は、アイルランドで生産されたウインドインハーヘアだ。
ウインドインハーヘアは、父がAlzao、母がBurghclereという血統で、ドイツでG1を勝っている。
Burghclereは目立った競走成績を残していないが、そのまた母のHighclereはヨーロッパのクラシックホース。
Highclereはヨーロッパの重賞勝ち馬を複数輩出し、その内の一頭・Height of Fashionは、母となって、イギリス二冠馬Nashwanなどを産んだ。
これがディープのファミリーラインである。
ここで、ディープの兄弟姉妹にも焦点を当てよう。
サラブレッドにおいて兄弟姉妹という話をした場合、「同じ母馬から生まれた子ども達」を意味する。
つまり、「同じ父馬から生まれた子ども達は兄弟姉妹とはみなさない」ということであり、サラブレッドの近親関係は全て母系が基準となっている。
ディープインパクトの母・ウインドインハーヘアはディープ以外にも、重賞を勝った兄・ブラックタイドや、スプリントで連勝街道を突き進んだ姉・レディブロンドなどを産んだ。
また、ディープの姉・レディブロンドからは、スペシャルウィークとの間にG1帝王賞を制したゴルトブリッツが生まれている。
重要なのは、父馬・母馬ともに、強い子どもを生み出すことが大切である点は同じだが、その直系の後継者として残さなければならない馬は、自身と同性である必要があるということだ。
ディープの父・サンデーサイレンスは、非常に多くの名馬を輩出した大種牡馬だ。
しかし、その種牡馬としてのサンデーサイレンスの後継馬は、優れた種牡馬でなくてはならなかった。
仮にG1を何勝もする名牝を生み出そうとも、その牝馬はサンデーの後継者足り得ないのだ。
例として、エリザベス女王杯を制したサンデー産駒の牝馬・トゥザヴィクトリーを挙げよう。
トゥザヴィクトリーは繁殖入りし、キングカメハメハとの間に、重賞を複数勝っているトゥザグローリーや、今月行われる皐月賞の有力馬の一頭・トゥザワールドを産んだ。
このトゥザヴィクトリーの競走成績が優秀であったのは、サンデーの手柄だ。
しかし、更にその子ども・トゥザグローリーやトゥザワールドが優秀なのは、父であるキングカメハメハや、トゥザヴィクトリーの母系の優秀さとして語られることになる。
子孫の血統表には名が残るが、サイアーライン・ファミリーラインのいずれにおいてもサンデーが直系の先祖として語られることはないのである。
それでは、サンデーの後継者となる種牡馬の成績についてはどうだろうか。
サンデーサイレンスの最高傑作・ディープインパクトは、既にダービー馬・キズナや、三冠牝馬でこの間ドバイでもG1を勝ったジェンティルドンナ等を輩出している名種牡馬である。
また、同じくサンデー産駒のステイゴールドは三冠馬オルフェーブルやゴールドシップを輩出し、スペシャルウィークはブエナビスタやシーザリオを輩出した。
これが、サンデーの父系の血統の優秀さ、及び「サンデーサイレンス系」の繁栄を示している。
一方、ディープの母系、ウインドインハーヘアの後継馬はどうだろうか?
ウインドインハーヘアが産んだ牝馬は複数いるが、その中でこれまでに繁殖牝馬として目立った活躍をしているのはレディブロンドだ。
先述したように、レディブロンドはスペシャルウィークとの配合でG1馬を産んでいる。
残念ながらレディブロンドは既に亡くなっているが、存命の娘にはシンボリクリスエスやアグネスタキオンとの間にできた産駒がいるようだ。
彼女たちには、ウインドインハーヘアの母系を伝えていくという重要な役割が課せられている。
競馬は血統のロマンだ。
一頭の馬の現役生活は通常3年程度と短い。
しかし、その馬が引退し、繁殖に入ると、数年後にはその仔が。
更に数年後には孫が活躍する姿を見ることができる。
競馬以外にも、野球で長嶋茂雄の息子・一茂がプロになったり、もしくは政治家が世襲をしたり。
一族の話は物語になることが多い。
競馬はそのスパンが非常に短いため、競馬=血統の物語として大変に面白いのだ。
ここでもうひとつ、血統ロマンの話として一頭の牝馬の名前を挙げたい。
ハープスター。
来週の桜花賞の大本命であり、とてつもない素質を秘めていると目される怪物だ。
このハープスター、祖母の名前をベガと言う。
牝馬クラシックで桜花賞とオークスを制した名牝である。
史上二頭目となる牝馬三冠のかかったエリザベス女王杯では、残念ながら3着に破れ、偉業の達成はならなかった。
しかし、このエリザベス女王杯の勝ち馬が、奇しくも同じ由来(こと座の一等星)で命名されたホクトベガ(後のダートの女王)であったため、「ベガはベガでもホクトベガ」という実況は伝説となった。
ベガは引退後、繁殖牝馬となり、2年連続でサンデーサイレンスと交配した。
その初年度産駒として生まれたアドマイヤベガは、牡馬クラシックの主役として日本ダービーを制した。
二番目の産駒、アドマイヤボスも重賞を勝っている。
更にティンバーカントリーとの間に生まれた三番仔のアドマイヤドンは朝日FSでG1を初制覇後、ダートに転向して通算でG1を7つ制した。
このように名繁殖牝馬であったベガだったが、残念ながら5頭の産駒を残して早逝してしまった。
うち4頭は牡馬であり、母系としての後継馬はファルブラヴ産駒のヒストリックスター1頭しか残すことができなかった。
ただ一頭しか後継者がいない。
これはベガの母系が断絶する可能性が危ぶまれる状況であった。
ヒストリックスターから優秀な馬が生まれるかわからない。
仮に優秀な繁殖牝馬だったとしても、後継馬を産む前に早死してしまうかもしれない。
しかし、そんな状況下で誕生したのが、ハープスターである。
祖母と同じ、こと座の星の名が付けられたハープスターは、異次元の末脚で新潟2歳Sを圧勝。
続く阪神JFこそ前を捕らえ損ねて2着に敗れたものの、前走チューリップ賞は大外を追い込んで危なげなく楽勝。
来週の桜花賞、続くオークスを制することになれば、世界最高峰のレース・凱旋門賞制覇も夢ではないはずだ。
そして、いずれはハープスターも母となり、その優秀な母系を脈々と伝えていくのだ。
さて。
競馬の話はここまでにして、天皇家の皇位継承に話を戻そう。
天皇の皇位継承者は、サラブレッドで言うところのサイアーライン・男系である。
歴史上、全ての天皇はこのサイアーライン(便宜上これを 神武系 と呼ぶ)を継ぐ者が即位してきた。
このサイアーラインこそが天皇であり、憲法に従って天皇=日本国の象徴であるならば、神武系
=日本国であると言っても過言ではない。
ここで、仮に愛子内親王が天皇になった場合を考えてみよう。
下図に愛子内親王の血統を示した。
愛子内親王の父は今上天皇の息子である徳仁親王であるため、神武系のサイアーラインの直系である。
そのため、愛子内親王が皇位を継承したとしても問題はない。
問題があるのは、愛子内親王の子どもが皇位を継承するケースである。
仮に、愛子内親王が木村という家の男を婿にとり、その木村某との間に生まれた子を天皇にするとしよう。
その子ども・女系天皇の血統を下図に示した。
この場合、女系天皇のサイアーラインは神武系ではなく、木村系となる。
一方、ファミリーライン・女系はどうだろうか?
愛子内親王の母・雅子殿下は小和田家の生まれである。
雅子殿下の母・優美子さんはチッソ元会長・江頭豊の娘だ。
さらに優美子さんの母・寿々子さんは、海軍大将山屋他人の娘。
つまり、愛子内親王の子どもは、サイアーライン・ファミリーラインともに、神武系の天皇家とは血統上関わりがないということになる。
皇位継承を男系に限定していることを、女性差別だと勘違いしている人がいる。
それは違うと説明しても、認めようとしない人がいる。
残念ながら、男系のみに限定された皇位継承は、本当に女性差別ではないのだ。
ただ、初代から天皇は男系が継承してきたから(初期の段階で男系の継承としたことに対して、女性蔑視が無かったとは断言できないが)、今更変えようがないというだけの話なのである。
天皇家に限らず、一族・氏(うじ)は血統に基づいている。
共通の祖先を持っているからこそ、同じ氏であり、天皇家なのだ。
それを無視して、女系天皇などを容認しようというのは、天皇家の存続という目的を重視するあまり、前提である血統を蔑ろにする愚策である。
女系天皇など、絶対に認めてはいけないと断じよう。
幸い、悠仁親王がお生まれになったおかげで、当面の皇位継承問題は据え置きとなった。
しかし、もしも今後、後継者がいなくなるような事態になったとするならば。
まずは、旧宮家から神武系の人間を候補にするべきだろう。
それもうまくいかなければ、天皇制を廃止し、日本国はその歴史に幕を下ろせばいい。
天皇家は日本国と切り離せない、固有にして最大の文化だが、盛者必衰・諸行無常、何物もいずれは失われる。
かつて天皇制が存在した元日本国は、その歴史を伝えつつ、大きくは変わることのない新しい国として再スタートするだろう。
2014年2月20日木曜日
ソチ五輪関連:竹田氏の発言、そもそも日本を代表するということについて
ソチ五輪開幕から間もなくして、竹田恒泰氏の発言が物議を醸した。
「選手を送り出すのに国費を使っているのだから、負けてへらへらしてんな」
凡そこのような内容だった。
賛否両論(主に批判)あったようだが、私はある程度同感だった。
竹田氏がどのような意図でこのコメントしたのかは置いておいて、私はこの発言を聞いた時、私自身が常々感じていた、日本人スポーツ選手への不満を想起させられたのだ。
それは、日本人は「国を背負う」ということに対して鈍感なところがあるというものだ。
「期待に応えられるよう頑張りたい」だとか。
「先人への感謝の気持を込めて」といった発言がよく見られることから、
私が選手に抱いていて欲しいと願う感覚を、全く理解していないということはないと思うのだが。
やはり、少しズレている。
オリンピックやサッカーのワールドカップなどは、一種の戦争のようなものだと思う。
勝ったからといって領土だの金だの権利だのが得られるわけではなく。
負けたからといって、何かを奪われるわけではない。
ただし、その戦いには、国の威信・プライドが賭けられている。
その戦争のために国民の代表として選ばれるのが、各種目の選手たちだ。
これは、日本国憲法で定められた天皇の立場と似ているのではないだろうか。
天皇は、日本国と日本国民の象徴である。
故に、某国の前大統領のように天皇陛下を侮辱した発言は、日本全ての侮辱であると同義であった。
そして日本代表のスポーツ選手。
これも天皇と同じことだ。
各種目において国を背負い、代表として戦う彼らは、その種目における日本の象徴的存在なのだ。
こういったこと言われると、重いと感じる選手が多いだろう(特に日本人には)。
「自分はその競技が好きだからやってるだけだ」
「国は国、個人は個人。日本代表だろうと、自分は自分」
「勝手に期待して勝手に失望しないでくれ」
勿論、どういう気持ちで競技に挑もうが、それは選手の自由だろう。
期待がプレッシャーにしかならないのであれば、無視したって構わない。
国を背負うという意識が低いのが国民性だと言ってしまえば、それまでの話と言えなくもない。
しかし、問題はもっと根本的なところにあると私は考える。
日本人が国を背負えないのは、遺伝に基づく先天的特性ではなく、学習に基づく後天的特性ではないかと考えているからだ。
要は、愛国心教育が足りないのである。
足りないというか、そもそも無いというか、むしろ自虐的なのだ。
私は韓国が大嫌いだが、ひとつだけ彼らが羨ましいと思うところがある。
それは、彼らは愛国心に満ちているという点だ。
韓国のレベルまでいくと過剰だし、正確には母国を愛しているのではなく日本が嫌いなだけかもしれないが…。
ともかく、サッカーや野球における韓国代表は、日本を相手にすると異様に強いのだ。
どちらの競技にしても、日本代表のレベルは韓国のそれを上回っている。
だが、日韓戦となると、なかなか勝てない。見てるこっちも勝てる気がしない。
韓国は日韓戦となるだけで、通常の数割増しの力を発揮してくるのだ。
何故このような事態になるのか?
簡単だ、モチベーションの違いである。
韓国は、選手もサポーターも「日本だけには負けられない!」という強すぎる気持ちで向かってくる。
対する日本はどうか?
日韓戦と聞いてもメディアが多少“ライバル”と煽るだけで、良くて「隣にあるというだけで、他の国と変わらない」、最悪「互いを高め合う好敵手」という意識を持っている、持たされている。
日本が韓国に「無関心or友好的」に挑むのに対して、韓国は「憎悪と敵愾心」で向かってくる。
勝てないのも道理というものだ。
別に韓国を見習って、反韓教育を行えだとか、「我が国万歳(ウリナラマンセー)」を叫ばせろとは言わない。
しかし、せめてもう少し、日本を代表する者として、誇りを持てるようにして欲しい。
国民の期待を重りではなく、モチベーションに変えられるようになって欲しい。
その辺は安倍ちゃんの道徳教育の改訂にかかっていると思うので、頑張って欲しい。
そんなわけで。
恐らく竹田さんはこういうことが言いたかったんじゃないのかな?と思って書いてみたわけだけれど。
実際のところはわかりません。
それに竹田さんへの批判にあったような、「日本はスポーツ支援に大して金出してない!」というのも事実ではあるのだろうし。
基本的に日本人は、大学出てサラリーマンになるのが普通だから…。
スポーツするより、車や家電作るのがメインだから…。
イチかバチかの夢よりも堅実な道を行くのが国民性だから…。
だから予算が割けないのもしょうがないというのもわかり、しかしオリンピックでメダル取ると嬉しいから頑張って欲しいという想いもあり…。
なかなか難しいジレンマである。
だからこそ、そんな中でも頑張ってメダルを取ることは嬉しいし、誇らしい。
羽生選手が表彰台の真ん中で、しっかり国歌歌ってる姿は本当に素晴らしかった。
「おめでとう」
「お疲れ様」
「感動をありがとう」
頑張って良い成績を残してきた選手に掛ける言葉は数あれど。
私は何より、こう思う。
「日本にメダルをもたらしてくれて、ありがとう」
「選手を送り出すのに国費を使っているのだから、負けてへらへらしてんな」
凡そこのような内容だった。
賛否両論(主に批判)あったようだが、私はある程度同感だった。
竹田氏がどのような意図でこのコメントしたのかは置いておいて、私はこの発言を聞いた時、私自身が常々感じていた、日本人スポーツ選手への不満を想起させられたのだ。
それは、日本人は「国を背負う」ということに対して鈍感なところがあるというものだ。
「期待に応えられるよう頑張りたい」だとか。
「先人への感謝の気持を込めて」といった発言がよく見られることから、
私が選手に抱いていて欲しいと願う感覚を、全く理解していないということはないと思うのだが。
やはり、少しズレている。
オリンピックやサッカーのワールドカップなどは、一種の戦争のようなものだと思う。
勝ったからといって領土だの金だの権利だのが得られるわけではなく。
負けたからといって、何かを奪われるわけではない。
ただし、その戦いには、国の威信・プライドが賭けられている。
その戦争のために国民の代表として選ばれるのが、各種目の選手たちだ。
これは、日本国憲法で定められた天皇の立場と似ているのではないだろうか。
天皇は、日本国と日本国民の象徴である。
故に、某国の前大統領のように天皇陛下を侮辱した発言は、日本全ての侮辱であると同義であった。
そして日本代表のスポーツ選手。
これも天皇と同じことだ。
各種目において国を背負い、代表として戦う彼らは、その種目における日本の象徴的存在なのだ。
こういったこと言われると、重いと感じる選手が多いだろう(特に日本人には)。
「自分はその競技が好きだからやってるだけだ」
「国は国、個人は個人。日本代表だろうと、自分は自分」
「勝手に期待して勝手に失望しないでくれ」
勿論、どういう気持ちで競技に挑もうが、それは選手の自由だろう。
期待がプレッシャーにしかならないのであれば、無視したって構わない。
国を背負うという意識が低いのが国民性だと言ってしまえば、それまでの話と言えなくもない。
しかし、問題はもっと根本的なところにあると私は考える。
日本人が国を背負えないのは、遺伝に基づく先天的特性ではなく、学習に基づく後天的特性ではないかと考えているからだ。
要は、愛国心教育が足りないのである。
足りないというか、そもそも無いというか、むしろ自虐的なのだ。
私は韓国が大嫌いだが、ひとつだけ彼らが羨ましいと思うところがある。
それは、彼らは愛国心に満ちているという点だ。
韓国のレベルまでいくと過剰だし、正確には母国を愛しているのではなく日本が嫌いなだけかもしれないが…。
ともかく、サッカーや野球における韓国代表は、日本を相手にすると異様に強いのだ。
どちらの競技にしても、日本代表のレベルは韓国のそれを上回っている。
だが、日韓戦となると、なかなか勝てない。見てるこっちも勝てる気がしない。
韓国は日韓戦となるだけで、通常の数割増しの力を発揮してくるのだ。
何故このような事態になるのか?
簡単だ、モチベーションの違いである。
韓国は、選手もサポーターも「日本だけには負けられない!」という強すぎる気持ちで向かってくる。
対する日本はどうか?
日韓戦と聞いてもメディアが多少“ライバル”と煽るだけで、良くて「隣にあるというだけで、他の国と変わらない」、最悪「互いを高め合う好敵手」という意識を持っている、持たされている。
日本が韓国に「無関心or友好的」に挑むのに対して、韓国は「憎悪と敵愾心」で向かってくる。
勝てないのも道理というものだ。
別に韓国を見習って、反韓教育を行えだとか、「我が国万歳(ウリナラマンセー)」を叫ばせろとは言わない。
しかし、せめてもう少し、日本を代表する者として、誇りを持てるようにして欲しい。
国民の期待を重りではなく、モチベーションに変えられるようになって欲しい。
その辺は安倍ちゃんの道徳教育の改訂にかかっていると思うので、頑張って欲しい。
そんなわけで。
恐らく竹田さんはこういうことが言いたかったんじゃないのかな?と思って書いてみたわけだけれど。
実際のところはわかりません。
それに竹田さんへの批判にあったような、「日本はスポーツ支援に大して金出してない!」というのも事実ではあるのだろうし。
基本的に日本人は、大学出てサラリーマンになるのが普通だから…。
スポーツするより、車や家電作るのがメインだから…。
イチかバチかの夢よりも堅実な道を行くのが国民性だから…。
だから予算が割けないのもしょうがないというのもわかり、しかしオリンピックでメダル取ると嬉しいから頑張って欲しいという想いもあり…。
なかなか難しいジレンマである。
だからこそ、そんな中でも頑張ってメダルを取ることは嬉しいし、誇らしい。
羽生選手が表彰台の真ん中で、しっかり国歌歌ってる姿は本当に素晴らしかった。
「おめでとう」
「お疲れ様」
「感動をありがとう」
頑張って良い成績を残してきた選手に掛ける言葉は数あれど。
私は何より、こう思う。
「日本にメダルをもたらしてくれて、ありがとう」
2014年2月7日金曜日
佐村河内事件におけるマスコミの責任
全聾の作曲家・佐村河内守氏は自身で作曲をしておらず、新垣隆氏がゴーストライターを務めていたことが明らかになった。
また、16万枚ほどを売り上げたという『HIROSHIMA』は、はじめ『現代典礼』というタイトルで創作されたことも明かされた。
「典礼」はキリスト教の儀式を指す言葉なので、原爆など一切関係ない宗教音楽だったということだろう。
「被爆二世だという佐村河内氏」が「原爆」をテーマに作曲した楽曲である、という付加価値は非常に大きいものだったはずだ。
新垣氏による『HIROSHIMA』がいかに優れた楽曲であったとしても、付加価値を失った評価は急落を避けられない。
最大の問題点は、新垣氏が会見で明かした「佐村河内氏は全聾ではない」という証言だ。
録音した曲を佐村河内氏が耳で聴いてチェックしていたという。
これが事実であれば、佐村河内氏は相当に悪質な詐欺師であると言わざるをえない。
今回、新垣氏は「共犯者としての謝罪」という形で会見を行った。
この際、同様に共犯者として扱われるべき存在がいる。
佐村河内氏の特集番組を制作・放送したマスコミだ。
彼の特集は、wikiによれば『NHKスペシャル』、『金スマ』、『めざましテレビ』で放送されたという。
この内、『NHKスペシャル』、『金スマ』を私は昨日・今日で視聴した。
『金スマ』に関しては、おそらく取材回数自体が少なかったのだろう。
主に自伝の再現VTRと、SMAP稲垣の直接取材という構成だった。
その中には、稲垣が佐村河内氏の背後から、「(これが)HIROSHIMA(の楽譜)ですか?」と話しかけ、一切稲垣の口も手話も見ず、「そうですね」と返答しているシーンが映っている。
返答の後で手話を見ていたが、十中八九聞こえていたのだろう。
しかし、取材の少なさから、彼のトリックを見抜くことができなかったとしても不思議ではない。
問題はNHKだ。
NHKは複数回に渡り、密着した取材を行っている。
作曲の瞬間は「神聖なものだから」という理由で取材拒否をされたとのことで、これについては芸術家特有の拘り、気難しさとして納得できる。
故に、NHKが謝罪した「ゴーストライターを見抜けなかった」ことについては問題ないと考える。
しかし、全聾であるという嘘くらいには気付いて然るべきではなかったのか。
取材に同行した手話通訳者を用意したのが佐村河内氏側だったのかNHK側だったのかは不明だが、仮に後者だった場合、手話通訳者は違和感を覚えなかったのか。
もし、NHKが彼の嘘に気付きつつ見逃していたとすれば、NHKも立派な共犯者だ。
逆に、こんなことにすら全く気付けなかったのだとすれば、NHKの取材能力を疑わずにいられない。
公平だの中立だのを謳うNHKだが、案外、彼らも演出に気を使う。
私が大学生だった時分、ゼミの教授がNHKの番組に特集される機会があった。
その際、「研究してる画が欲しいから、暇なゼミ生は集まって欲しい」と前もって教授から言われていた(これがNHKからの要請なのか、教授の考えだったのかは知らない)。
私は集まらなかったが、後日、放送された番組を見た。
冒頭、いかにも「我々のゼミではこんな実験をしています!」という実験場面の画から放送が始まっていたが、実態とはかなり異なる。
まず、そのゼミでは、各々研究テーマが全く異なるため、「ゼミとしての研究」といったものはない。
週イチで行われるゼミでは、各々の研究テーマについて、調べてきたことや研究の進捗状況などをプレゼンするだけのもの。
それ以外に、実験等でゼミ生同士が集まる機会は一切ない。
また、冒頭の実験場面(教授が実験者となり、ゼミ生が被験者となっていた)で道具が用いられたが、これは教授自身が行う最近の実験では使われないものだった。
多忙で実験機会自体が少なくなっている教授だが、実験の際には外部の研究施設にて、もっと大掛かりな装置を利用しているとのことだった。
結局は、インパクト重視な演出だったのだ。
「いかにも!」な画が欲しかったのだろう。
そのために実態とズレた行動を出演者に求める。
民放ほどにヤラセがなくクリーンなイメージがあるかもしれないNHKだが。
所詮、NHKも同じ穴の狢に過ぎないのだ。
また、16万枚ほどを売り上げたという『HIROSHIMA』は、はじめ『現代典礼』というタイトルで創作されたことも明かされた。
「典礼」はキリスト教の儀式を指す言葉なので、原爆など一切関係ない宗教音楽だったということだろう。
「被爆二世だという佐村河内氏」が「原爆」をテーマに作曲した楽曲である、という付加価値は非常に大きいものだったはずだ。
新垣氏による『HIROSHIMA』がいかに優れた楽曲であったとしても、付加価値を失った評価は急落を避けられない。
最大の問題点は、新垣氏が会見で明かした「佐村河内氏は全聾ではない」という証言だ。
録音した曲を佐村河内氏が耳で聴いてチェックしていたという。
これが事実であれば、佐村河内氏は相当に悪質な詐欺師であると言わざるをえない。
今回、新垣氏は「共犯者としての謝罪」という形で会見を行った。
この際、同様に共犯者として扱われるべき存在がいる。
佐村河内氏の特集番組を制作・放送したマスコミだ。
彼の特集は、wikiによれば『NHKスペシャル』、『金スマ』、『めざましテレビ』で放送されたという。
この内、『NHKスペシャル』、『金スマ』を私は昨日・今日で視聴した。
『金スマ』に関しては、おそらく取材回数自体が少なかったのだろう。
主に自伝の再現VTRと、SMAP稲垣の直接取材という構成だった。
その中には、稲垣が佐村河内氏の背後から、「(これが)HIROSHIMA(の楽譜)ですか?」と話しかけ、一切稲垣の口も手話も見ず、「そうですね」と返答しているシーンが映っている。
返答の後で手話を見ていたが、十中八九聞こえていたのだろう。
しかし、取材の少なさから、彼のトリックを見抜くことができなかったとしても不思議ではない。
問題はNHKだ。
NHKは複数回に渡り、密着した取材を行っている。
作曲の瞬間は「神聖なものだから」という理由で取材拒否をされたとのことで、これについては芸術家特有の拘り、気難しさとして納得できる。
故に、NHKが謝罪した「ゴーストライターを見抜けなかった」ことについては問題ないと考える。
しかし、全聾であるという嘘くらいには気付いて然るべきではなかったのか。
取材に同行した手話通訳者を用意したのが佐村河内氏側だったのかNHK側だったのかは不明だが、仮に後者だった場合、手話通訳者は違和感を覚えなかったのか。
もし、NHKが彼の嘘に気付きつつ見逃していたとすれば、NHKも立派な共犯者だ。
逆に、こんなことにすら全く気付けなかったのだとすれば、NHKの取材能力を疑わずにいられない。
公平だの中立だのを謳うNHKだが、案外、彼らも演出に気を使う。
私が大学生だった時分、ゼミの教授がNHKの番組に特集される機会があった。
その際、「研究してる画が欲しいから、暇なゼミ生は集まって欲しい」と前もって教授から言われていた(これがNHKからの要請なのか、教授の考えだったのかは知らない)。
私は集まらなかったが、後日、放送された番組を見た。
冒頭、いかにも「我々のゼミではこんな実験をしています!」という実験場面の画から放送が始まっていたが、実態とはかなり異なる。
まず、そのゼミでは、各々研究テーマが全く異なるため、「ゼミとしての研究」といったものはない。
週イチで行われるゼミでは、各々の研究テーマについて、調べてきたことや研究の進捗状況などをプレゼンするだけのもの。
それ以外に、実験等でゼミ生同士が集まる機会は一切ない。
また、冒頭の実験場面(教授が実験者となり、ゼミ生が被験者となっていた)で道具が用いられたが、これは教授自身が行う最近の実験では使われないものだった。
多忙で実験機会自体が少なくなっている教授だが、実験の際には外部の研究施設にて、もっと大掛かりな装置を利用しているとのことだった。
結局は、インパクト重視な演出だったのだ。
「いかにも!」な画が欲しかったのだろう。
そのために実態とズレた行動を出演者に求める。
民放ほどにヤラセがなくクリーンなイメージがあるかもしれないNHKだが。
所詮、NHKも同じ穴の狢に過ぎないのだ。
2014年1月29日水曜日
ファミマがフォアグラ弁当販売中止
> ファミリーマートは24日、28日に予定していた「ファミマプレミアム黒毛和牛入り ハンバーグ弁当~フォアグラパテ添え」の発売を取りやめると発表した。 フォアグラについて消費者から「残酷な食べ物だ」と指摘があったという。
> フォアグラは、ガチョウやカモなどに大量の餌を食べさせ脂肪肝の状態にした肝臓で、 フランス料理などに使われる食材。
> ファミマは「一般的に受け入れられている食材と認識して発売を決めていた。不快に思われた方には申し訳ない」(広報担当者)としている。
> http://www.47news.jp/smp/CN/201401/CN2014012401001950.html
> フォアグラは、ガチョウやカモなどに大量の餌を食べさせ脂肪肝の状態にした肝臓で、 フランス料理などに使われる食材。
> ファミマは「一般的に受け入れられている食材と認識して発売を決めていた。不快に思われた方には申し訳ない」(広報担当者)としている。
> http://www.47news.jp/smp/CN/201401/CN2014012401001950.html
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1786019.html
「文化にケチつけんな」
一言で言えばこれだけの話なのだが。
フォアグラの材料となるガチョウやアヒルは、その飼育過程で身動きできない環境下に置かれ、人の手で無理矢理に餌を流し込まれる。
これを残酷として、動物愛護団体などが抗議。
カリフォルニア州等では販売が禁止されている。
残酷といえば、日本でもケネディ大使がイルカ漁を批難。
日本のネット上でも、韓国の犬鍋(傷めつけてから殺した肉が美味いのだとか)などを中傷している。
「余所は余所、うちはうち」でいいんだから、一々難癖つけたり、避難されて過剰反応したりすることも本来ないと思うのだが。
未だに西洋は自己中心的文化観を持っているというか、自分たちに理解できないものは野蛮だと拒絶し、バッシングしているように感じられる。
それに対して、「西洋に倣え」を明治から続けている日本人にも呆れ果てたものではある。
さて。
では、食のための残酷行為は果たしてどれだけ問題なのだろうか?
フォアグラの飼育過程の残酷さは、確かに否定出来ない。
しかし、ならば他の家畜は問題ないのだろうか?
結局は人間の食用としてこの世に生を受け、飼育され、屠殺されるのが定めだ。
結果が変わらない以上、その過程がどうであろうと、容認するのも拒絶するのも人間のエゴに過ぎない。
畜産でなくても、例えば漁業。
生きて泳いでる魚をとるのは残酷ではないのか?
人間に食べられるために生まれてきた家畜より、生存するために生まれてきた野生生物を殺す方が、私には残酷に思える。
結局は、生存競争だ。
人間は下手に、圧倒的に地球を征服してしまったせいで、他の動物の保護にやっきになりがちだと感じられてならない。
人間としての主観を離れ、自然界を客観的に見渡した時。
そこに見えてくるのは、ヒトという種が食物連鎖の最上位にあるというただの構図だけだ。
残るのは人間が他の生物に勝ち得た、生殺与奪の権利。
その行使は人間の意思に委ねられている。
今回の問題は、その人間の意思が個々人、社会や文化によって異なるという点だ。
つまり、エゴとエゴの対決である。
どちらが正しいということもなく、どちらが間違っているということもない。
ただ、私見で一言申すのであれば。
いちいち揉めるな。
嫌なら食うな。食ってるやつを見るな。
自分たちの権利なんかを侵害されない限り、余所の文化にケチなどつけない方がいいということである。
――と、私自身も「動物愛護団体によるクレーム」という文化にケチをつけているというのが、今回のオチでした。
NHK籾井新会長への失望
NHKの新会長に就任した籾井氏が、以下のように発言
> ――慰安婦を巡る問題については。
> 戦時中だからいいとか悪いとかいうつもりは毛頭無いが、この問題はどこの国にもあったこと。
> ――戦争していた国すべてに、慰安婦がいたということか。
> 韓国だけにあったと思っているのか。戦争地域にはどこでもあったと思っている。ドイツやフランスにはなかったと言えるのか。ヨーロッパはどこでもあった。なぜオランダには今も飾り窓があるのか。
> ――証拠があっての発言か。
> 慰安婦そのものは、今のモラルでは悪い。だが、従軍慰安婦はそのときの現実としてあったこと。会長の職はさておき、韓国は日本だけが強制連行をしたみたいなことを言うからややこしい。お金をよこせ、補償しろと言っているわけだが、日韓条約ですべて解決していることをなぜ蒸し返すのか。おかしい。
http://www.huffingtonpost.jp/2014/01/25/nhk-confort-women_n_4665033.html
これを聞いた時の私は「よく言った!」と感心した。
NHKと言えば、公平・中立の立場を取る公共報道機関である。
しかし、最近ではその中立性が全く見られない。
顕著だったのは、自民党が強行採決した特定秘密保護法案の一件。
NHKは反対する市民団体の抗議の様子、野党の抵抗を熱心に報じ、それに共感(おそらく流されているだけだろうが)した市民の声を積極的に報じた。
NHKが特定秘密保護法案に対して、反対の立場をとっていたことは明白である。
――何歩か譲って、NHKと言えども、一法案に対してマスコミが賛成・反対の立場を取ることは許容範囲内であるかもしれない。
しかし、反対意見を煽る過程で、自民党(安倍政権)の強硬姿勢を批難するような報道の仕方は、自民党に対するネガティヴキャンペーンとして映った。
これは、中立性を明らかに欠いた報道であったと言えよう。
(なお、この時の問題に関して中立的だったと評価できる番組は、私の見ていた限りミヤネ屋だけだった)
今やNHKは、フジテレビと並ぶ売国テレビ局となっている。
だからこそ、籾井新会長の発言は大いに歓迎できるものだった。
彼の手腕で、NHKは中国や韓国の魔の手から逃れられるかもしれない。
日本人のための、真の公平・中立な報道機関として再生されるかもしれない。
しかし、残念ながら前途は多難だ。
安倍首相は「コメントは差し控える」といった表現だったが、事実上の容認。
橋下大阪市長は同意見であるため賛意を表した。
一方、民主党やマスコミといったサヨクは一斉に批難の声を上げた。
発言から二日、籾井氏は発言を「不適当だった」と撤回した。
今回の突っ込みどころは2点。
① 発言内容
従軍慰安婦は、強制連行が行われた証拠がない。
他の国もやっている(朝鮮戦争やベトナム戦争で韓国もやっている)。
日韓併合時の問題は、条約で完全かつ最終的に解決済み。
――以上のことから、本来「従軍慰安婦問題」など存在すらしていない。
あえて問題とするなら、
日本人の詐欺師がありもしない慰安婦強制連行を吹聴したこと。
朝日新聞等、売国奴が乗っかったこと。
韓国が反日政策に利用したこと。
宮沢内閣・河野談話で、根拠なく慰安婦強制連行を認めてしまったこと。
既成事実となった従軍慰安婦を韓国が外交カードに利用していること。
――これが、真の「従軍慰安婦問題」である。
今回の籾井氏の発言は、前者の「虚実としての従軍慰安婦問題」を否定しただけだ。
これは国際的認知度はさておき、既に国内ではほとんどの人が知っているのではないか(…まだ知らない人も多いのかなぁ?)
つまり、決着済みの問題を改めて発言しただけなので、問題視される道理はない。
② 公共報道機関としてのNHKのあり方
NHKの利益の9割以上は受信料である。
政府から独立した機関として存在し、国民から資金を巻き上げるお金を出してもらうことで、公平・中立な番組作りをしていこうというのが、彼らの存在意義である(少なくとも表向きには)
現実には、全く中立になれていないというのは前述の通りだが。
まず、国民から受信料を強制徴収しておきながら、海外にも発信しているという点がタチが悪い。
所詮、サービス業といえばサービス業なので、お客様(視聴者)の顔色を窺ってしまうことは避けられない。
その結果だろうか、はたまた良からぬ関係でもあるのだろうか?
NHKは常に中国や韓国に“配慮”をする。
犬HKと揶揄される所以である。
日本人から受信料を巻き上げ、敵性国家に尻尾を振るとは何事か。
日本人の金で流す放送は、日本人のための放送であって然るべきである。
また、この受信料が強制徴収であるという点。
受信できる機械(TV・ワンセグ)を保持している限り、必ず支払わなければならないという問題だ。
民放であれば、どれだけ売国しようが偏向しようが、自由といえば自由である。
「嫌なら見るな」の論理に従い、「嫌だから見なければいい」のだ。
視聴率が下がればスポンサーも離れ、やがて放送ができなくなる。
あとは倒産するか、方針転換するかの選択だ。
しかし、NHKは違う。
強制徴収の受信料で成り立っている彼らは、どれだけ偏向しようが売国しようが、日本の法と国民の財産によって、存在を守られているだ。
全くもって、腹が立って仕方がない。
籾井で改革できなければ、NHKはもう駄目だろう。
国営放送として政府が税金で運営するか、もしくは受信料の義務化を解除するしかない。
どちらでもいいから早く売国NHKはいなくなって欲しいものだ。
犬、あっちいけ
> ――慰安婦を巡る問題については。
> 戦時中だからいいとか悪いとかいうつもりは毛頭無いが、この問題はどこの国にもあったこと。
> ――戦争していた国すべてに、慰安婦がいたということか。
> 韓国だけにあったと思っているのか。戦争地域にはどこでもあったと思っている。ドイツやフランスにはなかったと言えるのか。ヨーロッパはどこでもあった。なぜオランダには今も飾り窓があるのか。
> ――証拠があっての発言か。
> 慰安婦そのものは、今のモラルでは悪い。だが、従軍慰安婦はそのときの現実としてあったこと。会長の職はさておき、韓国は日本だけが強制連行をしたみたいなことを言うからややこしい。お金をよこせ、補償しろと言っているわけだが、日韓条約ですべて解決していることをなぜ蒸し返すのか。おかしい。
http://www.huffingtonpost.jp/2014/01/25/nhk-confort-women_n_4665033.html
これを聞いた時の私は「よく言った!」と感心した。
NHKと言えば、公平・中立の立場を取る公共報道機関である。
しかし、最近ではその中立性が全く見られない。
顕著だったのは、自民党が強行採決した特定秘密保護法案の一件。
NHKは反対する市民団体の抗議の様子、野党の抵抗を熱心に報じ、それに共感(おそらく流されているだけだろうが)した市民の声を積極的に報じた。
NHKが特定秘密保護法案に対して、反対の立場をとっていたことは明白である。
――何歩か譲って、NHKと言えども、一法案に対してマスコミが賛成・反対の立場を取ることは許容範囲内であるかもしれない。
しかし、反対意見を煽る過程で、自民党(安倍政権)の強硬姿勢を批難するような報道の仕方は、自民党に対するネガティヴキャンペーンとして映った。
これは、中立性を明らかに欠いた報道であったと言えよう。
(なお、この時の問題に関して中立的だったと評価できる番組は、私の見ていた限りミヤネ屋だけだった)
今やNHKは、フジテレビと並ぶ売国テレビ局となっている。
だからこそ、籾井新会長の発言は大いに歓迎できるものだった。
彼の手腕で、NHKは中国や韓国の魔の手から逃れられるかもしれない。
日本人のための、真の公平・中立な報道機関として再生されるかもしれない。
しかし、残念ながら前途は多難だ。
安倍首相は「コメントは差し控える」といった表現だったが、事実上の容認。
橋下大阪市長は同意見であるため賛意を表した。
一方、民主党やマスコミといったサヨクは一斉に批難の声を上げた。
発言から二日、籾井氏は発言を「不適当だった」と撤回した。
今回の突っ込みどころは2点。
① 発言内容
従軍慰安婦は、強制連行が行われた証拠がない。
他の国もやっている(朝鮮戦争やベトナム戦争で韓国もやっている)。
日韓併合時の問題は、条約で完全かつ最終的に解決済み。
――以上のことから、本来「従軍慰安婦問題」など存在すらしていない。
あえて問題とするなら、
日本人の詐欺師がありもしない慰安婦強制連行を吹聴したこと。
朝日新聞等、売国奴が乗っかったこと。
韓国が反日政策に利用したこと。
宮沢内閣・河野談話で、根拠なく慰安婦強制連行を認めてしまったこと。
既成事実となった従軍慰安婦を韓国が外交カードに利用していること。
――これが、真の「従軍慰安婦問題」である。
今回の籾井氏の発言は、前者の「虚実としての従軍慰安婦問題」を否定しただけだ。
これは国際的認知度はさておき、既に国内ではほとんどの人が知っているのではないか(…まだ知らない人も多いのかなぁ?)
つまり、決着済みの問題を改めて発言しただけなので、問題視される道理はない。
② 公共報道機関としてのNHKのあり方
NHKの利益の9割以上は受信料である。
政府から独立した機関として存在し、国民から
現実には、全く中立になれていないというのは前述の通りだが。
まず、国民から受信料を強制徴収しておきながら、海外にも発信しているという点がタチが悪い。
所詮、サービス業といえばサービス業なので、お客様(視聴者)の顔色を窺ってしまうことは避けられない。
その結果だろうか、はたまた良からぬ関係でもあるのだろうか?
NHKは常に中国や韓国に“配慮”をする。
犬HKと揶揄される所以である。
日本人から受信料を巻き上げ、敵性国家に尻尾を振るとは何事か。
日本人の金で流す放送は、日本人のための放送であって然るべきである。
また、この受信料が強制徴収であるという点。
受信できる機械(TV・ワンセグ)を保持している限り、必ず支払わなければならないという問題だ。
民放であれば、どれだけ売国しようが偏向しようが、自由といえば自由である。
「嫌なら見るな」の論理に従い、「嫌だから見なければいい」のだ。
視聴率が下がればスポンサーも離れ、やがて放送ができなくなる。
あとは倒産するか、方針転換するかの選択だ。
しかし、NHKは違う。
強制徴収の受信料で成り立っている彼らは、どれだけ偏向しようが売国しようが、日本の法と国民の財産によって、存在を守られているだ。
全くもって、腹が立って仕方がない。
籾井で改革できなければ、NHKはもう駄目だろう。
国営放送として政府が税金で運営するか、もしくは受信料の義務化を解除するしかない。
どちらでもいいから早く売国NHKはいなくなって欲しいものだ。
犬、あっちいけ
2014年1月17日金曜日
小泉劇場第二幕か?~東京都知事選挙~
ろくな候補がいません。
東国原さんでもいいから出て下さい。
間近に迫った都知事選。
現状、知事の座を争うのは3名。
連立内閣で自民党を下野させた元首相・細川氏
大臣経験者・舛添氏
元航空幕僚長・田母神氏
一歩リードしていると思われるのは細川氏。
バックに政治ニュースの視聴率男・小泉氏がついているのは大きい。
マスゴミも高視聴率が狙える点、及び細川氏の政治思想への共感(あるいは利害の一致)があってか、3大候補者の中でもトップで紹介している。
こういったやり方は、政治関心の薄い有権者を強く惹きつける。
目立つから。
目立つだけで。
小泉劇場や民主党へ政権交代した時と同じ構図が描かれるのではないかと危惧される。
そんな細川氏の公約は「即・原発ゼロ」だ。
小泉氏に言わせれば「東京が原発なしでやるという姿を見せれば、必ず日本を変えることができる」らしい。
しかし、本当にできるのか?
実施こそされなかったものの、昨夏も計画停電のスケジュールが発表された。
太陽光や風力といった自然エネルギーは、現状、原発で得られる電力には程遠い。
結局、火力発電が中心となるわけだが、燃料は国内で入手することはできないため、足元を見られながら中東等から輸入している。
もし何かあって、「ハル・ノート」を再び突きつけられるような事態になれば、日本は干上がってしまうだろう。
「原発ゼロ」を訴える人は、福一の事故以来大きく増えた。
しかし、「原発ゼロ」で日本の電力・経済を支えられる根拠を明確に提示できた人を私は知らない。
今回の小泉氏も、現状では「(もしも)東京が成功すれば」と仮定の話を述べただけだ。
本当に「原発ゼロ」が可能ならば、一部の原発利権者の抵抗はあるだろうがそれを押しのけ、とっくに脱原発がなされているのではないか。
しかし現実には、「脱原発」は意見の一つに過ぎず、実行されるとはとても思えない。
それ程に、現代日本に強く根付いてしまっている難しい問題だと言えるだろう。
口で理想を言うだけならば簡単だ。
しかし、現実にするのは難しいということは、先の民主党政権で国民は皆、身を持って知ったはずだ。
日本人は具体案のない「トラスト・ミー」には懲り懲りなのである。
さて、小泉氏の「トラスト・ミー」は信じられるのだろうか?
一見無理に思えることでも、強いリーダーシップに導かれれば、案外困難な壁は打倒できたりするものだと思う。
そして、強いリーダーシップと言えば、近年の政治家における代表格が小泉氏だ。
だから、そこまで「即・原発ゼロ」を言うなら、小泉氏本人が出馬すればいい。
それを何故、細川氏を前に出し、自分は客寄せパンダに徹しようというのか?
自民党、あるいは息子である進次郎氏への配慮?
単に自信がないからではないのか?
政界から引退した者がご立派に理想論を語っても、鳩山同様に滑稽なだけだ。
細川都知事誕生には、ご遠慮申し上げたい。
陶芸家を持ち出すくらいなら、発明家のドクター中松氏でも大差なかろう。
では、他の候補者はどうだろうか。
かつて大臣を経験し、政治家としての経験・能力に最も秀でているであろう人物が舛添氏だ。
都民が小泉劇場を嫌えば、自民党の推薦も得ている彼が当選する可能性も高い。
しかしこの男、朝鮮飲みをしている…。
朝鮮飲みとは、目上の人への配慮として、コップの飲み口を手で覆い隠すという朝鮮の作法である。
民主党政権の3総理はいずれもこの作法を行っていた。
中でも野田氏は、韓国民団に対し、選挙応援のお礼をしている。
どんな応援があり、どんなお返しをしたのかはさて置くが、外国人が選挙に影響を及ぼすことは日本国民の主権を侵害される恐れがあるため、大きな問題なのである。
舛添は大丈夫なのか?
現在、在日疑惑やら、姉が生活保護やらという話が出ているが、それらもさて置き。
しかし、少なくとも朝鮮飲みをしているという時点で、朝鮮に対して何がしかの配慮を必要とする立場にいるのだろうと推測される。
であれば、彼が知事になった時に何が起こるだろうか?
最も憂慮すべきは、平昌オリンピックへの協力である。
2018年、韓国の平昌にて冬季オリンピックが開催されることが決定している。
しかし、この平昌、何と積雪が少ないらしい。
道路の整備も進んでおらず、開催が危ぶまれているとのこと。
この現状に、2020年の夏季オリンピック開催地が東京に決まったことを受け、日韓が協力して準備しようという話が一部で出ている。
お ・ こ ・ と ・ わ ・ り
である。
東京五輪は韓国からの協力なんぞ必要ないし、韓国への協力は金を毟られるだけだ。
しかし、いつまでも日中韓を一括りにしておきたい、一括りでないといけないと思い込んでいる者も多い。
中国・韓国はもう無視しても構わないんだという「脱東亜論」、日本の新たなグローバリズムの浸透をより早く進める必要性を感じるところだ。
舛添氏は、その障害になりかねない。
本当にそうと断言できるわけではないが、リスクがあることは確かだ。
よって、舛添氏もナシ。
最後に、田母神氏。
彼の場合、政治家としての経験がないことと、失言で自滅しそうなところが大きな難点か。
加えて、他の二人よりも「東京五輪の顔」からかけ離れすぎている感がある。
しかし、元空幕長という経歴は、東京が抱える大災害への不安という面に対しては、期待できる対応能力が抜きん出ている。
マスコミが取り上げることは少ないが、ネット上ではそれなりに支持者もいる。
他の候補者が自滅した時には面白いかもしれない、競馬に例えれば穴人気しそうな人物だ。
以上が、現在までの有力候補である。
やはり、役者が不足していると感じられる。
公示までは残り少ないが、最後まで新たな大物の登場に期待したい。
東国原さんでもいいから出て下さい。
間近に迫った都知事選。
現状、知事の座を争うのは3名。
連立内閣で自民党を下野させた元首相・細川氏
大臣経験者・舛添氏
元航空幕僚長・田母神氏
一歩リードしていると思われるのは細川氏。
バックに政治ニュースの視聴率男・小泉氏がついているのは大きい。
マスゴミも高視聴率が狙える点、及び細川氏の政治思想への共感(あるいは利害の一致)があってか、3大候補者の中でもトップで紹介している。
こういったやり方は、政治関心の薄い有権者を強く惹きつける。
目立つから。
目立つだけで。
小泉劇場や民主党へ政権交代した時と同じ構図が描かれるのではないかと危惧される。
そんな細川氏の公約は「即・原発ゼロ」だ。
小泉氏に言わせれば「東京が原発なしでやるという姿を見せれば、必ず日本を変えることができる」らしい。
しかし、本当にできるのか?
実施こそされなかったものの、昨夏も計画停電のスケジュールが発表された。
太陽光や風力といった自然エネルギーは、現状、原発で得られる電力には程遠い。
結局、火力発電が中心となるわけだが、燃料は国内で入手することはできないため、足元を見られながら中東等から輸入している。
もし何かあって、「ハル・ノート」を再び突きつけられるような事態になれば、日本は干上がってしまうだろう。
「原発ゼロ」を訴える人は、福一の事故以来大きく増えた。
しかし、「原発ゼロ」で日本の電力・経済を支えられる根拠を明確に提示できた人を私は知らない。
今回の小泉氏も、現状では「(もしも)東京が成功すれば」と仮定の話を述べただけだ。
本当に「原発ゼロ」が可能ならば、一部の原発利権者の抵抗はあるだろうがそれを押しのけ、とっくに脱原発がなされているのではないか。
しかし現実には、「脱原発」は意見の一つに過ぎず、実行されるとはとても思えない。
それ程に、現代日本に強く根付いてしまっている難しい問題だと言えるだろう。
口で理想を言うだけならば簡単だ。
しかし、現実にするのは難しいということは、先の民主党政権で国民は皆、身を持って知ったはずだ。
日本人は具体案のない「トラスト・ミー」には懲り懲りなのである。
さて、小泉氏の「トラスト・ミー」は信じられるのだろうか?
一見無理に思えることでも、強いリーダーシップに導かれれば、案外困難な壁は打倒できたりするものだと思う。
そして、強いリーダーシップと言えば、近年の政治家における代表格が小泉氏だ。
だから、そこまで「即・原発ゼロ」を言うなら、小泉氏本人が出馬すればいい。
それを何故、細川氏を前に出し、自分は客寄せパンダに徹しようというのか?
自民党、あるいは息子である進次郎氏への配慮?
単に自信がないからではないのか?
政界から引退した者がご立派に理想論を語っても、鳩山同様に滑稽なだけだ。
細川都知事誕生には、ご遠慮申し上げたい。
陶芸家を持ち出すくらいなら、発明家のドクター中松氏でも大差なかろう。
では、他の候補者はどうだろうか。
かつて大臣を経験し、政治家としての経験・能力に最も秀でているであろう人物が舛添氏だ。
都民が小泉劇場を嫌えば、自民党の推薦も得ている彼が当選する可能性も高い。
しかしこの男、朝鮮飲みをしている…。
朝鮮飲みとは、目上の人への配慮として、コップの飲み口を手で覆い隠すという朝鮮の作法である。
民主党政権の3総理はいずれもこの作法を行っていた。
中でも野田氏は、韓国民団に対し、選挙応援のお礼をしている。
どんな応援があり、どんなお返しをしたのかはさて置くが、外国人が選挙に影響を及ぼすことは日本国民の主権を侵害される恐れがあるため、大きな問題なのである。
舛添は大丈夫なのか?
現在、在日疑惑やら、姉が生活保護やらという話が出ているが、それらもさて置き。
しかし、少なくとも朝鮮飲みをしているという時点で、朝鮮に対して何がしかの配慮を必要とする立場にいるのだろうと推測される。
であれば、彼が知事になった時に何が起こるだろうか?
最も憂慮すべきは、平昌オリンピックへの協力である。
2018年、韓国の平昌にて冬季オリンピックが開催されることが決定している。
しかし、この平昌、何と積雪が少ないらしい。
道路の整備も進んでおらず、開催が危ぶまれているとのこと。
この現状に、2020年の夏季オリンピック開催地が東京に決まったことを受け、日韓が協力して準備しようという話が一部で出ている。
お ・ こ ・ と ・ わ ・ り
である。
東京五輪は韓国からの協力なんぞ必要ないし、韓国への協力は金を毟られるだけだ。
しかし、いつまでも日中韓を一括りにしておきたい、一括りでないといけないと思い込んでいる者も多い。
中国・韓国はもう無視しても構わないんだという「脱東亜論」、日本の新たなグローバリズムの浸透をより早く進める必要性を感じるところだ。
舛添氏は、その障害になりかねない。
本当にそうと断言できるわけではないが、リスクがあることは確かだ。
よって、舛添氏もナシ。
最後に、田母神氏。
彼の場合、政治家としての経験がないことと、失言で自滅しそうなところが大きな難点か。
加えて、他の二人よりも「東京五輪の顔」からかけ離れすぎている感がある。
しかし、元空幕長という経歴は、東京が抱える大災害への不安という面に対しては、期待できる対応能力が抜きん出ている。
マスコミが取り上げることは少ないが、ネット上ではそれなりに支持者もいる。
他の候補者が自滅した時には面白いかもしれない、競馬に例えれば穴人気しそうな人物だ。
以上が、現在までの有力候補である。
やはり、役者が不足していると感じられる。
公示までは残り少ないが、最後まで新たな大物の登場に期待したい。
登録:
投稿 (Atom)