2014年1月17日金曜日

小泉劇場第二幕か?~東京都知事選挙~

ろくな候補がいません。
東国原さんでもいいから出て下さい。


間近に迫った都知事選。
現状、知事の座を争うのは3名。

連立内閣で自民党を下野させた元首相・細川氏
大臣経験者・舛添氏
元航空幕僚長・田母神氏


一歩リードしていると思われるのは細川氏。
バックに政治ニュースの視聴率男・小泉氏がついているのは大きい。
マスゴミも高視聴率が狙える点、及び細川氏の政治思想への共感(あるいは利害の一致)があってか、3大候補者の中でもトップで紹介している。

こういったやり方は、政治関心の薄い有権者を強く惹きつける。
目立つから。
目立つだけで。
小泉劇場や民主党へ政権交代した時と同じ構図が描かれるのではないかと危惧される。

そんな細川氏の公約は「即・原発ゼロ」だ。
小泉氏に言わせれば「東京が原発なしでやるという姿を見せれば、必ず日本を変えることができる」らしい。

しかし、本当にできるのか?

実施こそされなかったものの、昨夏も計画停電のスケジュールが発表された。
太陽光や風力といった自然エネルギーは、現状、原発で得られる電力には程遠い。
結局、火力発電が中心となるわけだが、燃料は国内で入手することはできないため、足元を見られながら中東等から輸入している。
もし何かあって、「ハル・ノート」を再び突きつけられるような事態になれば、日本は干上がってしまうだろう。

「原発ゼロ」を訴える人は、福一の事故以来大きく増えた。
しかし、「原発ゼロ」で日本の電力・経済を支えられる根拠を明確に提示できた人を私は知らない。
今回の小泉氏も、現状では「(もしも)東京が成功すれば」と仮定の話を述べただけだ。
本当に「原発ゼロ」が可能ならば、一部の原発利権者の抵抗はあるだろうがそれを押しのけ、とっくに脱原発がなされているのではないか。
しかし現実には、「脱原発」は意見の一つに過ぎず、実行されるとはとても思えない。
それ程に、現代日本に強く根付いてしまっている難しい問題だと言えるだろう。
口で理想を言うだけならば簡単だ。
しかし、現実にするのは難しいということは、先の民主党政権で国民は皆、身を持って知ったはずだ。
日本人は具体案のない「トラスト・ミー」には懲り懲りなのである。

さて、小泉氏の「トラスト・ミー」は信じられるのだろうか?

一見無理に思えることでも、強いリーダーシップに導かれれば、案外困難な壁は打倒できたりするものだと思う。
そして、強いリーダーシップと言えば、近年の政治家における代表格が小泉氏だ。
だから、そこまで「即・原発ゼロ」を言うなら、小泉氏本人が出馬すればいい。
それを何故、細川氏を前に出し、自分は客寄せパンダに徹しようというのか?
自民党、あるいは息子である進次郎氏への配慮?
単に自信がないからではないのか?
政界から引退した者がご立派に理想論を語っても、鳩山同様に滑稽なだけだ。

細川都知事誕生には、ご遠慮申し上げたい。
陶芸家を持ち出すくらいなら、発明家のドクター中松氏でも大差なかろう。



では、他の候補者はどうだろうか。

かつて大臣を経験し、政治家としての経験・能力に最も秀でているであろう人物が舛添氏だ。
都民が小泉劇場を嫌えば、自民党の推薦も得ている彼が当選する可能性も高い。

しかしこの男、朝鮮飲みをしている…。

朝鮮飲みとは、目上の人への配慮として、コップの飲み口を手で覆い隠すという朝鮮の作法である。
民主党政権の3総理はいずれもこの作法を行っていた。
中でも野田氏は、韓国民団に対し、選挙応援のお礼をしている。
どんな応援があり、どんなお返しをしたのかはさて置くが、外国人が選挙に影響を及ぼすことは日本国民の主権を侵害される恐れがあるため、大きな問題なのである。

舛添は大丈夫なのか?
現在、在日疑惑やら、姉が生活保護やらという話が出ているが、それらもさて置き。
しかし、少なくとも朝鮮飲みをしているという時点で、朝鮮に対して何がしかの配慮を必要とする立場にいるのだろうと推測される。
であれば、彼が知事になった時に何が起こるだろうか?

最も憂慮すべきは、平昌オリンピックへの協力である。

2018年、韓国の平昌にて冬季オリンピックが開催されることが決定している。
しかし、この平昌、何と積雪が少ないらしい。
道路の整備も進んでおらず、開催が危ぶまれているとのこと。
この現状に、2020年の夏季オリンピック開催地が東京に決まったことを受け、日韓が協力して準備しようという話が一部で出ている。

 お ・ こ ・ と ・ わ ・ り

である。
東京五輪は韓国からの協力なんぞ必要ないし、韓国への協力は金を毟られるだけだ。
しかし、いつまでも日中韓を一括りにしておきたい、一括りでないといけないと思い込んでいる者も多い。
中国・韓国はもう無視しても構わないんだという「脱東亜論」、日本の新たなグローバリズムの浸透をより早く進める必要性を感じるところだ。

舛添氏は、その障害になりかねない。
本当にそうと断言できるわけではないが、リスクがあることは確かだ。
よって、舛添氏もナシ。



最後に、田母神氏。

彼の場合、政治家としての経験がないことと、失言で自滅しそうなところが大きな難点か。
加えて、他の二人よりも「東京五輪の顔」からかけ離れすぎている感がある。
しかし、元空幕長という経歴は、東京が抱える大災害への不安という面に対しては、期待できる対応能力が抜きん出ている。
マスコミが取り上げることは少ないが、ネット上ではそれなりに支持者もいる。
他の候補者が自滅した時には面白いかもしれない、競馬に例えれば穴人気しそうな人物だ。




以上が、現在までの有力候補である。
やはり、役者が不足していると感じられる。
公示までは残り少ないが、最後まで新たな大物の登場に期待したい。


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