2014年1月29日水曜日

ファミマがフォアグラ弁当販売中止

 > ファミリーマートは24日、28日に予定していた「ファミマプレミアム黒毛和牛入り ハンバーグ弁当~フォアグラパテ添え」の発売を取りやめると発表した。 フォアグラについて消費者から「残酷な食べ物だ」と指摘があったという。

 > フォアグラは、ガチョウやカモなどに大量の餌を食べさせ脂肪肝の状態にした肝臓で、 フランス料理などに使われる食材。

 > ファミマは「一般的に受け入れられている食材と認識して発売を決めていた。不快に思われた方には申し訳ない」(広報担当者)としている。
 > http://www.47news.jp/smp/CN/201401/CN2014012401001950.html

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1786019.html


「文化にケチつけんな」
一言で言えばこれだけの話なのだが。

フォアグラの材料となるガチョウやアヒルは、その飼育過程で身動きできない環境下に置かれ、人の手で無理矢理に餌を流し込まれる。
これを残酷として、動物愛護団体などが抗議。
カリフォルニア州等では販売が禁止されている。

残酷といえば、日本でもケネディ大使がイルカ漁を批難。
日本のネット上でも、韓国の犬鍋(傷めつけてから殺した肉が美味いのだとか)などを中傷している。

「余所は余所、うちはうち」でいいんだから、一々難癖つけたり、避難されて過剰反応したりすることも本来ないと思うのだが。
未だに西洋は自己中心的文化観を持っているというか、自分たちに理解できないものは野蛮だと拒絶し、バッシングしているように感じられる。
それに対して、「西洋に倣え」を明治から続けている日本人にも呆れ果てたものではある。


さて。
では、食のための残酷行為は果たしてどれだけ問題なのだろうか?

フォアグラの飼育過程の残酷さは、確かに否定出来ない。
しかし、ならば他の家畜は問題ないのだろうか?
結局は人間の食用としてこの世に生を受け、飼育され、屠殺されるのが定めだ。
結果が変わらない以上、その過程がどうであろうと、容認するのも拒絶するのも人間のエゴに過ぎない。

畜産でなくても、例えば漁業。
生きて泳いでる魚をとるのは残酷ではないのか?
人間に食べられるために生まれてきた家畜より、生存するために生まれてきた野生生物を殺す方が、私には残酷に思える。

結局は、生存競争だ。
人間は下手に、圧倒的に地球を征服してしまったせいで、他の動物の保護にやっきになりがちだと感じられてならない。
人間としての主観を離れ、自然界を客観的に見渡した時。
そこに見えてくるのは、ヒトという種が食物連鎖の最上位にあるというただの構図だけだ。
残るのは人間が他の生物に勝ち得た、生殺与奪の権利。
その行使は人間の意思に委ねられている。

今回の問題は、その人間の意思が個々人、社会や文化によって異なるという点だ。
つまり、エゴとエゴの対決である。
どちらが正しいということもなく、どちらが間違っているということもない。

ただ、私見で一言申すのであれば。
いちいち揉めるな。
嫌なら食うな。食ってるやつを見るな。
自分たちの権利なんかを侵害されない限り、余所の文化にケチなどつけない方がいいということである。

 ――と、私自身も「動物愛護団体によるクレーム」という文化にケチをつけているというのが、今回のオチでした。

NHK籾井新会長への失望

NHKの新会長に就任した籾井氏が、以下のように発言


 > ――慰安婦を巡る問題については。

 > 戦時中だからいいとか悪いとかいうつもりは毛頭無いが、この問題はどこの国にもあったこと。

 > ――戦争していた国すべてに、慰安婦がいたということか。

 > 韓国だけにあったと思っているのか。戦争地域にはどこでもあったと思っている。ドイツやフランスにはなかったと言えるのか。ヨーロッパはどこでもあった。なぜオランダには今も飾り窓があるのか。

 > ――証拠があっての発言か。

 > 慰安婦そのものは、今のモラルでは悪い。だが、従軍慰安婦はそのときの現実としてあったこと。会長の職はさておき、韓国は日本だけが強制連行をしたみたいなことを言うからややこしい。お金をよこせ、補償しろと言っているわけだが、日韓条約ですべて解決していることをなぜ蒸し返すのか。おかしい。

http://www.huffingtonpost.jp/2014/01/25/nhk-confort-women_n_4665033.html


これを聞いた時の私は「よく言った!」と感心した。

NHKと言えば、公平・中立の立場を取る公共報道機関である。
しかし、最近ではその中立性が全く見られない
顕著だったのは、自民党が強行採決した特定秘密保護法案の一件。
NHKは反対する市民団体の抗議の様子、野党の抵抗を熱心に報じ、それに共感(おそらく流されているだけだろうが)した市民の声を積極的に報じた。
NHKが特定秘密保護法案に対して、反対の立場をとっていたことは明白である。
――何歩か譲って、NHKと言えども、一法案に対してマスコミが賛成・反対の立場を取ることは許容範囲内であるかもしれない。
しかし、反対意見を煽る過程で、自民党(安倍政権)の強硬姿勢を批難するような報道の仕方は、自民党に対するネガティヴキャンペーンとして映った。
これは、中立性を明らかに欠いた報道であったと言えよう。
(なお、この時の問題に関して中立的だったと評価できる番組は、私の見ていた限りミヤネ屋だけだった)


今やNHKは、フジテレビと並ぶ売国テレビ局となっている。
だからこそ、籾井新会長の発言は大いに歓迎できるものだった。
彼の手腕で、NHKは中国や韓国の魔の手から逃れられるかもしれない。
日本人のための、真の公平・中立な報道機関として再生されるかもしれない。

しかし、残念ながら前途は多難だ。
安倍首相は「コメントは差し控える」といった表現だったが、事実上の容認。
橋下大阪市長は同意見であるため賛意を表した。
一方、民主党やマスコミといったサヨクは一斉に批難の声を上げた。
発言から二日、籾井氏は発言を「不適当だった」と撤回した。


今回の突っ込みどころは2点。

① 発言内容

従軍慰安婦は、強制連行が行われた証拠がない。
他の国もやっている(朝鮮戦争やベトナム戦争で韓国もやっている)。
日韓併合時の問題は、条約で完全かつ最終的に解決済み。
――以上のことから、本来「従軍慰安婦問題」など存在すらしていない

あえて問題とするなら、
日本人の詐欺師がありもしない慰安婦強制連行を吹聴したこと。
朝日新聞等、売国奴が乗っかったこと。
韓国が反日政策に利用したこと。
宮沢内閣・河野談話で、根拠なく慰安婦強制連行を認めてしまったこと。
既成事実となった従軍慰安婦を韓国が外交カードに利用していること。
――これが、真の「従軍慰安婦問題」である。

今回の籾井氏の発言は、前者の「虚実としての従軍慰安婦問題」を否定しただけだ。
これは国際的認知度はさておき、既に国内ではほとんどの人が知っているのではないか(…まだ知らない人も多いのかなぁ?)
つまり、決着済みの問題を改めて発言しただけなので、問題視される道理はない。


② 公共報道機関としてのNHKのあり方

NHKの利益の9割以上は受信料である。
政府から独立した機関として存在し、国民から資金を巻き上げるお金を出してもらうことで、公平・中立な番組作りをしていこうというのが、彼らの存在意義である(少なくとも表向きには)
現実には、全く中立になれていないというのは前述の通りだが。

まず、国民から受信料を強制徴収しておきながら、海外にも発信しているという点がタチが悪い。
所詮、サービス業といえばサービス業なので、お客様(視聴者)の顔色を窺ってしまうことは避けられない。
その結果だろうか、はたまた良からぬ関係でもあるのだろうか?
NHKは常に中国や韓国に“配慮”をする。
犬HKと揶揄される所以である。
日本人から受信料を巻き上げ、敵性国家に尻尾を振るとは何事か。
日本人の金で流す放送は、日本人のための放送であって然るべきである。

また、この受信料が強制徴収であるという点。
受信できる機械(TV・ワンセグ)を保持している限り、必ず支払わなければならないという問題だ。
民放であれば、どれだけ売国しようが偏向しようが、自由といえば自由である。
「嫌なら見るな」の論理に従い、「嫌だから見なければいい」のだ。
視聴率が下がればスポンサーも離れ、やがて放送ができなくなる。
あとは倒産するか、方針転換するかの選択だ。
しかし、NHKは違う。
強制徴収の受信料で成り立っている彼らは、どれだけ偏向しようが売国しようが、日本の法と国民の財産によって、存在を守られているだ。
全くもって、腹が立って仕方がない。

籾井で改革できなければ、NHKはもう駄目だろう。
国営放送として政府が税金で運営するか、もしくは受信料の義務化を解除するしかない。
どちらでもいいから早く売国NHKはいなくなって欲しいものだ。


 犬、あっちいけ

2014年1月17日金曜日

小泉劇場第二幕か?~東京都知事選挙~

ろくな候補がいません。
東国原さんでもいいから出て下さい。


間近に迫った都知事選。
現状、知事の座を争うのは3名。

連立内閣で自民党を下野させた元首相・細川氏
大臣経験者・舛添氏
元航空幕僚長・田母神氏


一歩リードしていると思われるのは細川氏。
バックに政治ニュースの視聴率男・小泉氏がついているのは大きい。
マスゴミも高視聴率が狙える点、及び細川氏の政治思想への共感(あるいは利害の一致)があってか、3大候補者の中でもトップで紹介している。

こういったやり方は、政治関心の薄い有権者を強く惹きつける。
目立つから。
目立つだけで。
小泉劇場や民主党へ政権交代した時と同じ構図が描かれるのではないかと危惧される。

そんな細川氏の公約は「即・原発ゼロ」だ。
小泉氏に言わせれば「東京が原発なしでやるという姿を見せれば、必ず日本を変えることができる」らしい。

しかし、本当にできるのか?

実施こそされなかったものの、昨夏も計画停電のスケジュールが発表された。
太陽光や風力といった自然エネルギーは、現状、原発で得られる電力には程遠い。
結局、火力発電が中心となるわけだが、燃料は国内で入手することはできないため、足元を見られながら中東等から輸入している。
もし何かあって、「ハル・ノート」を再び突きつけられるような事態になれば、日本は干上がってしまうだろう。

「原発ゼロ」を訴える人は、福一の事故以来大きく増えた。
しかし、「原発ゼロ」で日本の電力・経済を支えられる根拠を明確に提示できた人を私は知らない。
今回の小泉氏も、現状では「(もしも)東京が成功すれば」と仮定の話を述べただけだ。
本当に「原発ゼロ」が可能ならば、一部の原発利権者の抵抗はあるだろうがそれを押しのけ、とっくに脱原発がなされているのではないか。
しかし現実には、「脱原発」は意見の一つに過ぎず、実行されるとはとても思えない。
それ程に、現代日本に強く根付いてしまっている難しい問題だと言えるだろう。
口で理想を言うだけならば簡単だ。
しかし、現実にするのは難しいということは、先の民主党政権で国民は皆、身を持って知ったはずだ。
日本人は具体案のない「トラスト・ミー」には懲り懲りなのである。

さて、小泉氏の「トラスト・ミー」は信じられるのだろうか?

一見無理に思えることでも、強いリーダーシップに導かれれば、案外困難な壁は打倒できたりするものだと思う。
そして、強いリーダーシップと言えば、近年の政治家における代表格が小泉氏だ。
だから、そこまで「即・原発ゼロ」を言うなら、小泉氏本人が出馬すればいい。
それを何故、細川氏を前に出し、自分は客寄せパンダに徹しようというのか?
自民党、あるいは息子である進次郎氏への配慮?
単に自信がないからではないのか?
政界から引退した者がご立派に理想論を語っても、鳩山同様に滑稽なだけだ。

細川都知事誕生には、ご遠慮申し上げたい。
陶芸家を持ち出すくらいなら、発明家のドクター中松氏でも大差なかろう。



では、他の候補者はどうだろうか。

かつて大臣を経験し、政治家としての経験・能力に最も秀でているであろう人物が舛添氏だ。
都民が小泉劇場を嫌えば、自民党の推薦も得ている彼が当選する可能性も高い。

しかしこの男、朝鮮飲みをしている…。

朝鮮飲みとは、目上の人への配慮として、コップの飲み口を手で覆い隠すという朝鮮の作法である。
民主党政権の3総理はいずれもこの作法を行っていた。
中でも野田氏は、韓国民団に対し、選挙応援のお礼をしている。
どんな応援があり、どんなお返しをしたのかはさて置くが、外国人が選挙に影響を及ぼすことは日本国民の主権を侵害される恐れがあるため、大きな問題なのである。

舛添は大丈夫なのか?
現在、在日疑惑やら、姉が生活保護やらという話が出ているが、それらもさて置き。
しかし、少なくとも朝鮮飲みをしているという時点で、朝鮮に対して何がしかの配慮を必要とする立場にいるのだろうと推測される。
であれば、彼が知事になった時に何が起こるだろうか?

最も憂慮すべきは、平昌オリンピックへの協力である。

2018年、韓国の平昌にて冬季オリンピックが開催されることが決定している。
しかし、この平昌、何と積雪が少ないらしい。
道路の整備も進んでおらず、開催が危ぶまれているとのこと。
この現状に、2020年の夏季オリンピック開催地が東京に決まったことを受け、日韓が協力して準備しようという話が一部で出ている。

 お ・ こ ・ と ・ わ ・ り

である。
東京五輪は韓国からの協力なんぞ必要ないし、韓国への協力は金を毟られるだけだ。
しかし、いつまでも日中韓を一括りにしておきたい、一括りでないといけないと思い込んでいる者も多い。
中国・韓国はもう無視しても構わないんだという「脱東亜論」、日本の新たなグローバリズムの浸透をより早く進める必要性を感じるところだ。

舛添氏は、その障害になりかねない。
本当にそうと断言できるわけではないが、リスクがあることは確かだ。
よって、舛添氏もナシ。



最後に、田母神氏。

彼の場合、政治家としての経験がないことと、失言で自滅しそうなところが大きな難点か。
加えて、他の二人よりも「東京五輪の顔」からかけ離れすぎている感がある。
しかし、元空幕長という経歴は、東京が抱える大災害への不安という面に対しては、期待できる対応能力が抜きん出ている。
マスコミが取り上げることは少ないが、ネット上ではそれなりに支持者もいる。
他の候補者が自滅した時には面白いかもしれない、競馬に例えれば穴人気しそうな人物だ。




以上が、現在までの有力候補である。
やはり、役者が不足していると感じられる。
公示までは残り少ないが、最後まで新たな大物の登場に期待したい。