10月20日
橋下徹大阪市長と在特会代表・桜井誠氏との間で意見交換が行われた。
「意見交換が行われた」と書くと、互いに意見を言い合い、話し合ったかのように聞こえる。
しかし、実際には話し合いなど一切行われなかった。
最初に桜井氏が橋下市長を「あんた」と呼んでしまうミスを犯す(?)と、橋下市長は噛み付いた。
橋下「あんたじゃねぇだろ」
すでにチンピラの小競り合いである。
そして桜井氏も応戦した。
桜井「じゃあ『お前』でいいのか?」
桜井氏が初めから喧嘩腰で行こうと決めていたのかは知らないが、橋下市長の品格を欠いた揚げ足取りに対して、謝罪して仕切りなおすよりも打ち合いを望んだ形だ。(一応打った後で『あなた』と訂正しているが)
桜井氏側からすれば好判断だったように思う。
大人しく謝罪していれば、橋下市長が(汚い言葉で)一方的に主張を話し続ける展開になっていたかもしれない。
そうなっていたら、終始押され続けるか、あるいはどこかでキレて滅茶苦茶になっていたはずだ。
それを『互いに罵倒し合う』という展開で判定にもちこみ、やや優勢とも映った。
もっとも、負けなかっただけで何の実りもない会談だったのだが。
桜井氏(在特会)の側からすれば、在日特権の問題、規制されるべきヘイトスピーチの基準など、橋下市長と話し合いたいことはいくらでもあった。
一方、橋下市長の意見は簡潔だ。
「ヘイトスピーチはやめろ」
「国会議員に言え」
「文句があるなら選挙にでろ」
これしか言っていない。
しかし翌日、市庁でのぶら下がり会見で、
「(会談を以って)在特会の主張については、自分と維新の党が引き受けたことになる」
「在特会の攻撃対象は、在日から自分たちに移った」
などと意味不明の供述を行っている。
勿論、そのようなことは一切口にしていない。
会談前に作成しておいたレジュメにでも書いてあったのかも知れないが(笑)、
ほんの10分足らずの会談内容、会見前にチェックしておくべきだろう。
あの会談において、橋下市長の発言で特筆すべきことと言ったら、
橋下「お前のような差別主義者はなぁ、大阪にはいらない。来んな」
というヘイトスピーチくらいのものだ。
在特会が在日コリアンに向けて主張しているものと大体同じだ。
発 者 同 . 。_ ____ 争
生 同 .じ . /´ | (ゝ___) い
.し 士 .レ .__/'r-┴<ゝi,,ノ ro、 は、
.な で .ベ ∠ゝ (ゝ.//` ./`| }⌒j
.い し .ル } ⌒ /`ヽ、_∠l,ノ ・ヽ´
.! ! か の / ´..:.} >、、___, .r、 ソ、`\
/ ..:.:.} / |∨ ` ̄
/ ..:.:./ | 丶
/ _、 ..:.:.:.{ .{.:.:. \
{ ..:Y .ゝ、 {.:.:.:.:. ヽ
|、 ..:/ 丿 .:〉 >.- ⌒ . ヽ
/ {. ..:./ ソ ..:./ .( ..:.:.:` ..:}
./..:.:}.:.:./ ヘ、 ..:./ .\ ..:.:r_,ノ、.:.:}
./..:.:/|.:/ {.:./ X.:.:}.} X X
/..:.:/ .}.:| }:/ .Y丶ヽ Y.:Y
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/.:.:.:.:.::/ !.:.:ゝ ゝ.:. ̄ヾ ´:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾゝ \.: ̄>
マスゴミ嫌いな木村幹人が、政治や社会系の出来事について持論を書き綴っていきます。自己紹介→http://mikitree.blogspot.jp/2013/09/blog-post.html
2014年10月22日水曜日
2014年8月15日金曜日
ブログ開設一周年
戦没者の方々に哀悼と感謝を。
ブログを始めてから1年が経ちました。
最近はプライベートが立て込んでいたり、
ニコニコニュースからツイッターを利用するケースがほとんどで、
ブログの更新はめっきり…。
長々と書きたいことがある時にはブログを利用する、という方向で行きたいと思います。
さて、最近は。
朝日新聞が従軍慰安婦の虚報を認めましたね。
あの二日分は私もコンビニで買いました。(炎上商法恐るべし)
といっても、まだちゃんと目を通してません。
「吉田証言が嘘だったのは認めるけど、韓国人女性の尊厳が傷付けられたという本質は変わらない!」
みたいなことを書いてたようですが。
◆突っ込みどころ①
「強制連行ではないにしろ、断れない雰囲気で強制しているも同然」みたいな論調が有りますけれど。
徴兵も同じなのでは?
なんで慰安婦ばっかり取り上げて、赤紙はスルーなの?
◆突っ込みどころ②
「強制があったかなかったかは問題ではない」という論点のすり替えも聞こえるけれど。
じゃあ仮に、強制された例が見つかった場合、それはもう問題視しないってことでいいのかな?
強制の有無は関係ないんだから、そういうことですよね?
とりあえず、今回はこんなところで。
国会招致もありうるようなので、状況を見てまた書きたいと思います。
ちゃんとアカヒの検証記事にも隅々まで目を通しておかないと。
他に時事問題だと・・・。
■エボラ出血熱
日本に来ませんように・・・。
頑張れ医療。
■パレスチナ
頑張れパレスチナ。
失せろイスラエル。
■民主党が野党の結束を目指す
反自民と自分が政権取ることしか考えてねーな・・・。
日本のことを考えられない政治家は消えて下さい。
■自衛隊が集団で靖国参拝
神社お参りしたくらいで騒ぐなマスゴミ。
■米・露・中東
クリミア問題で米露開戦あるかと思ってたら。
アメリカ、まさかのイラク空爆。
もうそれぞれどっち向いてるのやら・・・。
ブログを始めてから1年が経ちました。
最近はプライベートが立て込んでいたり、
ニコニコニュースからツイッターを利用するケースがほとんどで、
ブログの更新はめっきり…。
長々と書きたいことがある時にはブログを利用する、という方向で行きたいと思います。
さて、最近は。
朝日新聞が従軍慰安婦の虚報を認めましたね。
あの二日分は私もコンビニで買いました。(炎上商法恐るべし)
といっても、まだちゃんと目を通してません。
「吉田証言が嘘だったのは認めるけど、韓国人女性の尊厳が傷付けられたという本質は変わらない!」
みたいなことを書いてたようですが。
◆突っ込みどころ①
「強制連行ではないにしろ、断れない雰囲気で強制しているも同然」みたいな論調が有りますけれど。
徴兵も同じなのでは?
なんで慰安婦ばっかり取り上げて、赤紙はスルーなの?
◆突っ込みどころ②
「強制があったかなかったかは問題ではない」という論点のすり替えも聞こえるけれど。
じゃあ仮に、強制された例が見つかった場合、それはもう問題視しないってことでいいのかな?
強制の有無は関係ないんだから、そういうことですよね?
とりあえず、今回はこんなところで。
国会招致もありうるようなので、状況を見てまた書きたいと思います。
ちゃんとアカヒの検証記事にも隅々まで目を通しておかないと。
他に時事問題だと・・・。
■エボラ出血熱
日本に来ませんように・・・。
頑張れ医療。
■パレスチナ
頑張れパレスチナ。
失せろイスラエル。
■民主党が野党の結束を目指す
反自民と自分が政権取ることしか考えてねーな・・・。
日本のことを考えられない政治家は消えて下さい。
■自衛隊が集団で靖国参拝
神社お参りしたくらいで騒ぐなマスゴミ。
■米・露・中東
クリミア問題で米露開戦あるかと思ってたら。
アメリカ、まさかのイラク空爆。
もうそれぞれどっち向いてるのやら・・・。
2014年7月4日金曜日
セク・・・ハラ・・・?
議会でのヤジ問題について。
えっ、「結婚しろ」とか「子ども産め」ってセクハラになるの?
セクハラ=性的嫌がらせ=相手が嫌がってるのにエロいことをすること
基本的にこんな↑認識だったので、
そもそも【セクハラ】ってなんだっけ?
というのを調べてみました。wikiで。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%8F%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88
すると、【環境型セクハラ】というものの一例に、
えっ、「結婚しろ」とか「子ども産め」ってセクハラになるの?
セクハラ=性的嫌がらせ=相手が嫌がってるのにエロいことをすること
基本的にこんな↑認識だったので、
そもそも【セクハラ】ってなんだっけ?
というのを調べてみました。wikiで。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%8F%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88
すると、【環境型セクハラ】というものの一例に、
- 女性に対して結婚、出産のことを尋ねる
とありました。
なんと、本当にセクハラだったのか・・・。
しかし、一般的にイメージされるセクハラに比べれば、すごく下らないことだと思うんですが。
あまり拡大解釈させすぎると、深刻な問題も相対的に軽んじられかねないので。
あれもセクハラ、これもセクハラっていうのはどうかと思う。
なお、男女雇用機会均等法により、女性→男性 や 男性→男性 のようなケースもちゃんとセクハラとして認められるそうです。
男性が受けるセクハラの一例
- 男性に対して結婚のことを尋ねる。
私も親戚とかからセクハラ受けてたわー。
ということで、一連のヤジがセクハラ発言として問題があった(社会的に問題があると規定されている)ということには納得しました。
だがしかし。
アラサー・アラフォーの独身女性議員が少子化問題について話をすれば、
「いや、まずは自分が結婚しろよ」
と、ツッコまれるのは当然でしょう。
これが、性病持ちだったり、外見が著しく劣っていたり、過去に男性関係でひどい失敗をしていたり・・・などだったら、「結婚しろよw」という発言は確かにひどい。
しかし、塩村・上西両議員は?
「私は少子化対策に強い関心を持っています! ですが自分は結婚しません、あえてね」
こんな人が少子化問題を訴えても何の説得力もありません。
まずは自分が結婚して、最低でも二人は子どもを産んで。
これからの日本人はかくあるべし、というのを示すのが筋ではないでしょうか。
しかし、何にしても。
別に大事にするような話題ではないと思うんですけどねぇ、これ・・・。
ヤジられた議員が、自分が目立ちたくってアピールしたとか。
フェミ団体がカモネギに食いついたとか。
自民党を叩く材料が手に入ったと、野党やマスゴミが大喜びしているだけなのではないかと。
第一次内閣では外堀が自滅していったので、その轍を踏ませたいという考えがあるのかな?
でも、当の本人は種なしカボチャだから、別にダメージにはならない気がする。
ついでに、私の性差別問題に関する持論。
私は男女の生物的・社会的役割の違いについて、きっちり差別化を図るべきという立場です。
男性にしかできないこと、女性にしかできないこと。
どちらの性別でもできるけれど、男性の方が向いていること、女性のほうが向いていること。
これらをきっちり分担した上で、両者の役割が共に尊いものだと認めること。
これが私の考える男女平等です。
フェミが言う「女性の社会進出!」とか、結局、昔から男が担ってきた役割の方が尊いものだと認めているようなものだと思うんですよね。
家事をこなして家庭を守り、育児をすることで次の世代に繋げていく。
この尊さを自分たちで否定していませんか?
そんな環境で、誰が子どもを産みたいと考えるでしょうか?
子育てをしやすい環境づくりを話し合う前に、社会にとってプラスになるように人の価値観を誘導する(悪く言えば洗脳する)ことを考えればいいのに。
2014年7月3日木曜日
集団的自衛権はあっていい
昨日、憲法解釈変更による集団的自衛権の行使容認が閣議決定された。
集団的自衛権について、私は長らく「特に必要とは思わないけれど、反対ではない」という中途半端な立場だった。
公明党が主張してきたように、日本の安全は個別的自衛権の範囲内で保障される。
集団的自衛権が必要とされるのは日米同盟の関係上、つまりアメリカのご機嫌伺いという側面が強かろうと考えていたからだ。
ご機嫌伺いなどというと何やら卑屈に聞こえるが。
外交における同盟やら敵対やらは基本的に利害関係。
利があれば協力しあうし、利が無ければ何もしない。
だから、日本の安全を米軍に保障してもらう対価として、集団的自衛権が釣り合うものであるならば、その行使容認もやむなしと考えていた。
しかし。
現在の近隣諸国の情勢をよくよく考えてみれば、これまでの「消極的賛成」ではなく、むしろ「積極的賛成」へと意見が変わった。
情勢というのは、まず何と言ってもロシアによるクリミア編入である。
その是非については置いておくが、もしも同じようなことを日本がやられたとしたら?
これがただの仮定、杞憂であると言い切れない要因がある。
中国だ。
中国と日本には既に尖閣諸島を巡る諍いがあるが、中国の領土的野心は日本以外にも向いている。
今一番躍起になっているのは、南沙諸島の問題だ。
これが今後、大きな軍事衝突に発展したらどうなるだろう?
もし仮に戦争になり、しかも中国が勝ってしまったらどうなるだろう?
次 は 日 本 と 開 戦 だ (?)
だから、今こそ集団的自衛権が必要なのだ。
ある国が日本と共通する敵から共通の目的で攻撃を受けた時、これを支援するのは日本の防衛のためになる。
平和を脅かす要因は、早い内に取り除いておくべきだ。
サヨクは発狂するような意見かもしれないが、常識的かつ冷静に、自分や家族、友人知人、その幸福を願うならば。
安易に「戦争反対」を叫ぶのは逆効果である。
勿論、戦争とは外交における最終手段、基本的には切ってはいけない札であることは認めよう。
しかし、弱腰や理想論に基づく戦争回避で得られるのは、結局はただの先延ばしに過ぎない。
先延ばし続けた結果、打つ手がないほど追い込まれ、滅ぼされるのを待つしかない段階になってから後悔しても遅いのだ。
サヨクは言う。
「子どもたち(子孫)が平和な世界で過ごせるようにするために、戦争が出来る国にしてはいけない」と。
何を莫迦なことを。
脅威を取り除かず問題を先延ばしにした結果、戦争で死ぬのは今の子どもたち、もしくはまだ生まれてきていない子孫たちだ。
今なら少数の犠牲で済んだものが、最悪、子孫の絶滅という結果になるかもしれないではないか。
結局は、自分さえ安全なら未来などどうでもいいのではないか?
口では綺麗事を言いつつも、本質的には保身しか考えていない。
先延ばしにして、笑い話で済むのは夏休みの宿題くらいのものだ。
ちょうど脅威がそこにあり、
ちょうど国際情勢が怪しくもあり、
ちょうど自衛権を見直せる政権が存在する。
さぁ。
いつやるか?
集団的自衛権について、私は長らく「特に必要とは思わないけれど、反対ではない」という中途半端な立場だった。
公明党が主張してきたように、日本の安全は個別的自衛権の範囲内で保障される。
集団的自衛権が必要とされるのは日米同盟の関係上、つまりアメリカのご機嫌伺いという側面が強かろうと考えていたからだ。
ご機嫌伺いなどというと何やら卑屈に聞こえるが。
外交における同盟やら敵対やらは基本的に利害関係。
利があれば協力しあうし、利が無ければ何もしない。
だから、日本の安全を米軍に保障してもらう対価として、集団的自衛権が釣り合うものであるならば、その行使容認もやむなしと考えていた。
しかし。
現在の近隣諸国の情勢をよくよく考えてみれば、これまでの「消極的賛成」ではなく、むしろ「積極的賛成」へと意見が変わった。
情勢というのは、まず何と言ってもロシアによるクリミア編入である。
その是非については置いておくが、もしも同じようなことを日本がやられたとしたら?
これがただの仮定、杞憂であると言い切れない要因がある。
中国だ。
中国と日本には既に尖閣諸島を巡る諍いがあるが、中国の領土的野心は日本以外にも向いている。
今一番躍起になっているのは、南沙諸島の問題だ。
これが今後、大きな軍事衝突に発展したらどうなるだろう?
もし仮に戦争になり、しかも中国が勝ってしまったらどうなるだろう?
次 は 日 本 と 開 戦 だ (?)
だから、今こそ集団的自衛権が必要なのだ。
ある国が日本と共通する敵から共通の目的で攻撃を受けた時、これを支援するのは日本の防衛のためになる。
平和を脅かす要因は、早い内に取り除いておくべきだ。
サヨクは発狂するような意見かもしれないが、常識的かつ冷静に、自分や家族、友人知人、その幸福を願うならば。
安易に「戦争反対」を叫ぶのは逆効果である。
勿論、戦争とは外交における最終手段、基本的には切ってはいけない札であることは認めよう。
しかし、弱腰や理想論に基づく戦争回避で得られるのは、結局はただの先延ばしに過ぎない。
先延ばし続けた結果、打つ手がないほど追い込まれ、滅ぼされるのを待つしかない段階になってから後悔しても遅いのだ。
サヨクは言う。
「子どもたち(子孫)が平和な世界で過ごせるようにするために、戦争が出来る国にしてはいけない」と。
何を莫迦なことを。
脅威を取り除かず問題を先延ばしにした結果、戦争で死ぬのは今の子どもたち、もしくはまだ生まれてきていない子孫たちだ。
今なら少数の犠牲で済んだものが、最悪、子孫の絶滅という結果になるかもしれないではないか。
結局は、自分さえ安全なら未来などどうでもいいのではないか?
口では綺麗事を言いつつも、本質的には保身しか考えていない。
先延ばしにして、笑い話で済むのは夏休みの宿題くらいのものだ。
ちょうど脅威がそこにあり、
ちょうど国際情勢が怪しくもあり、
ちょうど自衛権を見直せる政権が存在する。
さぁ。
いつやるか?
2014年4月7日月曜日
皇位継承問題:女系天皇がダメな理由を理解したければ競馬をやれ
よしりんがまたおかしなことを言っているようなので。
小林よしのり「愛子さまがしゃべったと驚くネトウヨの無知」――愛子さま、学習院女子中等科に入学ニュースを受けて。
http://netouyonews.net/archives/8319677.html
この機会に皇位継承問題についてまとめてみる。
そもそも天皇家とは、現在の奈良県橿原で即位したとされる初代の天皇・神武天皇の一族である。
さらに神武天皇の男系(父親の父親の父親・・・)を辿ると、日本神話の最高神・天照大御神の息子神・アメノオシホミミに行き着く。
神武天皇の存在自体は、フィクションである可能性が高い。
実在したとされる最古の天皇は10代目の崇神天皇であり、神武天皇と崇神天皇は共にハツクニシラススメラミコト(「初めて天下を治めた天皇」の意)という同じ別名を有していることから、同一人物とする見方もある。
なお、日本が建国された年は、神武天皇の実在が怪しいためはっきりとしていない。
しかし、最低でも崇神天皇の在位期間である3世紀~4世紀頃には天皇家、及び日本国が存在していたことになる。
これは、天皇家=現存する最古の皇族家であり、日本国=現存する世界最古の国家であることを意味している。
さて。
崇神天皇以降(神話的には神武天皇やアメノオシホミミ以降)、天皇はその男系の子孫が代々、万世一系に即位してきた。
ここで問題になるのが、「男系」という言葉の意味だ。
何度説明されても理解してくれない人(例:田○陽子さん)がいるが、男系=男子ではない。
現に、推古天皇や持統天皇など、歴史上6人の女性が天皇に即位している。
よって、男系が継承する=女性は天皇になれない、というわけではない。
天皇になれないのは、女性天皇の子どもである。
何故、女性天皇の子どもは皇位継承権がないのか?
これは、競馬で話をするとわかりやすい。
競馬は何よりも馬の血統を重視する。
世界中の全てのサラブレッドは、その祖先を辿れば必ず三大始祖(ダーレーアラビアン・バイアリーターク・ゴドルフィンアラビアン)に行き着く。
ある馬の血統の記録がどこかで途切れていれば、その馬はサラブレッドとして認められない。
サラブレッドの血統は、大きく2種類に分けられる。
父系(牡系)であるサイアーラインと、母系(牝系)であるファミリーラインだ。
サイアーラインは、その馬の父馬の父馬の父馬…を辿る血統であり、
ファミリーラインは、その馬の母馬の母馬の母馬…を辿る血統である。
例として、三冠馬ディープインパクトの血統を挙げよう。
ディープインパクトの父は、アメリカのダートで大活躍し、後に日本へ輸入された大種牡馬サンデーサイレンスである。
更にサンデーサイレンスの父は、アメリカでリーディングサイアー(一年間で産駒が最も良い成績を残した種牡馬)にもなった大種牡馬ヘイロー。
更に更にヘイローの父は、アメリカと日本を中心に一大系統を築き上げたヘイルトゥリーズンである。
ヘイルトゥリーズンの産駒にはヘイローの他にロベルト等がおり、ロベルトの息子ブライアンズタイムは日本で種牡馬となって、三冠馬ナリタブライアンなどを輩出した。
こうした一大系統を築くようになると、その種牡馬の名前をとって父系を「~系」と呼ぶ。
つまり、日本やアメリカでは、ヘイルトゥリーズン系という大きな父系の血族が繁栄していて、ヘイルトゥリーズン系は更にヘイロー系やロベルト系の血族に分化していくというわけだ。
なお、ヘイルトゥリーズンの始祖はダーレーアラビアンである。
次に、ディープインパクトの母系を辿る。
ディープインパクトの母は、アイルランドで生産されたウインドインハーヘアだ。
ウインドインハーヘアは、父がAlzao、母がBurghclereという血統で、ドイツでG1を勝っている。
Burghclereは目立った競走成績を残していないが、そのまた母のHighclereはヨーロッパのクラシックホース。
Highclereはヨーロッパの重賞勝ち馬を複数輩出し、その内の一頭・Height of Fashionは、母となって、イギリス二冠馬Nashwanなどを産んだ。
これがディープのファミリーラインである。
ここで、ディープの兄弟姉妹にも焦点を当てよう。
サラブレッドにおいて兄弟姉妹という話をした場合、「同じ母馬から生まれた子ども達」を意味する。
つまり、「同じ父馬から生まれた子ども達は兄弟姉妹とはみなさない」ということであり、サラブレッドの近親関係は全て母系が基準となっている。
ディープインパクトの母・ウインドインハーヘアはディープ以外にも、重賞を勝った兄・ブラックタイドや、スプリントで連勝街道を突き進んだ姉・レディブロンドなどを産んだ。
また、ディープの姉・レディブロンドからは、スペシャルウィークとの間にG1帝王賞を制したゴルトブリッツが生まれている。
重要なのは、父馬・母馬ともに、強い子どもを生み出すことが大切である点は同じだが、その直系の後継者として残さなければならない馬は、自身と同性である必要があるということだ。
ディープの父・サンデーサイレンスは、非常に多くの名馬を輩出した大種牡馬だ。
しかし、その種牡馬としてのサンデーサイレンスの後継馬は、優れた種牡馬でなくてはならなかった。
仮にG1を何勝もする名牝を生み出そうとも、その牝馬はサンデーの後継者足り得ないのだ。
例として、エリザベス女王杯を制したサンデー産駒の牝馬・トゥザヴィクトリーを挙げよう。
トゥザヴィクトリーは繁殖入りし、キングカメハメハとの間に、重賞を複数勝っているトゥザグローリーや、今月行われる皐月賞の有力馬の一頭・トゥザワールドを産んだ。
このトゥザヴィクトリーの競走成績が優秀であったのは、サンデーの手柄だ。
しかし、更にその子ども・トゥザグローリーやトゥザワールドが優秀なのは、父であるキングカメハメハや、トゥザヴィクトリーの母系の優秀さとして語られることになる。
子孫の血統表には名が残るが、サイアーライン・ファミリーラインのいずれにおいてもサンデーが直系の先祖として語られることはないのである。
それでは、サンデーの後継者となる種牡馬の成績についてはどうだろうか。
サンデーサイレンスの最高傑作・ディープインパクトは、既にダービー馬・キズナや、三冠牝馬でこの間ドバイでもG1を勝ったジェンティルドンナ等を輩出している名種牡馬である。
また、同じくサンデー産駒のステイゴールドは三冠馬オルフェーブルやゴールドシップを輩出し、スペシャルウィークはブエナビスタやシーザリオを輩出した。
これが、サンデーの父系の血統の優秀さ、及び「サンデーサイレンス系」の繁栄を示している。
一方、ディープの母系、ウインドインハーヘアの後継馬はどうだろうか?
ウインドインハーヘアが産んだ牝馬は複数いるが、その中でこれまでに繁殖牝馬として目立った活躍をしているのはレディブロンドだ。
先述したように、レディブロンドはスペシャルウィークとの配合でG1馬を産んでいる。
残念ながらレディブロンドは既に亡くなっているが、存命の娘にはシンボリクリスエスやアグネスタキオンとの間にできた産駒がいるようだ。
彼女たちには、ウインドインハーヘアの母系を伝えていくという重要な役割が課せられている。
競馬は血統のロマンだ。
一頭の馬の現役生活は通常3年程度と短い。
しかし、その馬が引退し、繁殖に入ると、数年後にはその仔が。
更に数年後には孫が活躍する姿を見ることができる。
競馬以外にも、野球で長嶋茂雄の息子・一茂がプロになったり、もしくは政治家が世襲をしたり。
一族の話は物語になることが多い。
競馬はそのスパンが非常に短いため、競馬=血統の物語として大変に面白いのだ。
ここでもうひとつ、血統ロマンの話として一頭の牝馬の名前を挙げたい。
ハープスター。
来週の桜花賞の大本命であり、とてつもない素質を秘めていると目される怪物だ。
このハープスター、祖母の名前をベガと言う。
牝馬クラシックで桜花賞とオークスを制した名牝である。
史上二頭目となる牝馬三冠のかかったエリザベス女王杯では、残念ながら3着に破れ、偉業の達成はならなかった。
しかし、このエリザベス女王杯の勝ち馬が、奇しくも同じ由来(こと座の一等星)で命名されたホクトベガ(後のダートの女王)であったため、「ベガはベガでもホクトベガ」という実況は伝説となった。
ベガは引退後、繁殖牝馬となり、2年連続でサンデーサイレンスと交配した。
その初年度産駒として生まれたアドマイヤベガは、牡馬クラシックの主役として日本ダービーを制した。
二番目の産駒、アドマイヤボスも重賞を勝っている。
更にティンバーカントリーとの間に生まれた三番仔のアドマイヤドンは朝日FSでG1を初制覇後、ダートに転向して通算でG1を7つ制した。
このように名繁殖牝馬であったベガだったが、残念ながら5頭の産駒を残して早逝してしまった。
うち4頭は牡馬であり、母系としての後継馬はファルブラヴ産駒のヒストリックスター1頭しか残すことができなかった。
ただ一頭しか後継者がいない。
これはベガの母系が断絶する可能性が危ぶまれる状況であった。
ヒストリックスターから優秀な馬が生まれるかわからない。
仮に優秀な繁殖牝馬だったとしても、後継馬を産む前に早死してしまうかもしれない。
しかし、そんな状況下で誕生したのが、ハープスターである。
祖母と同じ、こと座の星の名が付けられたハープスターは、異次元の末脚で新潟2歳Sを圧勝。
続く阪神JFこそ前を捕らえ損ねて2着に敗れたものの、前走チューリップ賞は大外を追い込んで危なげなく楽勝。
来週の桜花賞、続くオークスを制することになれば、世界最高峰のレース・凱旋門賞制覇も夢ではないはずだ。
そして、いずれはハープスターも母となり、その優秀な母系を脈々と伝えていくのだ。
さて。
競馬の話はここまでにして、天皇家の皇位継承に話を戻そう。
天皇の皇位継承者は、サラブレッドで言うところのサイアーライン・男系である。
歴史上、全ての天皇はこのサイアーライン(便宜上これを 神武系 と呼ぶ)を継ぐ者が即位してきた。
このサイアーラインこそが天皇であり、憲法に従って天皇=日本国の象徴であるならば、神武系
=日本国であると言っても過言ではない。
ここで、仮に愛子内親王が天皇になった場合を考えてみよう。
下図に愛子内親王の血統を示した。
愛子内親王の父は今上天皇の息子である徳仁親王であるため、神武系のサイアーラインの直系である。
そのため、愛子内親王が皇位を継承したとしても問題はない。
問題があるのは、愛子内親王の子どもが皇位を継承するケースである。
仮に、愛子内親王が木村という家の男を婿にとり、その木村某との間に生まれた子を天皇にするとしよう。
その子ども・女系天皇の血統を下図に示した。
この場合、女系天皇のサイアーラインは神武系ではなく、木村系となる。
一方、ファミリーライン・女系はどうだろうか?
愛子内親王の母・雅子殿下は小和田家の生まれである。
雅子殿下の母・優美子さんはチッソ元会長・江頭豊の娘だ。
さらに優美子さんの母・寿々子さんは、海軍大将山屋他人の娘。
つまり、愛子内親王の子どもは、サイアーライン・ファミリーラインともに、神武系の天皇家とは血統上関わりがないということになる。
皇位継承を男系に限定していることを、女性差別だと勘違いしている人がいる。
それは違うと説明しても、認めようとしない人がいる。
残念ながら、男系のみに限定された皇位継承は、本当に女性差別ではないのだ。
ただ、初代から天皇は男系が継承してきたから(初期の段階で男系の継承としたことに対して、女性蔑視が無かったとは断言できないが)、今更変えようがないというだけの話なのである。
天皇家に限らず、一族・氏(うじ)は血統に基づいている。
共通の祖先を持っているからこそ、同じ氏であり、天皇家なのだ。
それを無視して、女系天皇などを容認しようというのは、天皇家の存続という目的を重視するあまり、前提である血統を蔑ろにする愚策である。
女系天皇など、絶対に認めてはいけないと断じよう。
幸い、悠仁親王がお生まれになったおかげで、当面の皇位継承問題は据え置きとなった。
しかし、もしも今後、後継者がいなくなるような事態になったとするならば。
まずは、旧宮家から神武系の人間を候補にするべきだろう。
それもうまくいかなければ、天皇制を廃止し、日本国はその歴史に幕を下ろせばいい。
天皇家は日本国と切り離せない、固有にして最大の文化だが、盛者必衰・諸行無常、何物もいずれは失われる。
かつて天皇制が存在した元日本国は、その歴史を伝えつつ、大きくは変わることのない新しい国として再スタートするだろう。
小林よしのり「愛子さまがしゃべったと驚くネトウヨの無知」――愛子さま、学習院女子中等科に入学ニュースを受けて。
http://netouyonews.net/archives/8319677.html
この機会に皇位継承問題についてまとめてみる。
そもそも天皇家とは、現在の奈良県橿原で即位したとされる初代の天皇・神武天皇の一族である。
さらに神武天皇の男系(父親の父親の父親・・・)を辿ると、日本神話の最高神・天照大御神の息子神・アメノオシホミミに行き着く。
神武天皇の存在自体は、フィクションである可能性が高い。
実在したとされる最古の天皇は10代目の崇神天皇であり、神武天皇と崇神天皇は共にハツクニシラススメラミコト(「初めて天下を治めた天皇」の意)という同じ別名を有していることから、同一人物とする見方もある。
なお、日本が建国された年は、神武天皇の実在が怪しいためはっきりとしていない。
しかし、最低でも崇神天皇の在位期間である3世紀~4世紀頃には天皇家、及び日本国が存在していたことになる。
これは、天皇家=現存する最古の皇族家であり、日本国=現存する世界最古の国家であることを意味している。
さて。
崇神天皇以降(神話的には神武天皇やアメノオシホミミ以降)、天皇はその男系の子孫が代々、万世一系に即位してきた。
ここで問題になるのが、「男系」という言葉の意味だ。
何度説明されても理解してくれない人(例:田○陽子さん)がいるが、男系=男子ではない。
現に、推古天皇や持統天皇など、歴史上6人の女性が天皇に即位している。
よって、男系が継承する=女性は天皇になれない、というわけではない。
天皇になれないのは、女性天皇の子どもである。
何故、女性天皇の子どもは皇位継承権がないのか?
これは、競馬で話をするとわかりやすい。
競馬は何よりも馬の血統を重視する。
世界中の全てのサラブレッドは、その祖先を辿れば必ず三大始祖(ダーレーアラビアン・バイアリーターク・ゴドルフィンアラビアン)に行き着く。
ある馬の血統の記録がどこかで途切れていれば、その馬はサラブレッドとして認められない。
サラブレッドの血統は、大きく2種類に分けられる。
父系(牡系)であるサイアーラインと、母系(牝系)であるファミリーラインだ。
サイアーラインは、その馬の父馬の父馬の父馬…を辿る血統であり、
ファミリーラインは、その馬の母馬の母馬の母馬…を辿る血統である。
例として、三冠馬ディープインパクトの血統を挙げよう。
ディープインパクトの父は、アメリカのダートで大活躍し、後に日本へ輸入された大種牡馬サンデーサイレンスである。
更にサンデーサイレンスの父は、アメリカでリーディングサイアー(一年間で産駒が最も良い成績を残した種牡馬)にもなった大種牡馬ヘイロー。
更に更にヘイローの父は、アメリカと日本を中心に一大系統を築き上げたヘイルトゥリーズンである。
ヘイルトゥリーズンの産駒にはヘイローの他にロベルト等がおり、ロベルトの息子ブライアンズタイムは日本で種牡馬となって、三冠馬ナリタブライアンなどを輩出した。
こうした一大系統を築くようになると、その種牡馬の名前をとって父系を「~系」と呼ぶ。
つまり、日本やアメリカでは、ヘイルトゥリーズン系という大きな父系の血族が繁栄していて、ヘイルトゥリーズン系は更にヘイロー系やロベルト系の血族に分化していくというわけだ。
なお、ヘイルトゥリーズンの始祖はダーレーアラビアンである。
次に、ディープインパクトの母系を辿る。
ディープインパクトの母は、アイルランドで生産されたウインドインハーヘアだ。
ウインドインハーヘアは、父がAlzao、母がBurghclereという血統で、ドイツでG1を勝っている。
Burghclereは目立った競走成績を残していないが、そのまた母のHighclereはヨーロッパのクラシックホース。
Highclereはヨーロッパの重賞勝ち馬を複数輩出し、その内の一頭・Height of Fashionは、母となって、イギリス二冠馬Nashwanなどを産んだ。
これがディープのファミリーラインである。
ここで、ディープの兄弟姉妹にも焦点を当てよう。
サラブレッドにおいて兄弟姉妹という話をした場合、「同じ母馬から生まれた子ども達」を意味する。
つまり、「同じ父馬から生まれた子ども達は兄弟姉妹とはみなさない」ということであり、サラブレッドの近親関係は全て母系が基準となっている。
ディープインパクトの母・ウインドインハーヘアはディープ以外にも、重賞を勝った兄・ブラックタイドや、スプリントで連勝街道を突き進んだ姉・レディブロンドなどを産んだ。
また、ディープの姉・レディブロンドからは、スペシャルウィークとの間にG1帝王賞を制したゴルトブリッツが生まれている。
重要なのは、父馬・母馬ともに、強い子どもを生み出すことが大切である点は同じだが、その直系の後継者として残さなければならない馬は、自身と同性である必要があるということだ。
ディープの父・サンデーサイレンスは、非常に多くの名馬を輩出した大種牡馬だ。
しかし、その種牡馬としてのサンデーサイレンスの後継馬は、優れた種牡馬でなくてはならなかった。
仮にG1を何勝もする名牝を生み出そうとも、その牝馬はサンデーの後継者足り得ないのだ。
例として、エリザベス女王杯を制したサンデー産駒の牝馬・トゥザヴィクトリーを挙げよう。
トゥザヴィクトリーは繁殖入りし、キングカメハメハとの間に、重賞を複数勝っているトゥザグローリーや、今月行われる皐月賞の有力馬の一頭・トゥザワールドを産んだ。
このトゥザヴィクトリーの競走成績が優秀であったのは、サンデーの手柄だ。
しかし、更にその子ども・トゥザグローリーやトゥザワールドが優秀なのは、父であるキングカメハメハや、トゥザヴィクトリーの母系の優秀さとして語られることになる。
子孫の血統表には名が残るが、サイアーライン・ファミリーラインのいずれにおいてもサンデーが直系の先祖として語られることはないのである。
それでは、サンデーの後継者となる種牡馬の成績についてはどうだろうか。
サンデーサイレンスの最高傑作・ディープインパクトは、既にダービー馬・キズナや、三冠牝馬でこの間ドバイでもG1を勝ったジェンティルドンナ等を輩出している名種牡馬である。
また、同じくサンデー産駒のステイゴールドは三冠馬オルフェーブルやゴールドシップを輩出し、スペシャルウィークはブエナビスタやシーザリオを輩出した。
これが、サンデーの父系の血統の優秀さ、及び「サンデーサイレンス系」の繁栄を示している。
一方、ディープの母系、ウインドインハーヘアの後継馬はどうだろうか?
ウインドインハーヘアが産んだ牝馬は複数いるが、その中でこれまでに繁殖牝馬として目立った活躍をしているのはレディブロンドだ。
先述したように、レディブロンドはスペシャルウィークとの配合でG1馬を産んでいる。
残念ながらレディブロンドは既に亡くなっているが、存命の娘にはシンボリクリスエスやアグネスタキオンとの間にできた産駒がいるようだ。
彼女たちには、ウインドインハーヘアの母系を伝えていくという重要な役割が課せられている。
競馬は血統のロマンだ。
一頭の馬の現役生活は通常3年程度と短い。
しかし、その馬が引退し、繁殖に入ると、数年後にはその仔が。
更に数年後には孫が活躍する姿を見ることができる。
競馬以外にも、野球で長嶋茂雄の息子・一茂がプロになったり、もしくは政治家が世襲をしたり。
一族の話は物語になることが多い。
競馬はそのスパンが非常に短いため、競馬=血統の物語として大変に面白いのだ。
ここでもうひとつ、血統ロマンの話として一頭の牝馬の名前を挙げたい。
ハープスター。
来週の桜花賞の大本命であり、とてつもない素質を秘めていると目される怪物だ。
このハープスター、祖母の名前をベガと言う。
牝馬クラシックで桜花賞とオークスを制した名牝である。
史上二頭目となる牝馬三冠のかかったエリザベス女王杯では、残念ながら3着に破れ、偉業の達成はならなかった。
しかし、このエリザベス女王杯の勝ち馬が、奇しくも同じ由来(こと座の一等星)で命名されたホクトベガ(後のダートの女王)であったため、「ベガはベガでもホクトベガ」という実況は伝説となった。
ベガは引退後、繁殖牝馬となり、2年連続でサンデーサイレンスと交配した。
その初年度産駒として生まれたアドマイヤベガは、牡馬クラシックの主役として日本ダービーを制した。
二番目の産駒、アドマイヤボスも重賞を勝っている。
更にティンバーカントリーとの間に生まれた三番仔のアドマイヤドンは朝日FSでG1を初制覇後、ダートに転向して通算でG1を7つ制した。
このように名繁殖牝馬であったベガだったが、残念ながら5頭の産駒を残して早逝してしまった。
うち4頭は牡馬であり、母系としての後継馬はファルブラヴ産駒のヒストリックスター1頭しか残すことができなかった。
ただ一頭しか後継者がいない。
これはベガの母系が断絶する可能性が危ぶまれる状況であった。
ヒストリックスターから優秀な馬が生まれるかわからない。
仮に優秀な繁殖牝馬だったとしても、後継馬を産む前に早死してしまうかもしれない。
しかし、そんな状況下で誕生したのが、ハープスターである。
祖母と同じ、こと座の星の名が付けられたハープスターは、異次元の末脚で新潟2歳Sを圧勝。
続く阪神JFこそ前を捕らえ損ねて2着に敗れたものの、前走チューリップ賞は大外を追い込んで危なげなく楽勝。
来週の桜花賞、続くオークスを制することになれば、世界最高峰のレース・凱旋門賞制覇も夢ではないはずだ。
そして、いずれはハープスターも母となり、その優秀な母系を脈々と伝えていくのだ。
さて。
競馬の話はここまでにして、天皇家の皇位継承に話を戻そう。
天皇の皇位継承者は、サラブレッドで言うところのサイアーライン・男系である。
歴史上、全ての天皇はこのサイアーライン(便宜上これを 神武系 と呼ぶ)を継ぐ者が即位してきた。
このサイアーラインこそが天皇であり、憲法に従って天皇=日本国の象徴であるならば、神武系
=日本国であると言っても過言ではない。
ここで、仮に愛子内親王が天皇になった場合を考えてみよう。
下図に愛子内親王の血統を示した。
愛子内親王の父は今上天皇の息子である徳仁親王であるため、神武系のサイアーラインの直系である。
そのため、愛子内親王が皇位を継承したとしても問題はない。
問題があるのは、愛子内親王の子どもが皇位を継承するケースである。
仮に、愛子内親王が木村という家の男を婿にとり、その木村某との間に生まれた子を天皇にするとしよう。
その子ども・女系天皇の血統を下図に示した。
この場合、女系天皇のサイアーラインは神武系ではなく、木村系となる。
一方、ファミリーライン・女系はどうだろうか?
愛子内親王の母・雅子殿下は小和田家の生まれである。
雅子殿下の母・優美子さんはチッソ元会長・江頭豊の娘だ。
さらに優美子さんの母・寿々子さんは、海軍大将山屋他人の娘。
つまり、愛子内親王の子どもは、サイアーライン・ファミリーラインともに、神武系の天皇家とは血統上関わりがないということになる。
皇位継承を男系に限定していることを、女性差別だと勘違いしている人がいる。
それは違うと説明しても、認めようとしない人がいる。
残念ながら、男系のみに限定された皇位継承は、本当に女性差別ではないのだ。
ただ、初代から天皇は男系が継承してきたから(初期の段階で男系の継承としたことに対して、女性蔑視が無かったとは断言できないが)、今更変えようがないというだけの話なのである。
天皇家に限らず、一族・氏(うじ)は血統に基づいている。
共通の祖先を持っているからこそ、同じ氏であり、天皇家なのだ。
それを無視して、女系天皇などを容認しようというのは、天皇家の存続という目的を重視するあまり、前提である血統を蔑ろにする愚策である。
女系天皇など、絶対に認めてはいけないと断じよう。
幸い、悠仁親王がお生まれになったおかげで、当面の皇位継承問題は据え置きとなった。
しかし、もしも今後、後継者がいなくなるような事態になったとするならば。
まずは、旧宮家から神武系の人間を候補にするべきだろう。
それもうまくいかなければ、天皇制を廃止し、日本国はその歴史に幕を下ろせばいい。
天皇家は日本国と切り離せない、固有にして最大の文化だが、盛者必衰・諸行無常、何物もいずれは失われる。
かつて天皇制が存在した元日本国は、その歴史を伝えつつ、大きくは変わることのない新しい国として再スタートするだろう。
2014年2月20日木曜日
ソチ五輪関連:竹田氏の発言、そもそも日本を代表するということについて
ソチ五輪開幕から間もなくして、竹田恒泰氏の発言が物議を醸した。
「選手を送り出すのに国費を使っているのだから、負けてへらへらしてんな」
凡そこのような内容だった。
賛否両論(主に批判)あったようだが、私はある程度同感だった。
竹田氏がどのような意図でこのコメントしたのかは置いておいて、私はこの発言を聞いた時、私自身が常々感じていた、日本人スポーツ選手への不満を想起させられたのだ。
それは、日本人は「国を背負う」ということに対して鈍感なところがあるというものだ。
「期待に応えられるよう頑張りたい」だとか。
「先人への感謝の気持を込めて」といった発言がよく見られることから、
私が選手に抱いていて欲しいと願う感覚を、全く理解していないということはないと思うのだが。
やはり、少しズレている。
オリンピックやサッカーのワールドカップなどは、一種の戦争のようなものだと思う。
勝ったからといって領土だの金だの権利だのが得られるわけではなく。
負けたからといって、何かを奪われるわけではない。
ただし、その戦いには、国の威信・プライドが賭けられている。
その戦争のために国民の代表として選ばれるのが、各種目の選手たちだ。
これは、日本国憲法で定められた天皇の立場と似ているのではないだろうか。
天皇は、日本国と日本国民の象徴である。
故に、某国の前大統領のように天皇陛下を侮辱した発言は、日本全ての侮辱であると同義であった。
そして日本代表のスポーツ選手。
これも天皇と同じことだ。
各種目において国を背負い、代表として戦う彼らは、その種目における日本の象徴的存在なのだ。
こういったこと言われると、重いと感じる選手が多いだろう(特に日本人には)。
「自分はその競技が好きだからやってるだけだ」
「国は国、個人は個人。日本代表だろうと、自分は自分」
「勝手に期待して勝手に失望しないでくれ」
勿論、どういう気持ちで競技に挑もうが、それは選手の自由だろう。
期待がプレッシャーにしかならないのであれば、無視したって構わない。
国を背負うという意識が低いのが国民性だと言ってしまえば、それまでの話と言えなくもない。
しかし、問題はもっと根本的なところにあると私は考える。
日本人が国を背負えないのは、遺伝に基づく先天的特性ではなく、学習に基づく後天的特性ではないかと考えているからだ。
要は、愛国心教育が足りないのである。
足りないというか、そもそも無いというか、むしろ自虐的なのだ。
私は韓国が大嫌いだが、ひとつだけ彼らが羨ましいと思うところがある。
それは、彼らは愛国心に満ちているという点だ。
韓国のレベルまでいくと過剰だし、正確には母国を愛しているのではなく日本が嫌いなだけかもしれないが…。
ともかく、サッカーや野球における韓国代表は、日本を相手にすると異様に強いのだ。
どちらの競技にしても、日本代表のレベルは韓国のそれを上回っている。
だが、日韓戦となると、なかなか勝てない。見てるこっちも勝てる気がしない。
韓国は日韓戦となるだけで、通常の数割増しの力を発揮してくるのだ。
何故このような事態になるのか?
簡単だ、モチベーションの違いである。
韓国は、選手もサポーターも「日本だけには負けられない!」という強すぎる気持ちで向かってくる。
対する日本はどうか?
日韓戦と聞いてもメディアが多少“ライバル”と煽るだけで、良くて「隣にあるというだけで、他の国と変わらない」、最悪「互いを高め合う好敵手」という意識を持っている、持たされている。
日本が韓国に「無関心or友好的」に挑むのに対して、韓国は「憎悪と敵愾心」で向かってくる。
勝てないのも道理というものだ。
別に韓国を見習って、反韓教育を行えだとか、「我が国万歳(ウリナラマンセー)」を叫ばせろとは言わない。
しかし、せめてもう少し、日本を代表する者として、誇りを持てるようにして欲しい。
国民の期待を重りではなく、モチベーションに変えられるようになって欲しい。
その辺は安倍ちゃんの道徳教育の改訂にかかっていると思うので、頑張って欲しい。
そんなわけで。
恐らく竹田さんはこういうことが言いたかったんじゃないのかな?と思って書いてみたわけだけれど。
実際のところはわかりません。
それに竹田さんへの批判にあったような、「日本はスポーツ支援に大して金出してない!」というのも事実ではあるのだろうし。
基本的に日本人は、大学出てサラリーマンになるのが普通だから…。
スポーツするより、車や家電作るのがメインだから…。
イチかバチかの夢よりも堅実な道を行くのが国民性だから…。
だから予算が割けないのもしょうがないというのもわかり、しかしオリンピックでメダル取ると嬉しいから頑張って欲しいという想いもあり…。
なかなか難しいジレンマである。
だからこそ、そんな中でも頑張ってメダルを取ることは嬉しいし、誇らしい。
羽生選手が表彰台の真ん中で、しっかり国歌歌ってる姿は本当に素晴らしかった。
「おめでとう」
「お疲れ様」
「感動をありがとう」
頑張って良い成績を残してきた選手に掛ける言葉は数あれど。
私は何より、こう思う。
「日本にメダルをもたらしてくれて、ありがとう」
「選手を送り出すのに国費を使っているのだから、負けてへらへらしてんな」
凡そこのような内容だった。
賛否両論(主に批判)あったようだが、私はある程度同感だった。
竹田氏がどのような意図でこのコメントしたのかは置いておいて、私はこの発言を聞いた時、私自身が常々感じていた、日本人スポーツ選手への不満を想起させられたのだ。
それは、日本人は「国を背負う」ということに対して鈍感なところがあるというものだ。
「期待に応えられるよう頑張りたい」だとか。
「先人への感謝の気持を込めて」といった発言がよく見られることから、
私が選手に抱いていて欲しいと願う感覚を、全く理解していないということはないと思うのだが。
やはり、少しズレている。
オリンピックやサッカーのワールドカップなどは、一種の戦争のようなものだと思う。
勝ったからといって領土だの金だの権利だのが得られるわけではなく。
負けたからといって、何かを奪われるわけではない。
ただし、その戦いには、国の威信・プライドが賭けられている。
その戦争のために国民の代表として選ばれるのが、各種目の選手たちだ。
これは、日本国憲法で定められた天皇の立場と似ているのではないだろうか。
天皇は、日本国と日本国民の象徴である。
故に、某国の前大統領のように天皇陛下を侮辱した発言は、日本全ての侮辱であると同義であった。
そして日本代表のスポーツ選手。
これも天皇と同じことだ。
各種目において国を背負い、代表として戦う彼らは、その種目における日本の象徴的存在なのだ。
こういったこと言われると、重いと感じる選手が多いだろう(特に日本人には)。
「自分はその競技が好きだからやってるだけだ」
「国は国、個人は個人。日本代表だろうと、自分は自分」
「勝手に期待して勝手に失望しないでくれ」
勿論、どういう気持ちで競技に挑もうが、それは選手の自由だろう。
期待がプレッシャーにしかならないのであれば、無視したって構わない。
国を背負うという意識が低いのが国民性だと言ってしまえば、それまでの話と言えなくもない。
しかし、問題はもっと根本的なところにあると私は考える。
日本人が国を背負えないのは、遺伝に基づく先天的特性ではなく、学習に基づく後天的特性ではないかと考えているからだ。
要は、愛国心教育が足りないのである。
足りないというか、そもそも無いというか、むしろ自虐的なのだ。
私は韓国が大嫌いだが、ひとつだけ彼らが羨ましいと思うところがある。
それは、彼らは愛国心に満ちているという点だ。
韓国のレベルまでいくと過剰だし、正確には母国を愛しているのではなく日本が嫌いなだけかもしれないが…。
ともかく、サッカーや野球における韓国代表は、日本を相手にすると異様に強いのだ。
どちらの競技にしても、日本代表のレベルは韓国のそれを上回っている。
だが、日韓戦となると、なかなか勝てない。見てるこっちも勝てる気がしない。
韓国は日韓戦となるだけで、通常の数割増しの力を発揮してくるのだ。
何故このような事態になるのか?
簡単だ、モチベーションの違いである。
韓国は、選手もサポーターも「日本だけには負けられない!」という強すぎる気持ちで向かってくる。
対する日本はどうか?
日韓戦と聞いてもメディアが多少“ライバル”と煽るだけで、良くて「隣にあるというだけで、他の国と変わらない」、最悪「互いを高め合う好敵手」という意識を持っている、持たされている。
日本が韓国に「無関心or友好的」に挑むのに対して、韓国は「憎悪と敵愾心」で向かってくる。
勝てないのも道理というものだ。
別に韓国を見習って、反韓教育を行えだとか、「我が国万歳(ウリナラマンセー)」を叫ばせろとは言わない。
しかし、せめてもう少し、日本を代表する者として、誇りを持てるようにして欲しい。
国民の期待を重りではなく、モチベーションに変えられるようになって欲しい。
その辺は安倍ちゃんの道徳教育の改訂にかかっていると思うので、頑張って欲しい。
そんなわけで。
恐らく竹田さんはこういうことが言いたかったんじゃないのかな?と思って書いてみたわけだけれど。
実際のところはわかりません。
それに竹田さんへの批判にあったような、「日本はスポーツ支援に大して金出してない!」というのも事実ではあるのだろうし。
基本的に日本人は、大学出てサラリーマンになるのが普通だから…。
スポーツするより、車や家電作るのがメインだから…。
イチかバチかの夢よりも堅実な道を行くのが国民性だから…。
だから予算が割けないのもしょうがないというのもわかり、しかしオリンピックでメダル取ると嬉しいから頑張って欲しいという想いもあり…。
なかなか難しいジレンマである。
だからこそ、そんな中でも頑張ってメダルを取ることは嬉しいし、誇らしい。
羽生選手が表彰台の真ん中で、しっかり国歌歌ってる姿は本当に素晴らしかった。
「おめでとう」
「お疲れ様」
「感動をありがとう」
頑張って良い成績を残してきた選手に掛ける言葉は数あれど。
私は何より、こう思う。
「日本にメダルをもたらしてくれて、ありがとう」
2014年2月7日金曜日
佐村河内事件におけるマスコミの責任
全聾の作曲家・佐村河内守氏は自身で作曲をしておらず、新垣隆氏がゴーストライターを務めていたことが明らかになった。
また、16万枚ほどを売り上げたという『HIROSHIMA』は、はじめ『現代典礼』というタイトルで創作されたことも明かされた。
「典礼」はキリスト教の儀式を指す言葉なので、原爆など一切関係ない宗教音楽だったということだろう。
「被爆二世だという佐村河内氏」が「原爆」をテーマに作曲した楽曲である、という付加価値は非常に大きいものだったはずだ。
新垣氏による『HIROSHIMA』がいかに優れた楽曲であったとしても、付加価値を失った評価は急落を避けられない。
最大の問題点は、新垣氏が会見で明かした「佐村河内氏は全聾ではない」という証言だ。
録音した曲を佐村河内氏が耳で聴いてチェックしていたという。
これが事実であれば、佐村河内氏は相当に悪質な詐欺師であると言わざるをえない。
今回、新垣氏は「共犯者としての謝罪」という形で会見を行った。
この際、同様に共犯者として扱われるべき存在がいる。
佐村河内氏の特集番組を制作・放送したマスコミだ。
彼の特集は、wikiによれば『NHKスペシャル』、『金スマ』、『めざましテレビ』で放送されたという。
この内、『NHKスペシャル』、『金スマ』を私は昨日・今日で視聴した。
『金スマ』に関しては、おそらく取材回数自体が少なかったのだろう。
主に自伝の再現VTRと、SMAP稲垣の直接取材という構成だった。
その中には、稲垣が佐村河内氏の背後から、「(これが)HIROSHIMA(の楽譜)ですか?」と話しかけ、一切稲垣の口も手話も見ず、「そうですね」と返答しているシーンが映っている。
返答の後で手話を見ていたが、十中八九聞こえていたのだろう。
しかし、取材の少なさから、彼のトリックを見抜くことができなかったとしても不思議ではない。
問題はNHKだ。
NHKは複数回に渡り、密着した取材を行っている。
作曲の瞬間は「神聖なものだから」という理由で取材拒否をされたとのことで、これについては芸術家特有の拘り、気難しさとして納得できる。
故に、NHKが謝罪した「ゴーストライターを見抜けなかった」ことについては問題ないと考える。
しかし、全聾であるという嘘くらいには気付いて然るべきではなかったのか。
取材に同行した手話通訳者を用意したのが佐村河内氏側だったのかNHK側だったのかは不明だが、仮に後者だった場合、手話通訳者は違和感を覚えなかったのか。
もし、NHKが彼の嘘に気付きつつ見逃していたとすれば、NHKも立派な共犯者だ。
逆に、こんなことにすら全く気付けなかったのだとすれば、NHKの取材能力を疑わずにいられない。
公平だの中立だのを謳うNHKだが、案外、彼らも演出に気を使う。
私が大学生だった時分、ゼミの教授がNHKの番組に特集される機会があった。
その際、「研究してる画が欲しいから、暇なゼミ生は集まって欲しい」と前もって教授から言われていた(これがNHKからの要請なのか、教授の考えだったのかは知らない)。
私は集まらなかったが、後日、放送された番組を見た。
冒頭、いかにも「我々のゼミではこんな実験をしています!」という実験場面の画から放送が始まっていたが、実態とはかなり異なる。
まず、そのゼミでは、各々研究テーマが全く異なるため、「ゼミとしての研究」といったものはない。
週イチで行われるゼミでは、各々の研究テーマについて、調べてきたことや研究の進捗状況などをプレゼンするだけのもの。
それ以外に、実験等でゼミ生同士が集まる機会は一切ない。
また、冒頭の実験場面(教授が実験者となり、ゼミ生が被験者となっていた)で道具が用いられたが、これは教授自身が行う最近の実験では使われないものだった。
多忙で実験機会自体が少なくなっている教授だが、実験の際には外部の研究施設にて、もっと大掛かりな装置を利用しているとのことだった。
結局は、インパクト重視な演出だったのだ。
「いかにも!」な画が欲しかったのだろう。
そのために実態とズレた行動を出演者に求める。
民放ほどにヤラセがなくクリーンなイメージがあるかもしれないNHKだが。
所詮、NHKも同じ穴の狢に過ぎないのだ。
また、16万枚ほどを売り上げたという『HIROSHIMA』は、はじめ『現代典礼』というタイトルで創作されたことも明かされた。
「典礼」はキリスト教の儀式を指す言葉なので、原爆など一切関係ない宗教音楽だったということだろう。
「被爆二世だという佐村河内氏」が「原爆」をテーマに作曲した楽曲である、という付加価値は非常に大きいものだったはずだ。
新垣氏による『HIROSHIMA』がいかに優れた楽曲であったとしても、付加価値を失った評価は急落を避けられない。
最大の問題点は、新垣氏が会見で明かした「佐村河内氏は全聾ではない」という証言だ。
録音した曲を佐村河内氏が耳で聴いてチェックしていたという。
これが事実であれば、佐村河内氏は相当に悪質な詐欺師であると言わざるをえない。
今回、新垣氏は「共犯者としての謝罪」という形で会見を行った。
この際、同様に共犯者として扱われるべき存在がいる。
佐村河内氏の特集番組を制作・放送したマスコミだ。
彼の特集は、wikiによれば『NHKスペシャル』、『金スマ』、『めざましテレビ』で放送されたという。
この内、『NHKスペシャル』、『金スマ』を私は昨日・今日で視聴した。
『金スマ』に関しては、おそらく取材回数自体が少なかったのだろう。
主に自伝の再現VTRと、SMAP稲垣の直接取材という構成だった。
その中には、稲垣が佐村河内氏の背後から、「(これが)HIROSHIMA(の楽譜)ですか?」と話しかけ、一切稲垣の口も手話も見ず、「そうですね」と返答しているシーンが映っている。
返答の後で手話を見ていたが、十中八九聞こえていたのだろう。
しかし、取材の少なさから、彼のトリックを見抜くことができなかったとしても不思議ではない。
問題はNHKだ。
NHKは複数回に渡り、密着した取材を行っている。
作曲の瞬間は「神聖なものだから」という理由で取材拒否をされたとのことで、これについては芸術家特有の拘り、気難しさとして納得できる。
故に、NHKが謝罪した「ゴーストライターを見抜けなかった」ことについては問題ないと考える。
しかし、全聾であるという嘘くらいには気付いて然るべきではなかったのか。
取材に同行した手話通訳者を用意したのが佐村河内氏側だったのかNHK側だったのかは不明だが、仮に後者だった場合、手話通訳者は違和感を覚えなかったのか。
もし、NHKが彼の嘘に気付きつつ見逃していたとすれば、NHKも立派な共犯者だ。
逆に、こんなことにすら全く気付けなかったのだとすれば、NHKの取材能力を疑わずにいられない。
公平だの中立だのを謳うNHKだが、案外、彼らも演出に気を使う。
私が大学生だった時分、ゼミの教授がNHKの番組に特集される機会があった。
その際、「研究してる画が欲しいから、暇なゼミ生は集まって欲しい」と前もって教授から言われていた(これがNHKからの要請なのか、教授の考えだったのかは知らない)。
私は集まらなかったが、後日、放送された番組を見た。
冒頭、いかにも「我々のゼミではこんな実験をしています!」という実験場面の画から放送が始まっていたが、実態とはかなり異なる。
まず、そのゼミでは、各々研究テーマが全く異なるため、「ゼミとしての研究」といったものはない。
週イチで行われるゼミでは、各々の研究テーマについて、調べてきたことや研究の進捗状況などをプレゼンするだけのもの。
それ以外に、実験等でゼミ生同士が集まる機会は一切ない。
また、冒頭の実験場面(教授が実験者となり、ゼミ生が被験者となっていた)で道具が用いられたが、これは教授自身が行う最近の実験では使われないものだった。
多忙で実験機会自体が少なくなっている教授だが、実験の際には外部の研究施設にて、もっと大掛かりな装置を利用しているとのことだった。
結局は、インパクト重視な演出だったのだ。
「いかにも!」な画が欲しかったのだろう。
そのために実態とズレた行動を出演者に求める。
民放ほどにヤラセがなくクリーンなイメージがあるかもしれないNHKだが。
所詮、NHKも同じ穴の狢に過ぎないのだ。
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