2014年11月7日金曜日

新潟市長選を浅~く考える

今週末に迫った新潟市長選。
立候補は3名。

現職で4期目を狙う、篠田昭。
自民党籍を持つものの無所属で立候補した、吉田孝志。
最後に弁護士、斎藤裕。


特別問題のある人や、橋下大阪市長のようなデカイ改革考えている候補者でもいない限り、
誰が当選しても大差はないと思うので。
あまり深刻にならず、軽~く浅~く、上辺の情報から投票すべき人物を考えたい。


篠田昭
元・新潟日報社員
退社して市長選に出馬、当選。以来市長を3期務めている。
民主党・社民党が支援
東アジアが云々の発言が見られ、特アが気になって仕方ない様子。
左翼団体・市民の党とのつながりが指摘されている。
 →http://johokosa.blog98.fc2.com/blog-entry-533.html

私見:
3期務めた実績があり、基本的な政治手腕に大きな問題はなし。
ただし、売国奴となりうる側面も見られる。
無所属ながら、民主党や社民党が支援しているだけに、いかにもそれっぽい人物。



吉田孝志
自民党衆議院議員・吉田六左ェ門の娘婿。
無所属のためか勝算が微妙だからか、自民党の支援は一部に留まる。
郊外の活性化やBRT計画の見直しを主張。

私見:
自民党…娘婿…うっ頭が…
正直よくわからない人だけど、無能でさえなければ特別欠点は無さそう。
とりあえず自民系に任せておくのが無難か。



斎藤裕
日弁連秘密保護法対策本部事務局長
BRT計画を廃止して社会福祉の充実を訴える。
共産党が支援

私見:
この人じゃなければ誰でもいいわ…。
日弁連×秘密保護法反対×共産党…。
すごく…アカいです…。

理想としては、地域をバランスよく活性化させ、社会福祉を充実させられる人がいいのだが。
どうして社会福祉を訴える人にまともそうな人がいないのか…。



2014年10月22日水曜日

ヘイトスピーチの許容範囲

先のコラムで橋下市長を叩くような書き方をしましたが。
ヘイトスピーチをやめさせたいというのは、市長として当然だと思います。
そして、在特会(一部か全体かは知らないが)の「朝鮮人を殺せ」だの、ゴキブリ呼ばわりだのといった発言はさすがにアウト。
私としては、在特会の“控えめ”な行動を、“それなりに”応援していきたいといったところです。



ここで、問題となっている『ヘイトスピーチ』について考えたい。
先述したように、私は過激すぎる攻撃的な表現については反対だ。
聞いていて不快だし、何より虐殺を煽っているようで、治安的にも対外的な印象としてもマイナスである。

しかし、「ならば規制するか?」となると、これは言論の自由の侵害に当たる。
そもそも、現在の大きな嫌韓の流れは、韓国を始めとした特亜に対する些細なヘイトスピーチすら許さなかった言論弾圧の反動が少なからず影響している。
「韓国ネタばかりのフジテレビは見ない(要約)」とツイートしたことで干された俳優・高岡蒼甫氏の事件は記憶に新しいところだ。
ひとたび規制となれば、韓国の悪口(都合の悪い事実の吹聴)を一切禁止することにもなりかねない。
これは絶対にあってはならないことだ。


それでは、言論の自由を守りつつ、ヘイトスピーチを抑制するにはどうすればいいだろうか?
私は、本当に酷い表現を限定した上で禁止することがベターであろうと考える。
そもそも表現の自由などと言っても、外国国章損壊罪など法律上アウトと明記されているものもある。
本当に不味いと判断されるものに関しては、法規制もやむなしだ。

具体的に規制されるべきへイトピーチ、例えば「殺せ」のような『攻撃を扇動する表現』である。
本当にコリアンを標的とした虐殺・暴行が起こりでもしたら目も当てられないので、これは禁止すべきだろう。
ただし、「死ね」や「クズ」、「キモい」などはセーフにするべきだ。
差別とは関係なく口論でも使う言葉まで規制してしまえば、一切の批判ができなくなる恐れがある。

次に、「ゴキブリ」や「ゴミ」のように、対象を一纏めに『ネガティブなものに例える表現』もまずい。
ナチスがユダヤを劣等民族と呼んだことや、白人が有色人種を人間扱いしなかったように、対象を人間ではないように印象付けることは、攻撃性を抑制するストッパーを外してしまうかもしれない。
どんなに相手が悪性の存在でも、迷惑を被っていようとも、人間としての最低限のモラルを捨ててしまってはいけない。

今のところ思いついたのは以上2点だ。
これ以外は全てセーフで良い。
「日本から出て行け」、「在日特権を許すな」、「韓国ドラマは見たくない」、「チャン・グンソクって誰だ」、「K-popはいらない」、「強姦大国」、「嘘つき民族」、「Don't korea」etc...
全て言論・表現の自由の範囲内であると考える。


加えて重要なのは、ヘイトスピーチで規制される対象を在日コリアンや韓国人に限定しないことだ。
日本人が韓国以外の国と国民に対するヘイトスピーチを行った場合、逆に国内で日本人がヘイトスピーチの対象となった場合(日本人同士も含む)にも、同等の処分を与えなければならない。
更に、日本国外で日本人がヘイトスピーチの対象となった際には、日本政府が相手政府に対してこれをやめるよう勧告し、従わなければ制裁を与える必要などもあるだろう。
日の丸の損壊や、首相のお面をつけた人間に暴行するパフォーマンス、ブタやキジを惨殺したり、天皇陛下を日王と呼んだりする国とは国交を断絶すべきである。

橋下vs桜井を見て

10月20日
橋下徹大阪市長と在特会代表・桜井誠氏との間で意見交換が行われた。

「意見交換が行われた」と書くと、互いに意見を言い合い、話し合ったかのように聞こえる。
しかし、実際には話し合いなど一切行われなかった。

最初に桜井氏が橋下市長を「あんた」と呼んでしまうミスを犯す(?)と、橋下市長は噛み付いた。

橋下「あんたじゃねぇだろ」

すでにチンピラの小競り合いである。
そして桜井氏も応戦した。

桜井「じゃあ『お前』でいいのか?」

桜井氏が初めから喧嘩腰で行こうと決めていたのかは知らないが、橋下市長の品格を欠いた揚げ足取りに対して、謝罪して仕切りなおすよりも打ち合いを望んだ形だ。(一応打った後で『あなた』と訂正しているが)

桜井氏側からすれば好判断だったように思う。
大人しく謝罪していれば、橋下市長が(汚い言葉で)一方的に主張を話し続ける展開になっていたかもしれない。
そうなっていたら、終始押され続けるか、あるいはどこかでキレて滅茶苦茶になっていたはずだ。
それを『互いに罵倒し合う』という展開で判定にもちこみ、やや優勢とも映った。
もっとも、負けなかっただけで何の実りもない会談だったのだが。


桜井氏(在特会)の側からすれば、在日特権の問題、規制されるべきヘイトスピーチの基準など、橋下市長と話し合いたいことはいくらでもあった。
一方、橋下市長の意見は簡潔だ。

「ヘイトスピーチはやめろ」
「国会議員に言え」
「文句があるなら選挙にでろ」

これしか言っていない。
しかし翌日、市庁でのぶら下がり会見で、

「(会談を以って)在特会の主張については、自分と維新の党が引き受けたことになる」
「在特会の攻撃対象は、在日から自分たちに移った」

などと意味不明の供述を行っている。
勿論、そのようなことは一切口にしていない。
会談前に作成しておいたレジュメにでも書いてあったのかも知れないが(笑)、
ほんの10分足らずの会談内容、会見前にチェックしておくべきだろう。


あの会談において、橋下市長の発言で特筆すべきことと言ったら、

橋下「お前のような差別主義者はなぁ、大阪にはいらない。来んな」

というヘイトスピーチくらいのものだ。
在特会が在日コリアンに向けて主張しているものと大体同じだ。


 発 者 同         . 。_   ____           争
 生 同 .じ     .    /´ |  (ゝ___)          い
 .し 士 .レ      .__/'r-┴<ゝi,,ノ   ro、      は、
 .な で .ベ      ∠ゝ (ゝ.//`   ./`|  }⌒j     
 .い し .ル        } ⌒ /`ヽ、_∠l,ノ ・ヽ´
 .! ! か の       /  ´..:.} >、、___,  .r、 ソ、`\
             /   ..:.:.}   /   |∨ ` ̄
            /   ..:.:./    |   
           / _、 ..:.:.:.{    .{.:.:.   \
          {   ..:Y  .ゝ、   {.:.:.:.:.    ヽ
          |、  ..:/ 丿 .:〉   >.- ⌒  .  ヽ
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2014年8月15日金曜日

ブログ開設一周年

戦没者の方々に哀悼と感謝を。


ブログを始めてから1年が経ちました。

最近はプライベートが立て込んでいたり、
ニコニコニュースからツイッターを利用するケースがほとんどで、
ブログの更新はめっきり…。

長々と書きたいことがある時にはブログを利用する、という方向で行きたいと思います。



さて、最近は。

朝日新聞が従軍慰安婦の虚報を認めましたね。
あの二日分は私もコンビニで買いました。(炎上商法恐るべし)

といっても、まだちゃんと目を通してません。

「吉田証言が嘘だったのは認めるけど、韓国人女性の尊厳が傷付けられたという本質は変わらない!」

みたいなことを書いてたようですが。

◆突っ込みどころ①
「強制連行ではないにしろ、断れない雰囲気で強制しているも同然」みたいな論調が有りますけれど。
徴兵も同じなのでは?
なんで慰安婦ばっかり取り上げて、赤紙はスルーなの?

◆突っ込みどころ②
「強制があったかなかったかは問題ではない」という論点のすり替えも聞こえるけれど。
じゃあ仮に、強制された例が見つかった場合、それはもう問題視しないってことでいいのかな?
強制の有無は関係ないんだから、そういうことですよね?


とりあえず、今回はこんなところで。

国会招致もありうるようなので、状況を見てまた書きたいと思います。
ちゃんとアカヒの検証記事にも隅々まで目を通しておかないと。


他に時事問題だと・・・。

■エボラ出血熱
日本に来ませんように・・・。
頑張れ医療。

■パレスチナ
頑張れパレスチナ。
失せろイスラエル。

■民主党が野党の結束を目指す
反自民と自分が政権取ることしか考えてねーな・・・。
日本のことを考えられない政治家は消えて下さい。

■自衛隊が集団で靖国参拝
神社お参りしたくらいで騒ぐなマスゴミ。

■米・露・中東
クリミア問題で米露開戦あるかと思ってたら。
アメリカ、まさかのイラク空爆。
もうそれぞれどっち向いてるのやら・・・。

2014年7月4日金曜日

セク・・・ハラ・・・?

議会でのヤジ問題について。

えっ、「結婚しろ」とか「子ども産め」ってセクハラになるの?

  セクハラ=性的嫌がらせ=相手が嫌がってるのにエロいことをすること

基本的にこんな↑認識だったので、
そもそも【セクハラ】ってなんだっけ?
というのを調べてみました。wikiで。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%8F%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88

すると、【環境型セクハラ】というものの一例に、
  • 女性に対して結婚、出産のことを尋ねる
とありました。

なんと、本当にセクハラだったのか・・・。

しかし、一般的にイメージされるセクハラに比べれば、すごく下らないことだと思うんですが。
あまり拡大解釈させすぎると、深刻な問題も相対的に軽んじられかねないので。
あれもセクハラ、これもセクハラっていうのはどうかと思う。

なお、男女雇用機会均等法により、女性→男性 や 男性→男性 のようなケースもちゃんとセクハラとして認められるそうです。

男性が受けるセクハラの一例
  • 男性に対して結婚のことを尋ねる。
私も親戚とかからセクハラ受けてたわー。



ということで、一連のヤジがセクハラ発言として問題があった(社会的に問題があると規定されている)ということには納得しました。

だがしかし。

アラサー・アラフォーの独身女性議員が少子化問題について話をすれば、

「いや、まずは自分が結婚しろよ」

と、ツッコまれるのは当然でしょう。

これが、性病持ちだったり、外見が著しく劣っていたり、過去に男性関係でひどい失敗をしていたり・・・などだったら、「結婚しろよw」という発言は確かにひどい。
しかし、塩村・上西両議員は?

「私は少子化対策に強い関心を持っています! ですが自分は結婚しません、あえてね」

こんな人が少子化問題を訴えても何の説得力もありません。
まずは自分が結婚して、最低でも二人は子どもを産んで。
これからの日本人はかくあるべし、というのを示すのが筋ではないでしょうか。



しかし、何にしても。
別に大事にするような話題ではないと思うんですけどねぇ、これ・・・。

ヤジられた議員が、自分が目立ちたくってアピールしたとか。
フェミ団体がカモネギに食いついたとか。
自民党を叩く材料が手に入ったと、野党やマスゴミが大喜びしているだけなのではないかと。

第一次内閣では外堀が自滅していったので、その轍を踏ませたいという考えがあるのかな?
でも、当の本人は種なしカボチャだから、別にダメージにはならない気がする。




ついでに、私の性差別問題に関する持論。

私は男女の生物的・社会的役割の違いについて、きっちり差別化を図るべきという立場です。
男性にしかできないこと、女性にしかできないこと。
どちらの性別でもできるけれど、男性の方が向いていること、女性のほうが向いていること。
これらをきっちり分担した上で、両者の役割が共に尊いものだと認めること。
これが私の考える男女平等です。

フェミが言う「女性の社会進出!」とか、結局、昔から男が担ってきた役割の方が尊いものだと認めているようなものだと思うんですよね。
家事をこなして家庭を守り、育児をすることで次の世代に繋げていく。
この尊さを自分たちで否定していませんか?

そんな環境で、誰が子どもを産みたいと考えるでしょうか?

子育てをしやすい環境づくりを話し合う前に、社会にとってプラスになるように人の価値観を誘導する(悪く言えば洗脳する)ことを考えればいいのに。

2014年7月3日木曜日

集団的自衛権はあっていい

昨日、憲法解釈変更による集団的自衛権の行使容認が閣議決定された。

集団的自衛権について、私は長らく「特に必要とは思わないけれど、反対ではない」という中途半端な立場だった。
公明党が主張してきたように、日本の安全は個別的自衛権の範囲内で保障される。
集団的自衛権が必要とされるのは日米同盟の関係上、つまりアメリカのご機嫌伺いという側面が強かろうと考えていたからだ。

ご機嫌伺いなどというと何やら卑屈に聞こえるが。
外交における同盟やら敵対やらは基本的に利害関係。
利があれば協力しあうし、利が無ければ何もしない。
だから、日本の安全を米軍に保障してもらう対価として、集団的自衛権が釣り合うものであるならば、その行使容認もやむなしと考えていた。


しかし。
現在の近隣諸国の情勢をよくよく考えてみれば、これまでの「消極的賛成」ではなく、むしろ「積極的賛成」へと意見が変わった。

情勢というのは、まず何と言ってもロシアによるクリミア編入である。
その是非については置いておくが、もしも同じようなことを日本がやられたとしたら?

これがただの仮定、杞憂であると言い切れない要因がある。
中国だ。

中国と日本には既に尖閣諸島を巡る諍いがあるが、中国の領土的野心は日本以外にも向いている。
今一番躍起になっているのは、南沙諸島の問題だ。
これが今後、大きな軍事衝突に発展したらどうなるだろう?
もし仮に戦争になり、しかも中国が勝ってしまったらどうなるだろう?

 次 は 日 本 と 開 戦 だ (?)


だから、今こそ集団的自衛権が必要なのだ。
ある国が日本と共通する敵から共通の目的で攻撃を受けた時、これを支援するのは日本の防衛のためになる。
平和を脅かす要因は、早い内に取り除いておくべきだ。

サヨクは発狂するような意見かもしれないが、常識的かつ冷静に、自分や家族、友人知人、その幸福を願うならば。
安易に「戦争反対」を叫ぶのは逆効果である。

勿論、戦争とは外交における最終手段、基本的には切ってはいけない札であることは認めよう。
しかし、弱腰や理想論に基づく戦争回避で得られるのは、結局はただの先延ばしに過ぎない。
先延ばし続けた結果、打つ手がないほど追い込まれ、滅ぼされるのを待つしかない段階になってから後悔しても遅いのだ。

サヨクは言う。
「子どもたち(子孫)が平和な世界で過ごせるようにするために、戦争が出来る国にしてはいけない」と。
何を莫迦なことを。
脅威を取り除かず問題を先延ばしにした結果、戦争で死ぬのは今の子どもたち、もしくはまだ生まれてきていない子孫たちだ。
今なら少数の犠牲で済んだものが、最悪、子孫の絶滅という結果になるかもしれないではないか。
結局は、自分さえ安全なら未来などどうでもいいのではないか?
口では綺麗事を言いつつも、本質的には保身しか考えていない。

先延ばしにして、笑い話で済むのは夏休みの宿題くらいのものだ。

ちょうど脅威がそこにあり、
ちょうど国際情勢が怪しくもあり、
ちょうど自衛権を見直せる政権が存在する。

さぁ。
いつやるか?

2014年4月7日月曜日

皇位継承問題:女系天皇がダメな理由を理解したければ競馬をやれ

よしりんがまたおかしなことを言っているようなので。

 小林よしのり「愛子さまがしゃべったと驚くネトウヨの無知」――愛子さま、学習院女子中等科に入学ニュースを受けて。
 http://netouyonews.net/archives/8319677.html


この機会に皇位継承問題についてまとめてみる。

そもそも天皇家とは、現在の奈良県橿原で即位したとされる初代の天皇・神武天皇の一族である。
さらに神武天皇の男系(父親の父親の父親・・・)を辿ると、日本神話の最高神・天照大御神の息子神・アメノオシホミミに行き着く。

神武天皇の存在自体は、フィクションである可能性が高い。
実在したとされる最古の天皇は10代目の崇神天皇であり、神武天皇と崇神天皇は共にハツクニシラススメラミコト(「初めて天下を治めた天皇」の意)という同じ別名を有していることから、同一人物とする見方もある。

なお、日本が建国された年は、神武天皇の実在が怪しいためはっきりとしていない。
しかし、最低でも崇神天皇の在位期間である3世紀~4世紀頃には天皇家、及び日本国が存在していたことになる。
これは、天皇家=現存する最古の皇族家であり、日本国=現存する世界最古の国家であることを意味している。


さて。
崇神天皇以降(神話的には神武天皇やアメノオシホミミ以降)、天皇はその男系の子孫が代々、万世一系に即位してきた。

ここで問題になるのが、男系という言葉の意味だ。

何度説明されても理解してくれない人(例:田○陽子さん)がいるが、男系=男子ではない
現に、推古天皇や持統天皇など、歴史上6人の女性が天皇に即位している。
よって、男系が継承する=女性は天皇になれない、というわけではない。

天皇になれないのは、女性天皇の子どもである。


何故、女性天皇の子どもは皇位継承権がないのか?
これは、競馬で話をするとわかりやすい。

競馬は何よりも馬の血統を重視する。
世界中の全てのサラブレッドは、その祖先を辿れば必ず三大始祖(ダーレーアラビアン・バイアリーターク・ゴドルフィンアラビアン)に行き着く。
ある馬の血統の記録がどこかで途切れていれば、その馬はサラブレッドとして認められない。

サラブレッドの血統は、大きく2種類に分けられる。
父系(牡系)であるサイアーラインと、母系(牝系)であるファミリーラインだ。
サイアーラインは、その馬の父馬の父馬の父馬…を辿る血統であり、
ファミリーラインは、その馬の母馬の母馬の母馬…を辿る血統である。


例として、三冠馬ディープインパクトの血統を挙げよう。


ディープインパクトの父は、アメリカのダートで大活躍し、後に日本へ輸入された大種牡馬サンデーサイレンスである。
更にサンデーサイレンスの父は、アメリカでリーディングサイアー(一年間で産駒が最も良い成績を残した種牡馬)にもなった大種牡馬ヘイロー。
更に更にヘイローの父は、アメリカと日本を中心に一大系統を築き上げたヘイルトゥリーズンである。
ヘイルトゥリーズンの産駒にはヘイローの他にロベルト等がおり、ロベルトの息子ブライアンズタイムは日本で種牡馬となって、三冠馬ナリタブライアンなどを輩出した。
こうした一大系統を築くようになると、その種牡馬の名前をとって父系を「~系」と呼ぶ。
つまり、日本やアメリカでは、ヘイルトゥリーズン系という大きな父系の血族が繁栄していて、ヘイルトゥリーズン系は更にヘイロー系やロベルト系の血族に分化していくというわけだ。
なお、ヘイルトゥリーズンの始祖はダーレーアラビアンである。

次に、ディープインパクトの母系を辿る。
ディープインパクトの母は、アイルランドで生産されたウインドインハーヘアだ。
ウインドインハーヘアは、父がAlzao、母がBurghclereという血統で、ドイツでG1を勝っている。
Burghclereは目立った競走成績を残していないが、そのまた母のHighclereはヨーロッパのクラシックホース。
Highclereはヨーロッパの重賞勝ち馬を複数輩出し、その内の一頭・Height of Fashionは、母となって、イギリス二冠馬Nashwanなどを産んだ。
これがディープのファミリーラインである。

ここで、ディープの兄弟姉妹にも焦点を当てよう。
サラブレッドにおいて兄弟姉妹という話をした場合、「同じ母馬から生まれた子ども達」を意味する。
つまり、「同じ父馬から生まれた子ども達は兄弟姉妹とはみなさない」ということであり、サラブレッドの近親関係は全て母系が基準となっている。

ディープインパクトの母・ウインドインハーヘアはディープ以外にも、重賞を勝った兄・ブラックタイドや、スプリントで連勝街道を突き進んだ姉・レディブロンドなどを産んだ。
また、ディープの姉・レディブロンドからは、スペシャルウィークとの間にG1帝王賞を制したゴルトブリッツが生まれている。


重要なのは、父馬・母馬ともに、強い子どもを生み出すことが大切である点は同じだが、その直系の後継者として残さなければならない馬は、自身と同性である必要があるということだ。

ディープの父・サンデーサイレンスは、非常に多くの名馬を輩出した大種牡馬だ。
しかし、その種牡馬としてのサンデーサイレンスの後継馬は、優れた種牡馬でなくてはならなかった。
仮にG1を何勝もする名牝を生み出そうとも、その牝馬はサンデーの後継者足り得ないのだ。

例として、エリザベス女王杯を制したサンデー産駒の牝馬・トゥザヴィクトリーを挙げよう。
トゥザヴィクトリーは繁殖入りし、キングカメハメハとの間に、重賞を複数勝っているトゥザグローリーや、今月行われる皐月賞の有力馬の一頭・トゥザワールドを産んだ。
このトゥザヴィクトリーの競走成績が優秀であったのは、サンデーの手柄だ。
しかし、更にその子ども・トゥザグローリーやトゥザワールドが優秀なのは、父であるキングカメハメハや、トゥザヴィクトリーの母系の優秀さとして語られることになる。
子孫の血統表には名が残るが、サイアーライン・ファミリーラインのいずれにおいてもサンデーが直系の先祖として語られることはないのである。

それでは、サンデーの後継者となる種牡馬の成績についてはどうだろうか。
サンデーサイレンスの最高傑作・ディープインパクトは、既にダービー馬・キズナや、三冠牝馬でこの間ドバイでもG1を勝ったジェンティルドンナ等を輩出している名種牡馬である。
また、同じくサンデー産駒のステイゴールドは三冠馬オルフェーブルやゴールドシップを輩出し、スペシャルウィークはブエナビスタやシーザリオを輩出した。
これが、サンデーの父系の血統の優秀さ、及び「サンデーサイレンス系」の繁栄を示している。

一方、ディープの母系、ウインドインハーヘアの後継馬はどうだろうか?
ウインドインハーヘアが産んだ牝馬は複数いるが、その中でこれまでに繁殖牝馬として目立った活躍をしているのはレディブロンドだ。
先述したように、レディブロンドはスペシャルウィークとの配合でG1馬を産んでいる。
残念ながらレディブロンドは既に亡くなっているが、存命の娘にはシンボリクリスエスやアグネスタキオンとの間にできた産駒がいるようだ。
彼女たちには、ウインドインハーヘアの母系を伝えていくという重要な役割が課せられている。


競馬は血統のロマンだ。
一頭の馬の現役生活は通常3年程度と短い。
しかし、その馬が引退し、繁殖に入ると、数年後にはその仔が。
更に数年後には孫が活躍する姿を見ることができる。

競馬以外にも、野球で長嶋茂雄の息子・一茂がプロになったり、もしくは政治家が世襲をしたり。
一族の話は物語になることが多い。
競馬はそのスパンが非常に短いため、競馬=血統の物語として大変に面白いのだ。


ここでもうひとつ、血統ロマンの話として一頭の牝馬の名前を挙げたい。
ハープスター。
来週の桜花賞の大本命であり、とてつもない素質を秘めていると目される怪物だ。

このハープスター、祖母の名前をベガと言う。
牝馬クラシックで桜花賞とオークスを制した名牝である。
史上二頭目となる牝馬三冠のかかったエリザベス女王杯では、残念ながら3着に破れ、偉業の達成はならなかった。
しかし、このエリザベス女王杯の勝ち馬が、奇しくも同じ由来(こと座の一等星)で命名されたホクトベガ(後のダートの女王)であったため、「ベガはベガでもホクトベガ」という実況は伝説となった。

ベガは引退後、繁殖牝馬となり、2年連続でサンデーサイレンスと交配した。
その初年度産駒として生まれたアドマイヤベガは、牡馬クラシックの主役として日本ダービーを制した。
二番目の産駒、アドマイヤボスも重賞を勝っている。
更にティンバーカントリーとの間に生まれた三番仔のアドマイヤドンは朝日FSでG1を初制覇後、ダートに転向して通算でG1を7つ制した。
このように名繁殖牝馬であったベガだったが、残念ながら5頭の産駒を残して早逝してしまった。
うち4頭は牡馬であり、母系としての後継馬はファルブラヴ産駒のヒストリックスター1頭しか残すことができなかった。

ただ一頭しか後継者がいない。
これはベガの母系が断絶する可能性が危ぶまれる状況であった。
ヒストリックスターから優秀な馬が生まれるかわからない。
仮に優秀な繁殖牝馬だったとしても、後継馬を産む前に早死してしまうかもしれない。
しかし、そんな状況下で誕生したのが、ハープスターである。

祖母と同じ、こと座の星の名が付けられたハープスターは、異次元の末脚で新潟2歳Sを圧勝。
続く阪神JFこそ前を捕らえ損ねて2着に敗れたものの、前走チューリップ賞は大外を追い込んで危なげなく楽勝。
来週の桜花賞、続くオークスを制することになれば、世界最高峰のレース・凱旋門賞制覇も夢ではないはずだ。
そして、いずれはハープスターも母となり、その優秀な母系を脈々と伝えていくのだ。



さて。
競馬の話はここまでにして、天皇家の皇位継承に話を戻そう。

天皇の皇位継承者は、サラブレッドで言うところのサイアーライン・男系である。
歴史上、全ての天皇はこのサイアーライン(便宜上これを 神武系 と呼ぶ)を継ぐ者が即位してきた。
このサイアーラインこそが天皇であり、憲法に従って天皇=日本国の象徴であるならば、神武系
=日本国であると言っても過言ではない。

ここで、仮に愛子内親王が天皇になった場合を考えてみよう。
下図に愛子内親王の血統を示した。


愛子内親王の父は今上天皇の息子である徳仁親王であるため、神武系のサイアーラインの直系である。
そのため、愛子内親王が皇位を継承したとしても問題はない。

問題があるのは、愛子内親王の子どもが皇位を継承するケースである。

仮に、愛子内親王が木村という家の男を婿にとり、その木村某との間に生まれた子を天皇にするとしよう。
その子ども・女系天皇の血統を下図に示した。



この場合、女系天皇のサイアーラインは神武系ではなく、木村系となる。

一方、ファミリーライン・女系はどうだろうか?
愛子内親王の母・雅子殿下は小和田家の生まれである。
雅子殿下の母・優美子さんはチッソ元会長・江頭豊の娘だ。
さらに優美子さんの母・寿々子さんは、海軍大将山屋他人の娘。

つまり、愛子内親王の子どもは、サイアーライン・ファミリーラインともに、神武系の天皇家とは血統上関わりがないということになる。


皇位継承を男系に限定していることを、女性差別だと勘違いしている人がいる。
それは違うと説明しても、認めようとしない人がいる。
残念ながら、男系のみに限定された皇位継承は、本当に女性差別ではないのだ。
ただ、初代から天皇は男系が継承してきたから(初期の段階で男系の継承としたことに対して、女性蔑視が無かったとは断言できないが)、今更変えようがないというだけの話なのである。


天皇家に限らず、一族・氏(うじ)は血統に基づいている。
共通の祖先を持っているからこそ、同じ氏であり、天皇家なのだ。
それを無視して、女系天皇などを容認しようというのは、天皇家の存続という目的を重視するあまり、前提である血統を蔑ろにする愚策である。
女系天皇など、絶対に認めてはいけないと断じよう。

幸い、悠仁親王がお生まれになったおかげで、当面の皇位継承問題は据え置きとなった。
しかし、もしも今後、後継者がいなくなるような事態になったとするならば。
まずは、旧宮家から神武系の人間を候補にするべきだろう。
それもうまくいかなければ、天皇制を廃止し、日本国はその歴史に幕を下ろせばいい。
天皇家は日本国と切り離せない、固有にして最大の文化だが、盛者必衰・諸行無常、何物もいずれは失われる。
かつて天皇制が存在した元日本国は、その歴史を伝えつつ、大きくは変わることのない新しい国として再スタートするだろう。